日々、新型コロナウイルスの感染拡大が猛威をふるう中、新型コロナウイルス感染者の電子カルテ流出するというあってはならない不祥事が発覚しました。
新型コロナウイルス感染者の電子カルテ流出するという不祥事が発覚したのは、青森県の五所川原保健所管内です。
五所川原保健所管内では、つい先日青森県内における8人目の新型コロナウイルス感染者が確認されたばかりです。
流出した電子カルテは、その青森県内8人目の感染者のカルテだとのことです。
その新型コロナウイルス感染者の電子カルテとみられる画像データがLINEで流出したということです。
その画像データを受け取った人が、青森県内の新聞社に情報を提供したことから明らかになったみたいですね。
画像データは、明らかに電子カルテと判るものだったようで、感染症指定医療機関に在籍する医師の氏名などが記載されていたそうです。
また、感染者の行動記録なども記載されていたようで、感染者の住んでいる自治体名などの非公式の情報も丸分かりのようです。
その職業、職業で守秘義務が存在するはずです。
医療機関にも当然、守秘義務は存在するはずです。
守秘義務違反だけではなく、今回の流出に関しては、新型コロナウイルス感染者の情報をさらしているわけです。
そこに、悪意を感じるのはアラ還おやじだけでしょうか?
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電子カルテが流出した医療機関
この新型コロナウイルス感染者の電子カルテが流出したのは、つがる西北五広域連合が運営する五所川原市内の感染症指定医療機関だそうです。
電子カルテを閲覧することができるのは、つがる西北五広域連合が運営する医療機関に所属する医師や看護師だけで、閲覧には個別のIDとパスワードが必要になっているそうです。
つまり、つがる西北五広域連合に所属する病院の医師や看護師であれば、誰でも電子カルテを閲覧はできるようになっているそうです。
閲覧の目的が、直接の業務に関係の無い目的で不正にアクセスした場合は、処分の対象になるという規定を設けていたそうです。
つがる西北五広域連合では、昨日、4月1日に記者会見を開き、新型コロナウイルス感染者の電子カルテ流出を正式に認めました。
現在、流出元を特定するために、カルテの閲覧記録の確認作業、職員への聞き取りなどの内部調査を進めているそうです。
内部調査で流出元が特定できない場合、刑事手続きに踏み切ることも視野に入れているそうです。
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なぜ新型コロナウイルス感染者の電子カルテを流出させたのか?
流出した電子カルテ画像は、いったん電子カルテを印刷して、それを撮影して流出させたようです。
しかし、いったいなぜ流出させたのでしょうか?
これは、あくまでもアラ還おやじの考えでしかありませんが、流出したのが電子カルテのデータである以上、医療関係者、それも感染者が地利用を受けている医療施設の医療従事者としか考えられないのではないでしょうか。
今のこの、新型コロナウイルスに対して過敏になっている時期に、医療従事者が流出させたとなると、ある意味、医療崩壊の始まりとも言えるのでは?
医療カルテの流出。
恐ろしいほど大きな個人情報の流出を許してしまうほど、医療が崩壊してきているととられてもおかしくはないはずです。
電子カルテには、感染者の居住地がある自治体名も載っているそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大が広まっていく中、感染者の住む場所、自治体が気になるという声があるのも確かですよね。
じゃあ、それを知らせるための親切心で流出させたのか?
もしそうだとしたら、感染者のプライバシー、個人情報はどうなるのか?
それを犠牲にしても構わないということなのか?
そんな考えで流出させたとしたら、それは親切心でも何でもなく、ただ悪意に過ぎないのではないでしょうか?
そして、そんな医療従事者がいるとすれば、これほど怖いことはないのではないでしょうか?
全ての人のプライバシー、個人情報が守られなければ、安心して、医療を受けることができないと思うアラ還おやじです。
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