自宅の固定電話は本当に必要なのでしょうか?
固定電話のおすすめのプランや料金、メリット・デメリットを徹底解説します。
固定電話を維持するか、無くすか、悩んでいる方は必見です。
目次
自宅の固定電話の現状と利用者の傾向
自宅の固定電話は、かつては家庭に欠かせないものでしたが、近年ではスマートフォンやインターネット電話の普及により、利用者が減少しています。
総務省の統計によると、2022年3月末時点での固定電話の加入回線数は約2,900万回線で、ピーク時の2004年3月末時点の約5,400万回線から半減しています。
一方で、自宅の固定電話を利用している人のうち、約8割が「固定電話を無くすつもりはない」と回答しています。
固定電話を利用している理由としては、
「家族や親戚との連絡に便利だから」
「緊急時や災害時に必要だから」
「インターネット回線とセットになっているから」
などが挙げられます。
このように、自宅の固定電話は利用者が減っているものの、まだまだ必要とする人も多いのです。
しかし、固定電話にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
固定電話のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
自宅の固定電話のメリットとデメリット
自宅の固定電話には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 家族や親戚との連絡に便利
- 緊急時や災害時に安心
- 通話品質が高い
- インターネット回線とセットでお得
家族や親戚との連絡に便利
自宅の固定電話は、家族や親戚との連絡に便利です。
特に、高齢の親や祖父母との連絡には、固定電話が一番です。
スマートフォンやインターネット電話に慣れていない人にとっては、固定電話の方が操作が簡単で、聞き取りやすいからです。
また、固定電話は家族共有できるので、誰が出ても話せるという利点もあります。
緊急時や災害時に安心
自宅の固定電話は、緊急時や災害時に安心です。
スマートフォンやインターネット電話は、電波や電源がないと使えませんが、固定電話は電話線で通信するので、停電や通信障害に強いです。
また、固定電話は番号から住所が特定できるので、救急や消防などに連絡するときにも便利です。
通話品質が高い
自宅の固定電話は、通話品質が高いです。
スマートフォンやインターネット電話は、電波や回線の状況によって、音声が途切れたり、ノイズが入ったりすることがありますが、固定電話は安定した音声で通話できます。
特に、長時間の通話やビジネスの通話には、固定電話の方が快適です。
インターネット回線とセットでお得
自宅の固定電話は、インターネット回線とセットでお得です。
多くのインターネットプロバイダーは、固定電話とインターネット回線をセットにしたプランを提供しています。
このようなプランを利用すると、固定電話とインターネット回線の料金が割引されたり、通話料が無料になったりすることがあります。
また、固定電話とインターネット回線を同じプロバイダーで契約すると、サポートや手続きがスムーズになるというメリットもあります。
デメリット
- 料金が高い
- 迷惑電話がかかってくる
- 移動しながら通話できない
- 固定電話機が必要
料金が高い
自宅の固定電話の最大のデメリットは、料金が高いというのは、固定電話の基本料金と通話料金のことです。
基本料金は、電話回線の種類やプランによって異なりますが、一般的には月額1,000円~3,000円程度かかります。
通話料金は、通話相手の電話番号や通話時間によって変わりますが、一般的には固定電話同士の通話は10秒あたり8.8円、携帯電話やIP電話への通話は10秒あたり16.5円です。
これらの料金は、スマートフォンやインターネット電話に比べて高いと感じる人も多いでしょう。
迷惑電話がかかってくる
自宅の固定電話のもう一つのデメリットは、迷惑電話がかかってくることです。
固定電話は番号が公開されていることが多いので、営業や勧誘、詐欺などの迷惑電話のターゲットになりやすいです。
特に、高齢者や一人暮らしの人は、迷惑電話によってトラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
迷惑電話を防ぐには、ナンバーディスプレイや着信拒否などの機能を利用するか、迷惑電話対策サービスに加入する必要がありますが、これらも費用がかかります。
移動しながら通話できない
自宅の固定電話のさらにもう一つのデメリットは、移動しながら通話できないことです。
固定電話は、電話線につながっているので、通話中に自由に動くことができません。
特に、コードレス電話でない場合は、電話機の近くにいなければなりません。
スマートフォンやインターネット電話は、無線で通信するので、通話中に家の中や外に出ても問題ありません。
通話の自由度は、固定電話よりもスマートフォンやインターネット電話の方が高いです。
固定電話機が必要
自宅の固定電話の最後のデメリットは、固定電話機が必要なことです。
固定電話を利用するには、電話線に接続された固定電話機が必要です。
固定電話機は、スマートフォンやインターネット電話に比べて、大きくて重くて場所を取ります。
また、固定電話機は、故障や故意の破損などのリスクもあります。
固定電話機を購入するには、数千円から数万円の費用がかかります。
固定電話機は、固定電話の利用に必須なものですが、その分、コストや手間もかかります。
自宅の固定電話をおすすめするプランと料金
自宅の固定電話のメリットとデメリットを見てきましたが、固定電話を利用するかどうかは、個人のニーズや状況によって異なります。
固定電話を利用する場合は、どのようなプランや料金がおすすめなのでしょうか?
