今、世間を騒がしている新型コロナウイルス。
政府は、今日1月28日(火)の閣議で「指定感染症」に指定すると表明しましたね。
その、新型コロナウイルスって、実際はどんな病気なんでしょうか?
はたして、新型コロナウイルスに感染すると死んでしまうのか?
完全に治ることはありえるのか?
世間では、このまま日本に中国人が入国し続けるととんでもないことになるのではと危惧する声も出て来ていると言う事実。
マスクを付けるなどの効果的な予防方法はあるのでしょうか?
そこで、アラ還おやじは調べてみました。
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目次
コロナウイルスは風邪の原因の30%程度をしめているウイルス
実は、コロナウイルスというのは、普段、私らがひく風邪の原因になっているウイルスなんですね。
割合としては、だいたい30%くらいなんです。
本来は、その程度の病原体なんですね。
ところが、今回、中国の武漢から広まってきているコロナウイルスは新型で、まだ誰も免疫がないんです。
そのために警戒されているんですね。
普通の風邪でもそうですが、人によっては感染しても平気なこともあります。
ちょっと風邪気味かなぐらいで治ってしまうこともあるわけです。
しかし、人によっては高熱を出して肺炎になったり、運が悪ければ亡くなってしまうこともあるわけです。
確かに、たかが風邪と言っても、その風邪で亡くなる人はいます。
新型だから治療薬がない。
治療法がない。
そう騒がれていますが、それはインフルエンザも風邪も根本的には同じです。
最近は抗ウイルス薬もあります。
でも、デメリットもあるため普通の病状の場合、直接的な治療薬は使われません。
自然治癒で治されていきます。
過去の新型の病気のウイルスの例をみると、感染者の10~30%の人が亡くなるケースもありました。
新型コロナウイルスは、そのときよりは、やや弱いようだと言われています。
そして、そんな過去の例でも、亡くなった人は、もともと病気を持っている人や高齢者がほとんどでした。
今、騒がれ、懸念されている新型コロナウイルスで、現在のところ、日本で感染者は数人で亡くなった人はいません。
ところが、日本では毎年、インフルエンザが直接的な原因で1000人もの人が亡くなっています。
インフルエンザが間接的な原因の肺炎や腎不全で亡くなっている人は1万人います。
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新型コロナウイルスの力がやや増したとの見解も
コロナウイルスは、風邪の原因の30%程度をしめる程度のウイルスというお話をしましたが、新型コロナウイルスに関して、当初、WHO(世界保健機関)が発表した公表見解よりも強いという報告が相次いでいるようです。
調査の結果をもとに割り出した、一人の感染者から平均で何人に感染しているを示す数値ですが、当初WHOが発表した暫定数値は、1.4~2.5人でした。
ところが、香港やイギリスなどのチームの発表によると3.3~5.5人と約2倍の数値だったんです。
1より小さい数値だと将来的には、自然消滅することが見込まれるそうですが、数値が1より大きいと感染の拡大が見込まれるそうです。
WHOの当初の発表では1より大きいものの、それほど高くなかった数値ですが、後からの報告では数値が2倍にはねがっているわけです。
新型コロナウイルスを指定感染症に指定するとどうなる?
今日、1月28日(火)の閣議で、新型コロナウイルスを指定感染症に指定すると政府が表明しましたが、指定されるとどんなことになるのでしょうか?
指定感染症の指定というのは、生命や健康に深刻な被害を与える恐れがある感染症の拡大をストップするための感染症法という法律で定められている措置です。
感染症というのは、最終的に危険性の高い方から1~5類などに分けて個別に対策を決めるそうです。
その前段階が指定感染症という対処だそうです。
具体的には、
- 患者を見つけた医師には、保健所への報告が義務付けられる
- 感染者の就業制限
- 感染者を設備や態勢の整った全国約400の指定医療機関へ強制入院が可能になる
とかなり厳しく対処されます。
その代わりというわけではないのでしょうが、感染者が入院した場合は、入院中の治療費は公費で負担されます。
指定期間は、最長1年間。
必要と認められた場合は、1回に限り1年の延長がされます。
その間に、分類措置をとるのか、とるとしたら何類にするのかを決めるそうです。
じゃあ、新型コロナウイルスは、どうなるのでしょうか?
分類されるのでしょうか?
分類されるとしたらどこに分類されるのでしょうか?
今の段階では、同じコロナウイルスで発症される、「中東呼吸器症候群(MERS)」や「重傷急性呼吸器症候群(SARS)」と同じ2類感染症に分類される見込みだそうです。
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新型コロナウイルスは市販のマスクや手洗いなどで防げる?ワクチンはある?
新型コロナウイルスは市販のマスクや手洗いなどで防げるのか?
ワクチンはあるのか?
そんな声もたくさん挙がっています。
マスクや手洗いはしないよりもした方が格段に感染確立を低下させることができます。
しかし、100%防げると考えるのは危険です。
確率を低下させられると考えた方が安全です。
アルコールは有効なようです。
今騒がれているのは、コロナウイルスです。
ですから、インフルエンザとノロウイルスに対する予防方法を併せて用いると考えるとよいのではないでしょうか。
コロナウイルスはノロウイルスと同じで便の中にも含まれると考えられます。
トイレでの移染も一部では起こる可能性も考えられます。
ただ、ノロウイルスほど少量のウイルスで感染するわけでもないみたいなので、かなり限定的だとは思いますが、油断はしないほうがよいでしょう。
ワクチンについては、SARS用のものでも広く実用化されているワクチンはないそうです。