いきなりですが、肝臓ダイエットって知ってますか?
肝臓ダイエットで血圧や血糖値を下げることが期待できます。
そして、気になるぽっこりお腹の解消にも良いようです。
目次
肝臓の健康度を調べてみる
肝臓ダイエットの前にちょっと肝臓の健康度を調べてみましょう。
生活習慣をチェック
いくつ当てはまりますか?
- 食事に賭ける時間は10分以内のことが多い
- 毎日フルーツを食べる
- 週3以上でお昼は麺類
- 収縮期血圧が130mmHg以上
- 口の中の乾きを感じることがある
- 夜の寝つきが悪いことがある
- 食事はゴハンから箸をつける
- 習慣にしている運動がない
- お腹が出てきたと感じる
- 筋力の衰えを感じることがある
さて、いくつ当てはまりましたか?
BMIを計算する
体重÷(身長×身長)=BMI
この計算式で、あなたのBMIを計算してみましょう。
例えば、体重58㎏で身長150cmの人だと
BMIは、58÷(1.5×1.5)=25.77で、肥満度1になります。
BMIの判定基準
- BMI 18.5未満 痩せている
- BMI 18.5~ 普通体重
- BMI 25~ 肥満度1
- BMI 30~ 肥満度2
- BMI 35~ 肥満度3
- BMI 40~ 肥満度4
肝機能の数値
健康診断の結果で特に注意したいのが、ALT、AST、γ-GTPの3つです。
基準以内であっても、毎年数値が高くなっている場合は注意が必要です。
ALT・AST
ALTとASTは、どちらもタンパク質の代謝に関係する酵素です。
肝細胞に炎症が起こると、血液中に出ます。
特に、非アルコール性脂肪肝の診断に役立ちます。
理想値 10~30U/L
※但し、15U/Lを超えたら脂肪肝が始まっていると考えてください。
γ-GTP
γ-GTPは、肝臓だけでなく、腎臓や脾臓にも存在する解毒に関係する酵素です。
肝臓や胆管の細胞に傷がついたときに血液中に出ます。
アルコールの過剰摂取によるものが主ですが、非アルコール性脂肪肝の場合もあります。
100U/Lを超えるとさらに注意が必要です。
理想値 0~50U/L
脂肪肝のリスクが大きい人
生活習慣に一つでも当てはまった人や肥満の人は、ALT・ASTが15U/Lを超えた人やγ-GTPが基準値を超えた人は、脂肪肝のリスクが大きいので注意が必要です。
肝臓の脂肪は万病へ繋がる
肝臓の脂肪は、万病へと繋がります。
食べ過ぎや早食い、糖質の多い食事、運動不足などの良くない生活習慣は、血液中の中性脂肪が増えます。
脂肪がつかめない、お腹がパンと張ったように見えるという人は、肝臓に中性脂肪がたまり、脂肪肝のリスクが高くなります。
健康な肝臓は、中性脂肪が5%以下です。
そして、脂肪肝の人は、中性脂肪が20%以上と高いです。
その結果、糖尿病、心筋梗塞、高血圧、脳梗塞、腎臓病、認知症などの生活習慣病になりやすくなります。
2つのタイプの脂肪肝
脂肪肝には2つのタイプがあります。
アルコール性脂肪肝
アルコール性脂肪肝は、お酒の飲み過ぎが原因です。
一般的に、飲酒をやめたり、量を大きく減らすことで改善が見込めます。
放っておくと、アルコール性脂肪炎を引き起こし、肝機能の低下、肝臓に炎症などが出てきます。
さらに進行すると、肝硬変や肝がんへと繋がっていきます。
非アルコール性脂肪肝
非アルコール性脂肪肝は、糖質の摂りすぎや運動不足が原因です。
放っておくと、糖尿病、胃がん、肺がん、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こします。
脂肪肝にならない食べ方
脂肪肝にならない食べ方をするようにしましょう。
ご飯の量を10%減らす
1日の糖質の摂取量は、女性で200g、男性で250gです。
糖質の摂りすぎを防ぐには、ご飯やパンなどの主食を10%減らしましょう。
そして、主食を減らした分、肉や魚、野菜などの副食を多めに摂ることが必要です。
果物は、楽しむ程度にすると良いです。
ランチ時間は20分以上
忙しい現代人。
ランチは、短時間で済ませてしまうと言う人も多いはずです。
しかし、早食いは糖質の吸収が早くなり、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。
ランチには、短くても20分はかけるようにしましょう。
早食いをして血糖値が急上昇すると、血糖値スパイクを引き起こすこともあります。
そうすると、血糖値のコントロールができなくなって、糖尿病のリスクが高まります。
肉と卵をどんどん食べる
肝臓の元気度を表す数値のアルブミン。
血液に含まれるたんぱく質の一種で、数値が低下すると肝臓だけではなく、全身の元気がなくなります。
アルブミンの数値をあげるには、肉と卵を食べると良いです。
肉は、良く噛んで食べることで、アルブミン値の上昇を助けてくれます。
飲み物の糖質の量
市販されている飲み物は、考えている以上に糖質が多いことがあります。
ですから、食品表示を見て糖質の量を確認しましょう。
果糖ぶどう糖液糖と言う液体甘味料は、とうもろこしやじゃがいもなどから作られています。
果糖が50%以上90%未満のものです。
清涼飲料水や加工食品に多く使われ、知らない間に果糖の摂取量が増えてしまう一つの原因です。
ですから、水分の補給には、糖質の含まれていない水やお茶が一番良いのです。
肉から食べる
同じものを食べても、肝臓に優しい食べ方もあれば、負担になる食べ方もあります。
60代以上の人は、まずは肉や魚、卵などのタンパク質から食べると良いです。
そして、次に食物繊維、最後に主食である糖質を食べることで、糖質の吸収が緩やかになって、肝臓への負担が少なくなります。
主食を最後にすると、早食い防止になります。
緑茶を飲んで食べる
緑茶を飲んで食べると肥満予防になります。
緑茶には、糖質の吸収を遅らせたり、脂肪の燃焼を促すなどの健康作用が豊富です。
緑茶を飲む量は、1日に湯のみ7杯程度、量にして700mlが効果的です。
お茶は、ペットボトルのお茶で大丈夫です。
緑茶の葉の健康成分は、液体で飲むと30%ほどしか抽出されません。
ところが、茶葉を食べると70%を摂取できます。
茶葉を野菜感覚で食べるのもおススメです。
脂肪の燃焼を、もっと効果的にしたいのであれば、サプリメントを摂取するのもいいです。