ここでは、自宅の固定電話をおすすめするプランと料金について紹介します。
NTTの固定電話
自宅の固定電話といえば、まず思い浮かぶのがNTTの固定電話です。
NTTの固定電話は、日本全国で利用できる安定したサービスです。
NTTの固定電話には、以下のようなプランがあります。
- フレッツ光ネクスト ファミリー・ライトプラン
- フレッツ光ネクスト ファミリー・スマートプラン
- フレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードプラン
- フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガプラン
これらのプランは、固定電話とインターネット回線をセットにしたプランで、月額料金は以下のようになります。
プラン名 | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
フレッツ光ネクスト ファミリー・ライトプラン | 5,500円 | 10秒あたり8.8円(固定電話同士) 10秒あたり16.5円(携帯電話やIP電話へ) |
フレッツ光ネクスト ファミリー・スマートプラン | 6,000円 | 10秒あたり8.8円(固定電話同士) 10秒あたり16.5円(携帯電話やIP電話へ) |
フレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードプラン | 6,500円 | 10秒あたり8.8円(固定電話同士) 10秒あたり16.5円(携帯電話やIP電話へ) |
フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガプラン | 7,000円 | 10秒あたり8.8円(固定電話同士) 10秒あたり16.5円(携帯電話やIP電話へ) |
これらのプランの違いは、インターネット回線の速度と容量です。
ライトプランは、最大100Mbpsで月間30GBまで、スマートプランは、最大200Mbpsで月間60GBまで、ハイスピードプランは、最大500Mbpsで月間100GBまで、ギガプランは、最大1Gbpsで月間200GBまで利用できます。
インターネットの利用頻度や目的に応じて、適切なプランを選ぶことができます。
NTTの固定電話のメリットは、安定したサービスと豊富なオプションです。
NTTの固定電話は、日本全国で利用できるので、どこに住んでいても問題ありません。
また、ナンバーディスプレイや着信拒否、留守番電話などのオプションも充実しています。
NTTの固定電話のデメリットは、料金が高いことです。
基本料金と通話料金の他に、工事費や初期費用、契約更新料などの費用もかかります。
また、NTTの固定電話は、2年契約で自動更新されるので、解約する場合は、以下の手順でお申し込みください。
- NTT東日本またはNTT西日本の公式サイトにアクセスし、解約の予約申し込みを行います。必要な情報は、お客さま番号、電話番号、解約希望日、連絡先などです。
- 予約受付が完了すると、予約完了のメールが届きます。メールに記載された予約番号を確認してください。
- 解約のお手続き完了後は、手続き完了のお知らせメールが届きます。メールに記載された解約日と解約内容を確認してください。
- 解約日までに、固定電話機やレンタル機器などを返却する必要があります。返却方法は、メールに記載されていますので、ご確認ください。
解約の手続きには、本人確認書類や契約者の死亡証明書などのご提出が必要となる場合があります。
詳しくは、NTTの公式サイトをご覧ください。
また、解約には工事費はかかりませんが、解約金や未払いの料金などの支払いが必要となる場合があります。
ご注意ください。
IP電話
自宅の固定電話の代わりに、IP電話を利用することもできます。
IP電話とは、インターネット回線を使って音声通信を行うサービスです。
IP電話には、以下のようなプランがあります。
- 050 plus
- Skype
- LINE電話
- Google Voice
これらのプランは、インターネット回線とIP電話アプリを利用することで、固定電話や携帯電話と通話できるプランです。
月額料金は以下のようになります。
プラン名 | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
050 plus | 300円 | 10秒あたり3.3円(固定電話同士) 10秒あたり11.0円(携帯電話へ) |
