今日のあさイチの特集は、秋の害虫対策でした。
虫の鳴き声は、秋の風物詩です。
でも、人間が触れるとアレルギーの原因になる害虫も多いです。
目次
アレルギー性鼻炎を引き起こすチリダニの対処法
寝具の布団などにすみつくダニのうち、チリダニは、夏に増えて秋にフンや死骸が飛び散りアレルギー性鼻炎を引き起こします。
水で洗い流せますから、丸洗いできる布団や毛布は、シーズン前に、洗濯機で洗うとダニを9割程度まで除去できます。
ネットに包み、洗剤は、中綿を傷めないおしゃれ着用を使いましょう。
布団の丸洗いについては、ネットに入れるときには、丸めず蛇腹状にたたみます。
使い始め以外にも、汚れが気になった時やアレルギー性鼻炎の症状が出ている人は、2週間に1度程度洗うと良いです。
ツメダニの対処法
皮膚をかむツメダニは、エサとなるツメダニを洗濯で除いたり、洗濯後、高温の乾燥機にかけるなどの方法で除くことができます。
衣類に潜む秋の虫であるイガの対処法
衣類について繁殖するイガは、成虫の撒き散らすたんぱく質成分がアレルギー症状と関係しています。
アレルギーを持っている人の3人に1人は、イガによるものだそうです。
一度着た衣服を、そのままクローゼットにしまわず必ず洗ったり、密閉袋と脱酸素剤を用いるなどの方法で予防できます。
使い始めに、虫を除く方法もあります。
長期間しまっておいた衣服は、着る前にアイロンをかけると予防できます。
アイロンがけは、ウールやカシミヤの虫食いの予防にもなりますが、材質によっては、使えないため衣服の表示に注意してください。
クローゼット用防虫剤も有効ですが、必要な量は、クローゼットの大きさで決まるため、服が少ないからと減らさないようにしましょう。
食品に潜む秋の虫であるメイガの対処法
同じガの仲間のメイガは、小麦粉などの粉ものにすみつく虫で、開封した食品は、必ず密封することが重要です。
またメイガなどの虫がついた食物は、傷み始めているので処分しましょう。
命を脅かすことももあるマダニの対処法
マダニは、感染症の日本紅斑熱、SFTSなどと関係している害虫です。
アウトドア慣れしていない人が、感染対策をしないまま野外のレジャーに出かけて刺されるケースが増えています。
対策は、帰宅後にシャワーを浴びることで、人間の肌に貼り付いてもかみつくまでの数時間の間であれば洗い流せます。
マダニの感染症
マダニの感染症について、ソロキャンプの流行などで、感染者や死者が増加しています。
長袖・長ズボンを履く・虫除けスプレーを用いるなどが有効です。
ダニが刺している間は、肌に貼り付いて離れなくなり、新しいほくろができたと見間違うこともあります。
貼り付いて取れないときは、無理にはがそうとせず、皮膚科を受診してください。
秋が一番どう猛なスズメバチの対処法
スズメバチは、秋に巣の中で女王蜂が育ち、仲間のハチの攻撃性が高まります。
巣ができると、1か月から2か月で大きく育ち、専門家でないと駆除できなくなります。
今年は、屋外の人通りが少なくなったため、民家や建物に、大きな巣を作る例が増えています。
スズメバチの巣の代表的な発生場所として、雨戸の戸袋や自転車のカバーの中に巣ができることもあります。
小さいものであれば、巣の中で女王蜂が寝静まった夜間に殺虫スプレーをかけて駆除することができます。
巣作りの時期の初夏に、定期的に殺虫スプレーをかけておくのも効果的です。
巣を駆除する時には、黒い服、香水やヘアスプレーをつけているとハチが攻撃してくるので注意してください。
大きな巣は、自治体や駆除業者に連絡して駆除してもらいましょう。
スズメバチ駆除装置の作り方
大型ペットボトルを使った、スズメバチが入ってくると逃げられなくなる装置の作り方です。
- 市販の乳酸菌飲料を1.5倍に薄め、つぶしたぶどうを混ぜてハチをおびき寄せる発酵臭の出る液体を作ります。
- 側面に、ハチの出られないかえしのついた穴、上部に熱を逃がす小さな穴を開け、ボトルの口にひもをつけてつるします。
林の中に、1週間仕掛けると30匹近くのハチがとれたそうです。
スズメバチ駆除装置作成のポイント
- 乳酸菌飲料は、薄めて使う有名な白い乳酸菌飲料の原液を用います。
- 側面の穴は、1辺6センチ程度をあけて内側に折り込むとかえしになります。
- 設置は、子どもの手の届かない・直射日光の当たらないところを選びましょう。
- 捨てるときは、側面の穴をふさいで直射日光に数日おくと中のハチが死滅します。
毛に触れると強いかゆみが出るチャドクガの対処法
チャドクガは、毛にも毒があり、触れるだけでかぶれ、最悪アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
チャドクガを駆除するときは、長袖、長靴、長ズボン、キッチン用のゴム手袋の上に軍手をつけ、つばの広い帽子をかぶりましょう。
直接殺虫剤をまくと落ちてくる可能性がありますから、枝から切り落とします。
袋の中に殺虫剤を充満させます。
チャドクガの幼虫がいた場所には、毛が残っているのでキレイに落とします。
チャドクガの駆除の落とし穴には、
- 卵や抜け殻の毛に注意
- バケツや壁にいるかも
- 木の近くには干さない
など気をつけてください。
椿や山茶花の木のそばには、干さないことがオススメです。
チャドクガ触れてしまった場合の対処法
もし触れてしまった場合は、患部に噛むテープを当てて毛を取り、水で洗い流します。
クサイ匂いのカメムシの対処法
カメムシの対処法です。
ホームセンターなどで購入できる網目5mm以下の園芸用ネットで洗濯物を包みます。
ネットにカメムシが止まっていたら、対カメムシペットボトルキャッチャーで捕まえます。
カメムシは、隙間から家に侵入することもあるため、マスクとメガネを着用してピレスロイド系の殺虫剤を窓の周りに吹きかけましょう。
カメムシは、比較的明るい色や温かいもの好む性質があり、洗濯物は絶好のターゲットとなります。
カメムシの臭いニオイは、警報フェロモンで、あまりの臭さで自分自身が死んでしまうこともあるそうです。
お子さんがいるお宅では、瞬間冷凍殺虫剤がオススメです。
カメムシに有効なピレスロイド系は、魚毒性があるので、魚を飼っている部屋では使ってはいけません。