無観客試合か?
中止か?
と注目されていた19日から甲子園で開催される予定だった第92回選抜高校野球大会、春の高校選抜ですが、中止が正式決定しましたね。
今日11日、日本高野連が大阪市内で開いた、第92回選抜高校野球大会の臨時運営委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大のために、大会を中止することを正式に決めました。
選抜大会の長い歴史の中で、予定されていた大会が中止になるのは初めてのことだそうです。
過去91回の選抜大会の歴史史上初の中止試合に、落胆の声が聞こえてくる気がします。
4日の大会運営委員会で、日本高野連は大会の通常開催の断念を決定していました。
そして、無観客での大会開催実施に向けた準備を、出場する32校に要請していました。
そのように、最後まで開催を模索していた日本高野連ですが、やはり新型コロナウイルスの感染拡大の影響は大きく、開催を断念せざるおえなかったようです。
既に、全国高体連の加盟団体が3月に計画していた全国大会は、全て中止となっていたのですが、最後まで開催を模索していた春の選抜も中止決定となったことで、3月の高校スポーツの全国大会は全て中止ということになったわけです。
現段階での新型コロナウイルスの感染拡大の状況を見てれば、仕方ないこととは思いますが、春の風物詩、選抜大会の中止は、たくさんのファンをがっかりさせたはずです。
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夏の選手権大会の中止は過去2回あった
春の選抜の中止は、初という高校野球ですが、夏の選手権大会の中止は過去に2度ありました。
その1回目の中止が、1918年8月14日から鳴尾球場で開催予定だった第4回大会。
同年8月3日に、富山県で発生した米騒動の影響で、延期を決定して、一度は延期となり、組み合わせ抽選会も行われました。
しかし、米騒動の終息の見通しが立たないため、8月16日に中止を決定したそうです。
そして、2回目の中止は、1941年の第27回大会。
このときは、地方大会中に太平洋戦争の激化が原因での中止だそうです。
当時の文部省の通達で、スポーツの全国的な催しが全て禁止となったそうです。
夏の選手権大会の中止は、7月12日決まったそうです。
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大阪での新型コロナウイルスの感染拡大の状況をみればやむを得ない決定
確かに、現段階で、新型コロナウイルスは、大阪周辺で感染者が拡大しているということがあります。
それを考えれば、やむを得ない判断であり決定なのではと思います。
これは、野球に限ったことではなく、どんなスポーツでも言えることですが、それぞれの日々の努力が実った結果、憧れの晴れ舞台を踏めるわけです。
その憧れの晴れ舞台を目前にしての中止決定は、本当に気の毒だと思いますが、新型コロナウイルスの猛威から身を守るためには仕方のないことと割り切るしかないという切なさがあります。
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