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Twitterまとめ 生活の知恵

クローズアップ現代でマンションの老朽化と高齢化にどう備えるかを特集していた

昨日のクローズアップ現代で、マンションの老朽化と高齢化にどう備えるかの解決策について特集していました。

老いるマンションは、危険なため解体に税金が投じられるケースもあります。

地域を巻き込み始めたこの問題にどう備えればいいのか、その解決のヒントを特集していました。

老いるマンション 老朽化と高齢化に直面

国の調査の内、築40年以上のマンションをみると、全国のマンションの20%近くを占め、この先10年で倍増するとみられています。

そうしたマンションが直面しているのが老朽化と高齢化でした。

老朽マンションを直したくても直せない現実

熊本市中心部にある築50年、48戸の分譲マンション。

6階に住む76歳の古川憲生さん。

今、マンションのあちこちが老朽化で壊れ始めているそうです。

劣化部分の補修や耐震化には6000万円以上かかるそうです。

マンションの財政は、1500万円ほどしかないので、補修などができません。

通常、分譲マンションには管理組合がありマンションの運営方針を決めます。

このマンションの積立金は1部屋月3000円です。

まったく足りないのが現状ですが、年金暮らしの高齢者が多いため値上げができないそうです。

築30年を過ぎることから住民の多くが年金暮らしに突入しました。

お金に余裕がなくなる一方、老朽化で修繕費用はどんどんかさんでいきました。

住民の高齢化が引き起こす問題

建物の老朽化に加えて、住民の高齢化が引き起こす問題があります。

認知症の住民が増え、マンション内にごみだらけの部屋が発生するケースも出ています。

ごみだらけの部屋は、衛生環境の悪化だけでなく、ボヤの発生リスクが上がるなど、マンション全体に関わる深刻な問題になっています。

専門家は

「認知機能が低下すると、どの曜日にどのゴミをだしていいか分からなくなり結果的に家にためてしまう」

などと話しました。

さらに、オートロックなどで福祉の支援が届きにくいと言う問題も出ています。

老朽化と高齢化によるマンションの課題

老朽化について久保依子さんは

「今まで日本ではマンションが老朽化するということが認識がなかった。最初は賃貸、次に分譲、最後に戸建てに住むという時代が長く続いていた。分譲マンションは通過点だったので老朽化、高齢者の問題に悩むということが考えられてこなかった」

などと話しました。

老朽化と高齢化がどれだけ進んでいるかのチェックリストを紹介しました。

老朽マンションへの税金投入で地域の問題へと

滋賀県野洲市にある老朽マンションは、10年ほど放置された結果、アスベストの問題や崩壊の危険性があるということで市が取り壊すことになりました。

市が負担している金額は、約7900万円です。

民間の建物の取り壊しに税金を使わざるを得なくなりました。

久保依子さんは

「限界を超えたマンションが出てきた」

などと話しました。

老朽マンション救うおせっかい支援

京都市では、行政が進めるおせっかい支援が成果をあげています。

実行部隊は、マンション管理士や一級建築士、弁護士など専門家が集まるNPOです。

行っているのは、老朽化し管理が不十分な要支援マンションを見つけ出し、立て直すサポートです。

築48年になるマンションは、以前は住民はバラバラで管理組合も積立金もありませんでした。

そこにNPOが訪問し、建物の現状を直視ししてもらいました。

少ないお金でできる修繕を提案していきました。

小さな修繕を重ね、部屋の所有者たちは、建物の管理に目を向けるようになってきました。

2年後には、管理組合を設立しました。

NPOは、さらにその先の支援を始めています。

マンションの終活

解体までも視野に入れたマンションの終活です。

この日訪ねたのは管理組合の立ち上げからサポートしてきたマンションです。

楢崎勝則さんは

「築48年、メンテナンスをしっかりしてるのでそんなに劣化してない。でも目安として築60年で解体」

などと話しました。

最低限の修繕を行いながら解体までの計画をNPOと一緒に作っています。

楢崎勝則さん

「問題を先送りしていくと後の人が大変」

などと話しました。

老いるマンションはつながりで解決へ

マンション同士が横につながることで、2つの老いに立ち向おうという取り組みも始まっています。

大阪府豊中市の社会福祉協議会が開いているマンションサミット交流会です。

参加しているのは、マンションの管理組合の理事長などです。

互いに知恵を出し合うことで解決策を探していきます。

交流会をきっかけに、福祉の相談窓口との連携も生まれています。

久保依子さんがマンションのつながりについて

「最初にできることとしては、隣のマンションと繋がってはどうでしょうか?小学校の学区が一緒だったりするとママ友で知り合いがいるので、そういうのを糸口にして人間関係を作っていく」

などと話しました。

これからはマンションの終活を考える時代になってきているそうです。

老朽マンションが築50年で初めての会合

熊本市中心部にある築50年、48戸の分譲マンションで、今月始めに普段交流がない住民たちが集まっていました。

住民から皆で草取りをしようと提案があったそうです。

参加した女性は

「たまには忘年会でも、おにぎりを広場で一緒に食べてもいい」

などと話しました。

Twitterでのクローズアップ現代で特集したマンションへの反応

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