今日のゲンキの時間で特集していましたが、ALTが30を超えると危険です。
肝臓がダメージを受けると表面が凸凹し肝硬変・肝臓がんに発展します。
脂肪肝・肝硬変の原因と対策をまとめてみました。
目次
肝臓の数値ALTに注目する脂肪肝・肝硬変の原因と対策
脂質は肝脂肪のリスクになりますから、摂りすぎないよう注意が必要です。
多くの臓器は、1つの働きをすることが多いのですが、肝臓は栄養素をエネルギーに変換する他にも、アルコールの分解等500もの働きをします。
肝臓は、2/3を切除しても元の大きさに戻るのが特徴です。
しかし、その一方でなかなか症状が出にくい臓器です。
そのために沈黙の臓器と呼ばれています。
お酒・脂肪・ウイルス等で攻撃が防御を上回ってしまうと、肝硬変になってしまいます。
一度肝硬変になるとなかなか元に戻りにくくなります。
肝臓の数値ALT30を超えると脂肪肝・肝硬変に
肝臓が気になる8名の方に血液検査でALTを測定しました。
結果、4名がALTが30を超えていました。
肝機能の数値
肝機能の数値はALT・AST・γ-GTPといった3つの数値で測ります。
肝臓の細胞の中に含まれている酵素でもあるため、肝臓が壊れると酵素が血液の中に出てきます。
数値が高い場合は、肝臓が壊れていることになります。
AST
ASTは、心臓や筋肉が壊れる場合にも増えます。
γ-GTP
γ-GTPは、胆管の病気やアルコールに反応して増えます。
ALT
ALTは、肝臓が壊れた時に増える特徴があり、肝臓を判断するのに最も適している数値です。
ALTが30を超えていると脂肪肝が懸念されます。
脂肪肝
脂肪肝は、肝臓の細胞内に脂肪が溜まった状態で、この脂肪が溜まった状態が続くと肝臓が炎症を起こして細胞が壊れて繊維質となり固くなり、その結果肝硬変となります。
腹部エコー検査で脂肪肝になっているかどうかを判断し、フィブロスキャンで溜まっている脂肪の量を測定します。
肝臓の病気による硬さの違い
肝臓は、傷んでいくとだんだん硬くなっていきます。
ALTが30を超えた人たちの肝臓をどれだけ硬いか検査しました。
MRエラストグラフィで検査し、2.6kPa以下なら正常と診断されます。
5人の内4人は正常でした。
線維化が進んだステージ3
しかし、1人だけ線維化が進んでステージ3という結果になりました。
脂肪肝と診断された4人の中で脂肪量が一番少ない方でした。
脂肪肝は最初に脂肪がたくさんつき、長年続いているうちに線維化が進み、逆に脂肪が減少しましたが、悪化している状態です。
他の3人の方もまだ硬くはなっていませんが、脂肪がたっぷり溜まっているため放置すると線維化が進む可能性があります。
線維化が進んでステージ3の方は、体重は標準でお酒もほとんど飲まないそうです。
肝臓が硬くなった理由
肝臓が硬くなった理由は、非アルコール性脂肪肝炎です。
肝臓に脂肪が溜まり炎症が起きた理由
線維化が進んでステージ3の方の肝臓に脂肪が溜まり炎症が起きた理由は、若い時の体重と比べだんだん増えてきていると、その人の中では相対的には肥満状態になって脂肪が溜まりやすい状態になっているからです。
ただ、今後減量すると改善が期待できます。
- 20代の頃と比べて10kg以上増えている人
- 食べ過ぎや過度の飲酒がある人
このような方は肝臓に脂肪が溜まり硬くなっている可能性があります。
その発見に繋がるのがALTです。
ALTの数値が30を超えている方はかかりつけ医に相談をしましょう。
肝臓への効果が期待できる2つの飲み物
脂肪肝・NASHは、女性は閉経後の方に多いものです。
それは、肝臓の動きを保護する女性ホルモンが減ってしまうためです。
アルコールは男性の3分の2の量で女性の場合、肝障害が起こってしまいます。
肝臓を守るための対策は、良質なタンパク質を中心としたバランスの取れた食事が効果的です。
さらにコーヒーや緑茶が注目されています。
コーヒーは、ほとんど飲まない人に比べて、毎日飲む人は肝臓がんのリスクが半減していました。
緑茶は、カテキンが多いものを摂取すると肝機能や脂肪肝が改善します。
ただし、カフェインの過剰摂取は様々な悪影響が出る場合があるので、注意が必要です。
ポイントは第二の肝臓!ALTを改善するなら肝体操
奈良県立医科大学の赤羽先生が中心となって1年前に開発したなら肝体操は、ALTを41から13へと改善させた体操です。
脂肪肝など肝疾患の予防や改善や、肝硬変の進行を抑える効果が期待できます。
運動によって体重が減って脂肪肝が改善されるだけでなく、筋肉は第二の肝臓と呼ばれていて、肝臓に似た働きをしているため、筋肉量が増えると肝臓の負担が減り、肝機能の改善が期待できます。
なら肝体操の中でおススメの体操のやり方
なら肝体操は12の体操で構成されています。
その中でおススメの体操のやり方です。
脚の体操です。
- 椅子の背に手を置いて左脚を前・後ろ・外側・内側の順に上げて1セットです。
- 右脚も行います。
- 1日に片脚4セットずつ行います。
肝臓病が進むと転倒するリスクも高いため、大きな筋肉を鍛えるのも重要です。
TwitterでのALTが30超えは危険への反応
ALTは16だからまだ大丈夫かな。 #ゲンキの時間
— 読み助 yomisuke (@yomisuke) September 23, 2023
ゲンキの時間
肝臓の数値ALTに注目!
脂肪肝・肝硬変の原因と対策
みて勉強します!!#TBS #ゲンキの時間— BRIANMARINOS (@BRIANMARINOS) September 23, 2023