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クローズアップ現代のテーマは消えゆく日本の建築文化!思い出の建物が消えていく!

昨日のクローズアップ現代でやってた消えゆく日本の建築文化をまとめてみました。

歴史的な建造物を残すか壊すか岐路に立っています。

日本を代表する建築家が手掛けた建物の持ち主は、俳優の鈴木京香さんでした。

この建物は一時取り壊しの危機になり、それを鈴木さんが買い取ったものです。

国に文化財として登録されていたものの、姿を消した建物は10年間で190件近くあります。

思い出の建物が消えていく 岐路に立つ歴史的建造物

取り壊しが相次いでいるのは、戦争や戦後の開発ラッシュといった時代の荒波を乗り越え、地域の営みを伝えてきた近現代建築の数々です。

旧原宿駅舎、中銀カプセルタワービルなどもそんな歴史的建造物です。

VILLA COUCOU

鈴木京香さんが一昨年継承したのがVILLA COUCOUです。

階段下にあるステンドグラスが素朴で好きなのだそうです。

片持の階段、天窓があるこの一軒家を手掛けたのは、建築家の吉阪隆正です。

戦後日本の建築界をけん引した人物です。

この建物は代表作でしたが、取り壊しの危機にありました。

価値ある建物を次の時代に受け継ごうと購入の手続きをする中で鈴木さんは、一筋縄ではいかない現実にぶつかりました。

継承をめぐっては相続税が大きな課題となっています。

相続税が原因で建物を解体せざるを得ないことの背景には、少子高齢化があります。

維持管理のコスト

継承をめぐるもう一つの課題が、維持管理のコストです。

1972年に竣工された一軒家は、世界的に活躍したグラフィックデザイナーの男性が所有していました。

男性の死後、息子が主に建物の維持管理をしています。

悩みの種は維持費です。

建物の災害対策

建物の災害対策も継承をする上での課題となっています。

奈良県橿原にある畝傍駅舎は、取り壊しの可能性が高まっています。

畝傍駅は皇族にも利用され貴賓室も残されています。

利用客が減少する中、所有者のJR西日本は駅舎を存続させる方策として橿原市に無償譲渡を打診しました。

市が試算したところ総額2億円余がかかることがわかり、取得を断念しました。

普段は非公開の貴賓室が3日前、特別に公開されました。

住民からは戸惑いの声も上がっています。

なぜ解体?歴史的建造物の継承が難しい理由は

歴史ある建物の保存などを研究している後藤治さんは、

「都市部では20世紀は人口が増えたが、地方は跡継ぎがいないことや事業を継承する人がいないことが建物の継承が難しい課題だ」

と話します。

歴史的建造物の継承の難しさには、お金と制度があります。

相続税や固定資産税などがかかること、補助金が十分ではないことがあります。

登録有形文化財に関しては、取り壊しが相次いでいます。

消えゆく歴史的建造物 次の時代へ継承の模索

今月予定されていた取り壊しが食い止められた建物があります。

鹿児島県民教育文化研究所は昭和14年に建てられました。

寄せ木細工の床などが評価され、2014年に国の登録有形文化財に認められました。

解体が浮上したのは去年の夏です。

老朽化で維持が困難だとされました。

建物の存続に立ち上がった砂田光紀さんは、地域住民と問題意識を共有することをはじめました。

解体中止の署名を集め、建物の活用計画も作成しました。

年間1500万円の収入を見込み、維持費などを差し引いても黒字を達成できるとしました。

先月末までに複数の購入希望者が現れ、所有者は解体を中止して来月上旬にも売却先などを決定する方針です。

歴史的建物で町の活性化

住民たちが歴史的建物を積極的に活用することで、町の活性化につなげた地域があります。

兵庫県丹波篠山市福住地区です。

油問屋だった建物は、5年前に古民家ホテルとして改修されました。

町の活性化に取り組んできた麻田馨さんは、16年前から活動をはじめました。

目をつけたのが空き家となっていた歴史的建物の活用でした。

活用したい人が現れても、改修などが負担となります。

福住地区では所有者と負担を分担し、行政が8割を補助する仕組みを利用して、所有者が耐震補強などをします。

活用者は賃料を払い、初期投資は内装の費用だけで済みます。

この取り組みの結果、多種多様な事業者の誘致に成功し、移住も増加しました。

建築文化の今後は

後藤治さんは、

「自治体が投資することが地域の元気の戻ってくることを認識すること。自治体を国が応援することが大事だ」

と話しました。

環境や省エネの中で新築の建物を省エネにしようと言うことに国は力を入れていますが、世界では今ある大事なものを使い続けることを応援するスタイルになっています。

歴史を未来へ 鈴木京香さんの思い

私財を投じて貴重な建築物を受け継いだ鈴木京香さんは、将来的にはこの空間を芸術のギャラリーなどとして活用する予定です。

さらに、この春立ち上がった建築文化に関するの検討会議のメンバーにもなりました。

Twitterでのクローズアップ現代でテーマにした消えゆく日本の建築文化への反応

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