Skype | 無料 | 10秒あたり2.2円(固定電話同士) 10秒あたり11.0円(携帯電話へ) |
LINE電話 | 無料 | 10秒あたり3.3円(固定電話同士) 10秒あたり16.5円(携帯電話へ) |
Google Voice | 無料 | 10秒あたり2.2円(固定電話同士) 10秒あたり11.0円(携帯電話へ) |
これらのプランの違いは、サービスの提供元と機能です。
050 plusは、NTTコミュニケーションズが提供するサービスで、050番号を取得できます。
Skypeは、マイクロソフトが提供するサービスで、ビデオ通話やチャットなどの機能があります。
LINE電話は、LINEが提供するサービスで、LINEの友だちと無料で通話できます。
Google Voiceは、Googleが提供するサービスで、Googleアカウントと連携できます。
IP電話の利用には、インターネット回線とIP電話アプリが必要です。
IP電話のメリットは、料金が安いことと移動しながら通話できることです。
IP電話は、固定電話に比べて、基本料金や通話料金が安いです。
また、IP電話は、スマートフォンやタブレットなどの端末で利用できるので、移動しながら通話できます。
IP電話のデメリットは、通話品質が低いことと電波や電源が必要なことです。
IP電話は、インターネット回線の状況によって、音声が途切れたり、ノイズが入ったりすることがあります。
また、IP電話は、電波や電源がないと使えません。
IP電話は、固定電話の代替として利用できますが、その分、品質や安定性には劣ります。
自宅の固定電話を無くすメリットとデメリット
自宅の固定電話を利用するプランと料金を見てきましたが、自宅の固定電話を無くすこともできます。
自宅の固定電話を無くすというのは、固定電話の契約を解約するということです。
自宅の固定電話を無くすメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
- 料金が節約できる
- 迷惑電話がかからなくなる
- 固定電話機が不要になる
料金が節約できる
自宅の固定電話を無くす最大のメリットは、料金が節約できることです。
固定電話の基本料金と通話料金は、毎月かかる固定費です。
これらの料金を払わなくて済むようになれば、月々の出費が減ります。
特に、固定電話をあまり使わない人や、スマートフォンやインターネット電話で十分な人にとっては、固定電話は無駄な費用と感じるかもしれません。
自宅の固定電話を無くすことで、料金を節約できます。
迷惑電話がかからなくなる
自宅の固定電話を無くすもう一つのメリットは、迷惑電話がかからなくなることです。
固定電話は、番号が公開されていることが多いので、迷惑電話のターゲットになりやすいです。
迷惑電話は、不快なだけでなく、トラブルの原因にもなります。
自宅の固定電話を無くすことで、迷惑電話から解放されます。
固定電話機が不要になる
自宅の固定電話を無くすさらにもう一つのメリットは、固定電話機が不要になることです。
固定電話機は、場所を取ったり、故障したりする可能性があります。
自宅の固定電話を無くすことで、固定電話機を処分することができます。
固定電話機を処分することで、スペースやコストを節約できます。
デメリット
- 家族や親戚との連絡が不便になる
- 緊急時や災害時に不安になる
- インターネット回線とのセット割がなくなる
家族や親戚との連絡が不便になる
自宅の固定電話を無くす最大のデメリットは、家族や親戚との連絡が不便になることです。
特に、高齢の親や祖父母との連絡には、固定電話が一番です。
スマートフォンやインターネット電話に慣れていない人にとっては、固定電話の方が操作が簡単で、音質も安定しています。
自宅の固定電話を無くすと、家族や親戚との連絡手段が限られます。
スマートフォンやインターネット電話の番号を教えたり、アプリをインストールしたりする必要があります。
また、相手の都合や環境によっては、通話ができない場合もあります。
自宅の固定電話を無くすことで、家族や親戚との連絡が不便になります。
緊急時や災害時に不安になる
自宅の固定電話を無くすもう一つのデメリットは、緊急時や災害時に不安になることです。
固定電話は、電源や電波に依存しないので、緊急時や災害時にも通話ができる可能性が高いです。
特に、110番や119番などの緊急通報には、固定電話が有効です。
自宅の固定電話を無くすと、緊急時や災害時にスマートフォンやインターネット電話に頼ることになります。
しかし、スマートフォンやインターネット電話は、電源や電波がないと使えません。
