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クローズアップ現代が明かした認知症の適切な治療を受けるやり方

皆さん、こんにちは!

アラ還おやじです。

最近、認知症の治療薬「レカネマブ」が保険適用になったというニュースがありましたね。

私も高齢の親戚が認知症を患っているため、他人事ではありません。

しかし、この新薬登場と前後して、認知症診断の課題が注目されていることをご存知ですか?

なんと、最近の研究で、臨床で診断された人の約4割が誤診だったという報告があるんです!

これは、私も非常に衝撃を受けた事実です。

そこで、今日は、クローズアップ現代で特集していた認知症の適切な治療を受けるやり方、認知症診断の難しさや最新情報について、分かりやすく解説していきます。

なぜ難しい?認知症診断

認知症とは、脳の病気によって、記憶力や判断力、思考力などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。

認知症の原因疾患は70種類以上もあり、初期症状が似ている疾患も多いことから、専門医でも診断に悩むケースが少なくないのです。

認知症診断の難しさ

認知症診断の難しさ:症状が似ている

実際に、私の親戚も認知症と診断された当初は、うつ病と間違われていたことがあります。

親戚は、30代前半から物忘れに悩んでいたのですが、当時はカフェを手伝っていたため、仕事の影響はあまり出ていませんでした。

しかし、症状が悪化し、専門医を受診したところ、若年性アルツハイマー病と診断されました。

ところが、2年後には別の症状が現れ、再検査を受けたところ、多発性硬化症という病気が原因の認知症だったことが判明したのです。

多発性硬化症は、脳や脊髄の神経に炎症が起き、視覚や運動などの障害からはじまることが多い病気です。

このように、初期症状が似ている疾患もあり、専門医でも診断に時間がかかる場合があるのです。

認知症診断の難しさ:別の病と診断

さらに、認知症ではない疾患と間違われるケースもあります。

例えば、89歳の矢野睦子さんは、認知症ではなく、レビー小体型認知症と診断されました。

矢野さんは、当初はうつと診断され、薬による治療を受けていました。

しかし、症状が悪化し、専門医を受診したところ、レビー小体型認知症と診断されたのです。

レビー小体型認知症は、幻覚や認知機能の低下などの症状が現れます。

この疾患は薬に反応しやすく、矢野さんの場合は、うつの薬によって症状が悪化していた可能性があります。

このように、認知症ではない別の病と診断されるケースも少なくないのです。

認知症診断の実態とチェックリスト

認知症専門医の清水聰一郎さんは、認知症診断は状況証拠に基づいて行われると指摘しています。

認知症診断の流れは以下の通りです。

  1. 問診
  2. 身体検査
  3. 脳画像検査
  4. 認知機能検査

しかし、認知症の原因疾患は多種多様であり、認知症に似た症状の病気も多くあるため、診断は容易ではありません。

そこで、東京医科大学・高齢診療科監修のもと、認知症の可能性を探るチェックリストが作成されました。

生活に影響が出るほど、以下の項目に当てはまる場合は要注意です。

認知症セルフチェックリスト

  1. 何をするのもおっくうになった
  2. 物をしまった場所や大事な予定を忘れるようになった
  3. 日付や曜日がすぐ出てこなくなった
  4. 場所や道が覚えづらく、迷うようになった
  5. 他の人に見えない動物や人などがはっきり見えるようになった
  6. 睡眠中、大声を出す、激しく動くとよく言われるようになった
  7. 手が震える、歩きづらくなった
  8. 会話中、言葉が出づらく、言葉の意味が分かりづらくなった
  9. 同じものばかり食べる、濃い味付けを好むようになった
  10. 場にそぐわない言動をよく指摘されるようになった

2つ当てはまれば要注意です!

3つ以上であれば、医療機関への受診をおすすめします。

  • 1~4、8は、アルツハイマー病でよく見られる
  • 5~7は、レビー小体型認知症でよく見られる
  • 8~10は、前頭側頭型認知症でよく見られる

医療機関については、各市区町村「物忘れ相談」窓口などにお問い合わせください。

受診の際には、セルフチェックしたこのリストもぜひ持参してください。

認知症の最新検査法:血液だけで診断可能

近年、認知症の診断には、PET検査や血液バイオマーカー検査などの新しい検査法が開発されています。

PET検査は、脳の血流や代謝を調べ、アミロイドβというタンパク質が脳にどれだけ溜まっているかを確認できる検査です。

アルツハイマー病の原因物質とされているアミロイドβが脳に多く溜まっていると、PET検査で陽性と判定されます。

PET検査の課題

しかし、PET検査は以下のような課題があります。

費用が高い

3割負担でも7万円以上

被ばくがある

放射性物質を使用するため

すべての医療機関で受けられるわけではない

設備や専門医が不足している

血液バイオマーカー検査の課題

一方、血液バイオマーカー検査は、PET検査よりも簡便で費用も安価なため、期待されています。

しかし、血液バイオマーカー検査には以下の課題があります。

研究段階であり、症状が全くない方への検査は推奨されていない

検査結果が必ずしも正確ではない可能性がある

バイオマーカーの検査結果を正確に読み取ることができる専門医は決して多くない

診断が難しい場合がある

偏見が生まれてしまうかもしれない可能性がある

アミロイドβは発症の20年前からたまるとされていて、検査結果だけで判断すると、認知症ではない人にも偏見が生まれてしまう可能性がある

認知症:地域連携で患者の変化に気づく

大分県臼杵市では、地域連携による認知症の早期発見・適切な治療に取り組んでいます。

医療関係者だけでなく、介護・福祉・行政などが連携して、患者を多面的・継続的にみることで、症状や暮らしの変化などの情報を共有する取り組みです。

この取り組みは、患者の変化を見逃さず、適切なケアや治療につなげるために非常に重要です。

地域連携による認知症の早期発見・適切な治療のための具体的な取り組み

具体的には、以下の取り組みが行われています。

認知症サポーター養成講座

地域住民向けの講座で、認知症の知識や理解を深め、認知症の人や家族への接し方を学ぶ

認知症カフェ

認知症の人や家族が集まり、交流する場

訪問介護

認知症の人が必要な介護サービスを自宅で受けられるように支援

地域包括支援センター

認知症に関する相談や情報提供、介護サービスのコーディネートを行う

認知症と診断されても必要以上に怖がらない

認知症専門医の清水聰一郎さんは、認知症と診断されたときに、必要以上に怖がらないでほしいと訴えています。

認知症は早期に発見し、適切な治療を受けることで、進行を遅らせることができます。

また、認知症になっても、これまで通り生活を楽しむことは可能です。

大切なのは、早期受診と正しい理解です。

認知症の適切な治療を受けるやり方のまとめ

認知症は、高齢者にとって誰にとっても他人事ではありません。

認知症の早期発見・適切な治療のためには、正しい知識を持つことが重要です。

今回ご紹介した内容は、あくまでも参考情報です。

認知症が疑われる場合は、必ず医療機関を受診してください。

Xでの認知症の適切な治療を受けるやり方への反応

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