政府が、昨日1月28日(火)の閣議で「指定感染症」に指定した新型コロナウイルスによる新型肺炎。
とうとう国内での感染者が出ましたね。
新型コロナウイルスによる新型肺炎は治るのかと多くの人が心配している中での初の国内感染は、さらに多くの人の不安を煽ってしまったのではないでしょうか?
政府が派遣した武漢へのチャーター機。
そのチャーター機に乗り込んだ人の中にも4名ほど、咳などをの症状が出ているという情報もあります。
目次
新型コロナウイルスの初国内感染者
新型コロナウイルスの初の国内感染者となったのは、奈良県在住のバス運転手をしている60代の男性とのことです。
中国湖北省武漢市からのツアー客を乗せたバスの運転手を務めた際に感染したのではないかとみられているようですが、詳しい感染経路は、現在厚労省が調べているそうです。
ご本人は、武漢市への滞在歴が無いということですから、ツアー客からの感染が濃厚なんではないでしょうか?
その男性は、今月8~11日、大阪から東京へ客を乗せ、12~16日にも東京から大阪へ客を乗せたとのこと。
14日に咳などの症状が出て、17日に奈良県内の病院を受診。
25日に肺炎と診断されたそうです。
現在は、症状が改善されてきていて重症ではないそうですが、まだ入院をしているそうです。
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バス運転手の新型コロナウイルス感染でバス会社は不安を募らせている
中国からの観光客が増え続けている昨今。
過去には、爆買いで話題をさらったり、マナーの悪さが問題になったりした中国からの観光客。
国際交流を続けていく中で起こる色んな話題や問題は、未来の友好関係を築くためには必要不可欠なことだとは思います。
しかし、できればこのように大きな健康被害をこうむるような問題だけは起きて欲しくないものです。
全国的に、海外、それも中国からの観光客が急激に増えているわけですから、どうしてもその観光客と接しなければならないバス会社。
新型コロナウイルスが拡大している中、中国からの団体客のキャンセルが相次ぎ、頭を抱えていただけに、今回のバス運転手の感染に大きな衝撃が走り、不安が募るばかりだとの声が聞こえて来ています。
既に、旅行会社からバス会社へ、感染者が出ていないかとの問い合わせが増えていて観光バスの業界には不安が広がっているそうです。
新型コロナウイルスによる新型肺炎患者は指定医療機関へ入院
新型コロナウイルスによる新型肺炎が正式に感染症法の「指定感染症」になるのは、2月7日だそうです。
それ以降、新型肺炎になってしまった患者は、必要に応じて全国に約400ある「感染症指定医療機関」に入院しなければならなくなります。
これは、感染拡大を防ぐためです。
しっかりと隔離施設などが完備されているそうです。
新型肺炎の感染が疑われた場合、医師は保健所などへの報告、届け出が義務付けられるそうです。
その後に、検体を国立感染症研究所や全国の地方衛生研究所で検査され、間違いなく感染しているとなった場合、診断した医師の判断で指定医療機関へ入院となるそうです。
入院を拒否した場合、強制入院もあるそうです。
新型コロナウイルスによる新型肺炎での入院費用は公費から
指定感染症に指定された新型コロナウイルスによる新型肺炎は、原則1年、最長2年の期限付きで2類感染症と同じく扱われます。
入院は、原則個室で、部屋の外に空気が流れない構造になっていて、排水も独立して処理され、トイレやシャワーを完備、一定期間生活できるようになっているそうです。
入院の費用は、自己負担分が公費で賄われるそうです。
長期の入院だと費用の心配が出てくるものです。
でも、指定感染症の新型コロナウイルスによる新型肺炎での入院の場合、費用がかかりませんから経済的不安が軽減されるという仕組みです。
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新型コロナウイルスの感染防止は手洗いやうがい、マスク
新型コロナウイルスは、主に感染者の咳やくしゃみで飛び散る「飛沫感染」で広がるそうです。
と言うことは、インフルエンザなどと同じで、手洗いやうがい、マスクの着用といった対策が必要です。
それと症状としては、咳や発熱だけではなく、下痢や嘔吐にも注意が必要だそうです。
感染しても症状が出ない潜伏期間は、最大14日間だそうです。
咳やくしゃみが出ているなら、外出時にマスクを着用する「咳エチケット」は守りましょう。
マスクは毎日交換、外出やトイレの後にはこまめにせっけんで手の爪の中や指先まで洗う。
のどの粘膜の防御機能を高めるためにうがいもこまめにする。
ということが必要だそうです。
なにしろ、ワクチンも特効薬もないというのが現実なので、十分な休養と栄養で体調を整えるしかありません。
新型コロナウイルスの予防策まとめ
- 十分な休息と栄養で体調を整える
- せっけんを使ったこまめな手洗い
- 「咳エチケット」を守る
- マスク着用は正しい方法で
正しいマスクの着用方法は、上は鼻までカバーし、下はあごの下までカバーする。
そして、隙間なく着用しましょう。