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【あさイチ】今注目されるがんのアピアランスケア

今日のあさイチで特集したアピアランスケアをまとめてみました。

知っておきたいがんのアピアランスケア

都内にあるがんの専門病院の一角に、アピアランスケアコーナーがオープンしました。

アピアランスは外見という意味で、がん治療による外見の変化について医療スタッフに無料で相談できます。

アピアランスケアは、全国の病院で広がっています。

最新の調査によると、外見の変化を理由に会社や学校をやめたり、休んだ人は42.6%に上ります。

今回、がんになった後の日常を外見の変化とどう過ごすか考えました。

ドラマでがん患者を演じた生田斗真さんは、

「ドラマに入る前に患者の方と話をたくさんさせてもらったんですけど、皆さん病気になったおかげでこういうことができたという風に人生を前向きに生きている方々とお話をすることでがんのイメージが大きく変わった」

などと話しました。

がん治療中に苦痛だった症状についてのアンケートで、外見の変化をあげている人も多いそうです。

がん治療で外見が変化 自分の姿を受け入れられない

通院しながら乳がん治療をしている田中さんは、看護師の勧めを受けて美容室でウィッグを購入しましたが、鏡の自分を見てショックを隠せなませんでした。

元の髪型に近付くようにウィッグをカットし整えてもらいましたが、家に帰ると子どもが笑ったそうです。

ウィッグ姿を見られたくないと、こもりがちになった田中さんは授業参観などにも行くことができませんでした。

今月から職場に復帰することになりましたが、まだ完全には自分の姿を受け入れられていないそうです。

IKKOさんは、

「買ったウィッグをそのまま被るということではなくて相談をしていくことが重要」

だと話しました。

目白大学の野澤さんが行った調査で、外見の変化を理由に外に出かける機会が減ったと言う方が4割以上いました。

苦痛の正体は、

  • がんだと気付かれる
  • かわいそうだと思われる
  • 関係性が変わるのではないか

などの気持ちが背景にあります。

野澤さんは、

「9割くらいの方ががんで外見が変化しても自分しかいなかったら今ほど苦痛を感じないとおっしゃる。社会が消えると消える痛み」

などと話しました。

がんの治療 周囲はどう接したらいい?

