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クローズアップ現代が特集!賃上げ交渉で給料は上がるのか!?

クローズアップ現代で特集した賃上げ交渉をまとめてみました。

満額回答が相次ぐ異例の賃上げムードで、東京商工リサーチ調べでは賃上げ実施予定の大企業は85.5%です。

クローズアップ現代が、賃上げ交渉の現場に密着しました。

異例の賃上げムード 私たちの給料は?

UAゼンセン事務所から中継しました。

流通や小売などの回答が集まる事務所では、各企業の賃上げ額が次々と書き込まれていきます。

今年の特徴は、自動車や機械などの大手製造業を中心に、組合が要求した通りに回答すると言う満額回答が相次いでいることです。

苦悩する中小企業 賃上げ交渉の舞台裏

2月、北海道の中小企業で賃上げを求める組合側と経営側との話し合いが始まりました。

求めたのは賃金を6%上げる月額1万3700円で、過去最高の要求でした。

正社員150人の中堅の運送会社の社長の見延さんは、厳しい経営状況に苦しんでいました。

経費の中でも大きな割合を占める燃料が1割上値上がりました。

タイヤや塗料も値上がりし、経営を圧迫しています。

価格転嫁を考えていますが、簡単ではありません。

取引先に値上げを交渉しましたが、厳しい返事が返ってきていました。

賃上げをしない約6割の企業が、取引先との関係から十分に価格転嫁できていないと答えています。

社員たちの生活を、物価高が直撃していました。

営業係長の柴田さんは、月給約30万円です。

労働組合の委員長も務める柴田さんはこの日、社員たちの生活がどれだけ苦しいか聞き取りをしていました。

求めることにしたのは、基本給を引き上げるベースアップです。

3月第1回の交渉、経営側の回答はベースアップ無しと言う厳しいものでした。

柴田さんは、

「今会社では人手不足が深刻だ」

として人材確保を訴えました。

交渉は翌週に持ち越しとなりました。

柴田さんは勤続32年、会社の厳しい状況も分かっています。

社長の見延さんはベースアップは基本給だけでなく、退職金にも関わってきて経営にとって大きな負担となりかねないため悩んでいました。

第2回の交渉、会社はこの10年に1度しかなかったベースアップを提示しました。

見延さんは今後見込まれる利益の一部を使い、さらなる賃上げを決断しました。

全体で約4%の賃上げで合意しました。

異例の賃上げムード 転換点にできるか

今年は、約30年ぶりに賃上げ率が3%を超えるかと言うのが注目されています。

物価上昇分を反映した実質賃金は、今年1月マイナス4.1%でした。

8年ぶりに政労使会議が先程まで行われたていました。

非正規労働者の賃金は、正社員と比べて約7割です。

異例の賃上げムード 非正規雇用に波及

長野県にあるホテルでは、非正規従業員の時給を去年平均8%アップしました。

賃上げの背景には、人手不足がありました。

客足が戻ってきたサービス業では、人材の奪い合いで働き手が不足しています。

そのため、付加価値を生み出すことに力を入れました。

今ブームのサウナやリモートワークできる環境の整備などで、給料アップの原資を確保しました。

住み込みの人には食費と寮費を無料にし、モチベーションアップを図りました。

非正規従業員の待遇を改善する企業は増えていて、大手小売ではグループで働く非正規社員40万人の時給を7%アップする方針を発表しました。

一方で賃上げは一部にとどまっているとして、非正規春闘が始まりました。

個人でも加入できる労働組合16団体が共に闘う取り組みです。

これまで組合に加入していない非正規従業員は、個人で企業と交渉するしかありませんでした。

今年は約300人が団結して企業に申し入れます。

コールセンターの契約社員の女性は、毎月の手取りは19万円前後です。

上司に賃上げを交渉しましたが、立場が悪くなることを考えて強く交渉することはできませんでした。

今年は非正規春闘に参加することで、会社側に主張できるようになりました。

専門家のアドバイスで要求書を作成し、時給10%アップを目指します。

非正規春闘について、首藤若菜さんは、

「これまで組織されてこなかった人たちが自ら声をあげて賃上げ交渉をすることは大きな意義があると思う、これをきっかけに組織を広げていくことが賃上げを実現する糧になるのではないか」

と話しました。

UAゼンセン事務所から中継しました。

会長の松浦昭彦さんは今年の春闘について、

「これまでのところ正社員の賃上げも従来にない高額の妥結となっているが、パートや契約社員の時給引き上げは7%前後になっていて格差の是正は進みそうだ」

と話しました。

首藤若菜さんは、

「春闘は物価高の中で賃上げをしなければならないと言うこと。日本社会は人件費を抑えることが長く続いてきたが、今後は賃金を上げながらも企業が稼いでいけるために労使が知恵を絞るようにしなければならない」

と話しました。

Twitterでのクローズアップ現代が特集した賃上げ交渉への反応

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