新型コロナウイルスワクチンの開発計画が進行しているようです。
来年春までには、供給が始まるワクチンが出てくるかもしれないそうです。
WHOが開発中の新型コロナウイルスワクチンのリストを公表しましたが、その数は140以上だそうあです。
ただ、実用化されたからといって、すぐに接種できるわけではないようです。
と言うのも、供給量には限りがあるわけで、政府の見込みとしては、普及するまでに供給開始後半年から1年はかかる見込みだそうです。
さらに、新型コロナウイルスワクチンが実用化されても、接種に順番が設定されるようです。
目次
新型コロナウイルスワクチンの接種順番は政府の議論で決まる
新型コロナウイルスワクチンの実用化が決まってからの接種の順番を政府が議論する方針を決めたそうです。
順番の可能性としては、社会機能の維持に関わる、社会機能の維持に必要な職種、例えば医師などや重症化リスクの高い人が優先されるようです。
新型コロナウイルスワクチンが実用されたら、誰から接種するべきか?
ワクチンへの関心は高くなっているわけで、国民が納得できる、透明性のある議論をして欲しいと思うのは、アラ還おやじだけではないはずです。
新型コロナウイルスワクチンの接種順番の議論は簡単にはいかない
新型コロナウイルスワクチンの接種順番の議論は、新設する新型コロナウイルス対策の分科会でされるようです。
その議論は、非常に難しいのではないでしょうか。
職種や重症化リスクを考慮してと言っても、現段階で、ワクチンの供給量がわかっているわけではありません。
そして、その実用化された場合のワクチンは、一人当たりの接種回数がどうなのかもわからないわけです。
その状態で、細かく順番を決めるというのは、難しいというよりもできないのではないでしょうか?
だからと言って、全く何もしないと言うのは、先へと進んでいかないわけです。
新型コロナウイルスワクチンの接種順番の議論は新型インフルエンザに対する対応を参考
政府は、新型コロナウイルスワクチンの接種順番の議論をするための参考として、新型インフルエンザに対しての対応を挙げたようです。
新型インフルエンザに対しての対応と言うのは、2009年に、ほとんどの人が免疫を持っていない新型インフルエンザの世界的流行が起こったときに、政府が専門家を交えて公開の場で行った接種の順番に関する議論のことだそうです。
この時の議論では、感染者の診療をする医療従事者、重症化リスクの高い妊婦や持病のある人、就学前の子どもなどに優先的に接種するとしたそうです。
13年に施行された新型インフルエンザ等対策特措法に設けられている特定接種と住民接種
現在の新型コロナ特措法の前身となった、13年に施行された新型インフルエンザ等対策特措法では、接種の順番を整理して設けた特定接種と住民接種という制度がありました。
特定接種とは?
特定接種というのは、社会機能の維持に必要な職種の人を優先する制度です。
医療従事者や公務員、インフラ企業の従業員を対象としています。
このとき、政府は、事業者ごとに接種する人数を集計して、18年度に561万人が登録されたそうです。
特定の職種の人に、優先的に接種するのは、これまでの働きに報いるためではなく、接種後に、引き続き第一線で働いてもらうためだそうです。
特定接種の対象者は、その期待される役割と責任を理解する必要があると、識者は指摘しているそうです。
住民接種とは?
特定接種が、進んだ後初めて住民対象の住民接種が始まるそうです。
その際の、政府の行動計画はいくつかあるようです。
重病者や死者を抑える
重病者や死者を抑えるという考え方。
この場合は、重症化の恐れがある人や高齢者から接種していくことになります。
日本の将来を考える
日本の将来を考えるという考え方。
この場合は、子どもから始まり、若い人から接種していくことになります。
最終的にはウイルスの特徴によって決められる
新型コロナウイルスワクチンの接種順番として、特定接種と住民接種という方法が採用されるかどうか、まだわかっていません。
ただ、特定の職種や重症化リスクの高い高齢者や糖尿病、呼吸器疾患と言った持病を抱えている人が優先される可能性は高いはずです。
いずれにしろ、最終的には、新型コロナウイルスの特徴が加味された接種順番に決まるのではないでしょうか。
早めに行動するには新型コロナウィルスに感染していないかと不安を抱えているより自分で調べることも必要?
まだ新型コロナウイルスワクチンが実用化されたわけではありません。
現段階では、開発が進められているという状態なわけです。
そんな中で、新型コロナウイルスへの感染という不安を抱えて過ごすよりも、自分の手で、感染していないか調べることも必要なのではないでしょうか?
一部の人が始めている、個人輸入代行を利用して、新型コロナウィルス抗体検査キットを手に入れ、自分で陽性か陰性かを調べるという行動。
新型コロナウィルス抗体検査キットは、陽性か陰性かということしか調べることができず、感染状況を100%確定するわけでもないそうです。
それでも、感染の疑いがあるかどうかわかるということから、新型コロナウィルス抗体検査キットで、自分で検査して、陽性と出たらすぐに医療機関を受診するようにしているということだそうです。
つまり、あくまで新型コロナウィルス抗体検査キットは簡易的なものということです。
最終的には、医療機関や医師の診断を受ける必要があります。
それでも、簡易的にでも判断ができれば、もし感染していても、周りへの感染拡大を防ぐための手立てにはなる。
そして、感染していなければ安心できる。
感染におびえて、不安を抱いて生活をするよりも、新型コロナウィルス抗体検査キットを使うことで、早めの行動ができるということなのではないでしょうか?