がん研有明病院では週2回、ロビーの一角にウィッグや帽子を並べたブースを開いています。

抗がん剤による脱毛や皮膚の変化など外見の症状について、専門の医療スタッフが無料で相談にのっています。

毎週のように訪れている女性は、この日はウィッグの外しどきについて相談しに来ました。

髪が伸びてきたことへの喜びと裏腹に、女性は顔周りの白髪を気にしていました。

医療スタッフは、

「がんだからといって特別なことは必要ない」

と伝えました。

抗がん剤治療を始める人向けに無料のオンライン講座

国立がん研究センター中央病院では月に1度、抗がん剤治療を始める人向けに無料のオンライン講座を実施しています。

「何か聞かれた時に本当のことを素直に言う必要はない」

などのアドバイスを伝えています。

講座の最後には、患者の不安を和らげるため毎回ウィッグを被って見せています。

野澤さんは、

「患者さんはがんになると言わなきゃいけない気持ちになってしまう。病気の情報って大切なプライバシーなので本当に言う必要は全くない」

と話しました。

周りの人の接し方は、病気のことを聞いている人は

「ウィッグ素敵だね」

と言う声をかけ、本人から聞いていない場合はそっとしておいてあげることが大事です。

がんになっても楽に楽しく着られる服

島根県雲南市のギャラリーで、がん当事者に愛用されている洋服の展示会が開かれました。

病気であってもそうでなくても楽しめるをコンセプトにした、数多くの帽子や洋服が並べられています。

こうした帽子や洋服を作ったのは一昨年で、乳がんで亡くなった中島ナオさんです。

今は母親のゆう子さんが引き継いで販売を続けています。

ナオさんは9年前、31歳で乳がんと診断され、治療開始当初は慣れないウィッグを我慢して使っていました。

他の臓器への転移も見つかり、考え抜いた先にたどり着いたのは、過去の自分と比べるのではなく今の自分を前提にして生きると言うことでした。

こうしたナオさんの思いが心の支えになったと言う人がいます。

都内でアロマサロンを営む服部さんは、10年前、乳がんと診断され、一昨年再発しました。

治療の影響で体重が増え、むくみで下着が苦しいと言う気持ちに唯一寄り添ってくれたのが、下着をつけなくてもいいナオさんの服でした。

病気の方もそうでない方も楽しめる視点で作られたアイテム

病気の方もそうでない方も楽しめる視点で作られたアイテムを紹介しました。

腕が上がらなくても着られるTシャツや片手でボタンを留められるシャツなどがあります。

ニューヨークでファッションの大学の講師をしていて、現在乳がんの治療中のキャッツ洋子さんは、抗がん剤治療を受けながら大学で授業をしていた時の姿を1年分まとめた写真を紹介しました。

がんのイメージを変えたいと言う思いで、こうした写真をSNSに投稿しています。

がんのアピアランスケアとは

がんのアピアランスケアは、外見の変化によるつらさをケアするものです。

乳がんを経験した人に治療中に苦痛だったことを訪ねたアンケートで最も多かったのは、髪の脱毛でした。

他にも外見に現れる症状が多くを占めています。

医療現場では、外見の変化に悩む患者へのサポートも始まりました。

病院に支配されたくない おしゃれが生きる意欲に

3年前、肺がんと診断された福山さんは、痛み止めの薬が欠かせません。

抗がん剤治療で脱毛した後に生えてきた白髪は、ピンク色に染めました。

がんになる前には、今の自分の姿は想像もつかなかったそうです。

福山さんは大好きだった仕事を続けながら治療に励みましたが、がんはステージ4まで進行しました。

それでも仕事を続け自分らしく生活できることが、福山さんの支えとなっていました。

1年半後、がんが腰骨に転移し、仕事を続けることが難しくなりました。

求職し家にこもりがちになっていた福山さんの転機となったのは、パートナーや友人が外に連れ出してくれたことでした。

それからは自由におしゃれを楽しんでいます。

福山さんにとって病気に負けない対処法の一つが外見のおしゃれだそうです。

福山さんはトイレに行ける間は家で暮らし、病院に行く時はみんなに自分の服を持たせたいと言う夢があります。

生田斗真さんは、

「明るく前向きに以前の自分よりもさらに素敵な自分になろうとする姿はかっこいい」

と話しました。

息子さんによると、

「そういえばがんだったというくらい夢中になれる時間が母親のエネルギーになっていると思う」

などと話していました。

視聴者から寄せられたメッセージ

視聴者から寄せられたメッセージを紹介しました。

「子どもが小児がんになり脱毛のため帽子を用意しようとしたが中々可愛いのがない。そこで市販されている色んな帽子を用意した。帽子を色々変えることで服も楽しく選べたようです」

などのメッセージが寄せられました。

子どものアピアランスケアについて、野澤さんは、

「子どものこだわりを尊重していただきたい。どんなに気付いても家族は自分をまるごと受け入れてくれているという安心感がエネルギーになる」

などと話しました。

国立成育医療研究センターの松本公一さんは、

「小児がんは8割が治るようになっている。国のアピアランスケアの体制作りに子どもが抜け落ちている」

と指摘しました。

生田斗真主演 幸運なひと

「幸運なひと」

のストーリーをダイジェストで伝えました。

「幸運なひとな人を拝見して抗がん剤治療をしている自分を肯定していただけたように思えて、幸運なひとに出会えて私も幸運なひとになれた」

などのメッセージが視聴者から寄せられました。

主演を演じた生田斗真さんは、

「病気になった人は不幸じゃない、そのイメージを変えるべき本気で作ったドラマなので誰かの背中を少しでも支えることができたら」

などと話しました。

Twitterでのあさイチで特集したアピアランスケアへの反応

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