青森県の八戸市で男性医師が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
これで、青森県としては9人目の感染者となったわけですが、今回感染が確認された、男性医師。
驚くことに、発症後に200人もの人を診察していたことが明らかになりました。
昨晩、八戸市長が会見を開いたようで、既に、この男性医師の勤務する医療機関名も、多くの市民が利用する機関であり、どの医療機関か市民に不安が広がる恐れがあるため、医師の了解のうえで発表しています。
この男性医師が勤めているのは、青森県八戸市の診療所、北村耳鼻咽喉科だということです。
しかし、この発表を聞いた、その医師の元に通っていた人たちは、血の気が引くほどの怖さを感じたのではないでしょうか。
病を治してもらうために受診していたはずが、もしかしたら、新型コロナウイルスに感染しているかもしれないという恐怖感に襲われたはずです。
会見での発表で、この男性医師は、マスク、ゴーグル、白衣を着用して、必要なときには手袋も使用したうえで診察にあたっていたそうです。
その上で、なるべく処置を行わないようにして、患者との距離も密接しないようにしていたということです。
八戸市の見解としては、この男性医師は診療のさいに完全防備で行っていたため感染の可能性は限りなくゼロに近いという見解を示し、受診した患者を濃厚接触者とは考えていないと話しているようです。
その一方で、青森県としての見解は、医師がどんなに完全防備で診察にあたっていたとしても、診療を受けた患者を濃厚接触者でないと言いきるのは難しいとして、早急に受診した患者の検査が必要と考えているようです。
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新型コロナウイルス感染の男性医師は東京在住の50代
新型コロナウイルスに感染し、発症後も200人もの患者を診療していた男性医師は、東京在住だそうです。
じゃあ、なぜ、東京在住の男性医師が八戸市の北村耳鼻咽喉科で診察にあたっていたのかという疑問が湧いてきます。
この男性医師が診療にあたっていた北村耳鼻咽喉科は、どうやら実家で経営している診療所のようです。
つまり、何らかの理由で、実家の経営する診療所を手伝いに来ていたということのようです。
わざわざ東京から手伝いに来るほどの理由があれば、確かに自分の体調の悪さを圧してもという気持ちは判らないでもありませんが、今、新型コロナウイルスが感染拡大を広げているという状況なのですから、もっと気配りが必要だったのではないでしょうか?
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八戸市民に広がる不安
八戸市民の不安は、恐ろしいほどに大きくなったのではないでしょうか?
これまでに青森県内で確認されている8人の新型コロナウイルス感染者のうち7人が八戸市内の在住者なわけです。
そして、今回、9人目が確認されたと思ったら、またもや八戸市内。
それも、今度は、医療従事者。
感染拡大が日々広がりを大きくしている東京と八戸を行ったり来たりとしているのであれば、必要以上の注意、警戒が必要だったのではないかと批判の声も多くなってきているようです。
大きな病院と違って、個人病院は、人繰りが大変なのはわかるが、患者と接触する以上、もっと注意すべきで、都市部に行っていたのならなおさらではないかという医療従事者の声もあるようです。
八戸市民からは、怖くて病院に行けなくなるという不安の声が挙がっています。
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