色んなところに影響を及ぼしている新型コロナウイルス。
その情報には、全ての人が敏感になっています。
そんな中、熊本県の田嶋徹副知事が新型コロナウイルスに関する不確かな情報、いわゆるデマを知人などにLINEで拡散したとして、謝罪会見を開いたようです。
県の副知事が、デマを拡散するという前代未聞の不祥事に、熊本県民はおろか、全国の人々にあきれられているようです。
普通は、県の副知事という立場にあるのですから、情報の真偽はしっかりと確認をとるはずです。
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まるで医療崩壊の不安をあおるかのようなデマ情報
その拡散された内容と言うのが、日本赤十字社の医師からの依頼と言う呼びかけから始まり、あたかも医療崩壊が始まるかのように不安をあおるような情報だったそうです。
- 私の病院のコロナ病床は満床になりました
- 現場はすでに医療崩壊のシナリオも想定され始めている
- 本来助けられるはずの命が助けられなくなる
と言った内容が書かれていたそうです。
この新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、医療崩壊が心配されている中で、重大とも言える内容にもかかわらず、なぜ、田嶋徹副知事は、ことの真偽を確かめずに拡散したのでしょう?
LINEで、1人でも多くの人に伝えてほしいと呼びかけながら、県幹部と友人計約10人に送信したそうです。
当然、副知事からの情報ですから、受け取った人たちは、副知事からの情報提供として、さらに知人に拡散するという状況になったわけです。
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日本赤十字社の対応
日本赤十字社は、ホームページで、新型コロナウイルス感染症に関する情報が赤十字病院に勤務する医師からの情報として各種SNSを通じて拡散しているが、日本赤十字社として公式に発信している情報ではないと信ぴょう性を否定したそうです。
そして、問い合わせが多数寄せられているが、医療従事者は多忙を極めており、問い合わせは遠慮してほしいというメッセージも同時に掲載したそうです。
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田嶋徹副知事の経歴
田嶋徹副知事は、熊本県庁職員から叩き上げで副知事になったという経歴があるようです。
2016年の熊本地震のときには、部下たちと一丸となって、いろんな問題に向き合ってきたそうです。
部下や職員からの信頼も厚いようです。
田嶋副知事は、熊本地震のときには、
- 今お前がやっていることは、本当に被災者を救うことなのか?
- 行政の理屈だけで考えていないか?
- 枠を超えて考えろ
と言った名語録を生みだし、説得力のある言葉で、熊本県庁職員を鼓舞していたそうです。
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