本ページはプロモーションが含まれています

Twitterまとめ 食べ物情報

クローズアップ現代で特集したのは牛乳だった

クローズアップ現代で特集したのは牛乳でした。

去年11月から牛乳が値上げされ、今後もさらに値上げの可能性があります。

値上げの原因の一つは、牛のエサ代の高騰です。

酪農家は赤字に陥っています。

牛乳ショック 値上げの舞台裏で何が

北海道の酪農ファーム・ドリームヒルは、年間4万トンの生乳を生産する大規模牧場です。

小椋幸男社長は、飼料高騰に頭を悩ませています。

配合飼料の価格は、この2年で1.5倍以上になりました。

年間のエサ代は30億円にものぼります。

これは、経営コストの8割にのぼります。

2019年には40億円を投資してロボット牛舎を導入しました。

牛の数も1000頭増やしました。

しかしトウモロコシの主要輸出国だったウクライナで戦闘が拡大し、食肉需要の増加する中国でトウモロコシの輸入が急増しました。

さらにアメリカでもトウモロコシの需要が増加し、国際価格は2年で倍以上になりました。

一元集荷体制のため、生乳の価格が簡単に上がらないことも事態を難しくしています。

また買い控えにより、子牛の価格が暴落しました。

こうした状況で酪農経営を諦める人も相次いでいます。

飼料高騰に子牛価格の下落が重なり、酪農家の吉田雄平さんは70年続いた牧場を閉めることにしました。

廃業を余儀なくされた酪農家

去年、北海道で廃業を余儀なくされた酪農家は、200戸近くにのぼります。

日本の酪農は、トウモロコシ価格の高騰で赤字に陥りやすい構造があります。

北海道・千葉の酪農家の98%が赤字で、社会的にも大きな問題になっています。

牛乳ショック 増やせから一転

北海道新得町の友夢牧場では、1日1トン以上の生乳を廃棄しています。

発端は生乳の生産が減少傾向にあった2014年でした。

バター不足が問題になり、国は生産量の増加を促しました。

数年後に生産量が増加に転じた矢先、新型コロナの感染拡大により、給食・外食などの需要が減り、生乳の供給が過剰となりました。

乳業メーカーは、生乳を脱脂粉乳に加工して対応しました。

脱脂粉乳の在庫量は過去最高となり、生乳の生産を抑制しなければならない事態となりました。

友夢牧場では、通常より早く乳牛を食肉処理場に出すことにしました。

牛乳ショック 解決のためには?

生乳の供給が過剰になる中、国は緊急支援事業を発表しました。

乳牛を減らせば、1頭あたり15万円が交付されます。

鈴木宣弘教授は、

「増強しなければいけない生産力を自ら減らし、危機に対応できない状況をつくる政策だ」

と指摘しました。

政府が責任を持って乳製品を買い上げるべきだとしました。

北海道の生産者団体は、来年度の生乳の生産を14万トン減らすことを決めました。

一方、国は生乳換算で年間13.7万トンの輸入を続けています。

Twitterでのクローズアップ現代で特集したのは牛乳への反応

-Twitterまとめ, 食べ物情報
-, ,

© 2024 アラ還おやじのコーヒータイム!これっていいんじゃない?