車中泊の旅で威力を発揮してくれる道路地図帳。
目的地が定まっていないときでも、ドライブルートの全体をつかみやすいので、あるとやっぱり便利です。
想像を膨らませて、道路地図からいろんな情報を読み取るのもおもしろいですね。
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目次
道路地図帳の種類と特徴
掲載範囲で大きく分けてみると、全国版、関東、関西、東北などの広域版、都道府県別版と3種類あります。
たいていの道路地図帳は、その利便性を考えて目次を兼ねた全域図や広域図が掲載されていて、その次にメインとなる地図や地図帳によっては詳細図のページがあります。
主に都市部や主要観光地などを載せています。
全域図や広域図で出発地と目的地の位置関係やルートに見安をつけて、目的地周辺での詳細な地図で道などを確認します。
全国版
縮尺は20万分の1程度です。
出発地から目的地までのルートがつかみやすいです。
全国を網羅しているので、長距離のドライブでも使用可能ですね。
都市部や主要観光地の詳細な場所を知りたいときは不向きです。
広域版
縮尺は10万分の1程度です。
出発地から目的地までのルートは比較的わかりやすいです。
長距離ドライブにもある程度対応できます。
都市部や主要観光地の詳細な場所を知るには全国版同様に不向きです。
都道府県版
北海道などの一部を除いて、縮尺は3万分の1程度です。
出発地から目的地までのルートはわかりにくいけど、細かい道や物件場所などの情報量が多く、道路の曲がり具合や勾配などもよくわかります。
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道路地図の見方の基本
道路地図帳は基本的に北が上、南が下で掲載されています。
縮尺は10万分の1が1㎝=1㎞です。
それを基準に距離を考えるとわかりやすいです。
20万分の1なら1㎝=0.5㎞、3万分の1なら1㎝=1.3㎞となります。
ほとんどの道路地図帳には桝目がありますから、桝目を地点間の距離を計るのに利用することで、地点間の概算距離が簡単に割り出せます。
道路地図帳は、単にルートを見る物だけのものではないんです。
道路の幅、見どころ、沿道の様子、標高や道路の勾配、地点間の距離、冬期通行止め、一方通行や右折左折禁止などのさまざまな情報を教えてくれます。
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渋滞個所も教えてくれる道路地図帳
高速道路の場合、道路地図帳の赤地に白抜き地名など見どころマークが周辺に多いときは、その最寄りインター周辺が渋滞しやすいということです。
ですから、一つ手前のインターを利用するなどの対策が立てやすくなります。
車が集中してしまう終点のインターも同じことが言えます。
一般道の場合であれば、橋の周辺に迂回できる橋が無い、その上その橋が主要道で、橋の前後には、交差する道が何本もある場合、多少遠回りになっても、橋の前後に交差する道が少ない橋に迂回することで激しい渋滞に巻き込まれる可能性が低くなります。
近くに有料道路や高速道路がある場合は、そっちのほうが圧倒的に流れがいい可能性が高くなります。
想像を働かすことで、道路地図帳からも渋滞個所が見えてくるものです。
渋滞に遭遇してしまった場合、後でその周辺の地図から原因を探っていくと、さらに予想の当たる確率が高くなっていきます。
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道路地図帳を使いやすくするコツとポイント
道路地図帳のネック。
それは、至極当然のことですが、走るごとにページが変わっていくということです。
特に縮尺が1万分の1程度の地図だと、順調に走れば走るほど次々とページが変わっていきます。
ページをめくると、自分の位置が判らなくなってしまったり、道を間違える原因になります。
走るページごとに付箋紙をつける
走るルートがあらかた決まっているのであれば、走る見開きページごとに、1から順に番号を書いた付箋紙を重ならないように貼っておきます。
番号は付箋紙の上に書いて、道路地図帳を閉じても見えるようにしておきます。
道の端に目印をつける
ページをめくった後、どの道路につながったのか一瞬迷うことがあります。
それを解決するには、道路の終わり部分と次の始まり部分に、同じ印をつけておくといいです。
番号でも、目立つ同じ色の丸でも、自分のわかりやすい印をつけておきます。
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