また、回線が混雑したり、通信が制限されたりすることもあります。
自宅の固定電話を無くすことで、緊急時や災害時に不安になります。
インターネット回線とのセット割がなくなる
自宅の固定電話を無くすさらにもう一つのデメリットは、インターネット回線とのセット割がなくなることです。
固定電話とインターネット回線を同じプロバイダーから契約すると、セット割という割引が適用されることがあります。
セット割は、固定電話とインターネット回線の料金を安くする効果があります。
自宅の固定電話を無くすと、セット割が適用されなくなります。
その結果、インターネット回線の料金が高くなる可能性があります。
自宅の固定電話を無くすことで、インターネット回線とのセット割がなくなります。
自宅の固定電話まとめ
自宅の固定電話を無くすメリットとデメリットについて見てきました。
自宅の固定電話を無くすメリットは、料金が節約できること、迷惑電話がかからなくなること、固定電話機が不要になることです。
自宅の固定電話を無くすデメリットは、家族や親戚との連絡が不便になること、緊急時や災害時に不安になること、インターネット回線とのセット割がなくなることです。
自宅の固定電話を無くすかどうかは、自分のライフスタイルやニーズに合わせて判断する必要があります。
Xでの自宅の固定電話への反応
自宅固定電話出たら、営業のおばちゃんに、お嬢ちゃま、お家の人いる?て言われた……お嬢ちゃまて……おめぇ……
— 名犬ポチ (@kuroinu89) February 25, 2024
自宅の固定電話、特にセールス程度しかかかてこないので外してもいいんだけど、無くなればなんか「連絡取れない」とか始まりそうだからなぁ・・・悩みどころ。
— 「みなくあさん*」@今年もご安全に (@minakuagt2) February 25, 2024
自宅の固定電話、「いえでん」って呼んでたけどこれも新潟で通じなかった。また方言なのか🤔?
— さんにゅ (@3Nyu_sannyu) February 25, 2024
自分は線抜いてます、当初は留守電にしていたけどメッセージ残さない勧誘電話しかかかって来なかったので、NTT契約してIP電話にしたので基本料もないし。
自宅の固定電話って外してる?外してない? かかってくるのはセールス電話、こちらから誰かにかけることはないし…(中国新聞デジタル)…
— 白鳳(ハクホウ) (@hakuho89) February 25, 2024
自宅固定電話つないでない
— 茨城カズ (@kazusan0233) February 24, 2024
出かけるって言ったけどあの後すぐ自宅の固定電話かかってきたせいでまだでかけられてません🫠🫠
5時までに帰ってこれるかもあやしくなってきたかもしれな、、、、🫠🫠🫠🫠— わのか️ (@wano_b_05) February 24, 2024
自宅でも携帯電話ばかり使ってると、たまにかかってくる家の固定電話でうっかり「ありがとうございます、○○食品です」と会社で電話取ってるつもりで言ってしまった💧
ああ恥ずかし・・・😱
— しまゆり (@RImetqKA6TzlGGK) February 24, 2024
警察へ遺失物の照会電話をかけたら通じず
あきらめてしばらくしたら
警察の方が自宅にきた😳
どうやら無言電話がかかっていたらしい
久しぶりに使った固定電話の機器に異常があった模様— いけよっしー (@ikeyossy) February 23, 2024
変な電話に気をつけて。
何故か家の固定電話に「あなたの携帯が使えません」てかかってきてたから慌ててよく見たら全然大丈夫だった。
携帯から自宅に電話してみた。— うさどんは能登担当 (@bunnych53866029) February 23, 2024
そういや
今日
自宅の固定電話に
あきらかに片言の中国人のBBAから電話がかかってきて
NTT西日本ですって
言ってたけど
絶対嘘だろ笑笑
話が長いから途中で無言で切って
あと留守電話にしてやったわ
もう
なんでもありなんじゃな笑笑
🥹🥹🥹
— よしょいき@ポケGO岡山の奇跡 (@yoshoikiGO) February 22, 2024
自宅の固定電話に「警察ですが、あなたの携帯電話の利用が止められます。すぐにボタン1を押してください」と電話があった。
いやいや、警察で自宅の電話番号知ってたら、名前も知ってるはずでしょう?普通はその携帯番号に電話してこない?
と相手にしなかった。携帯電話は普通に使えてるし🤣🤣🤣
— サリー (@zebra_smile) February 22, 2024