昨日のクローズアップ現代で、シーフード産業の実態を特集していました。
シーフード産業の闇 食卓の向こうで何が起こっている
こうした問題の発覚は、タイをはじめとするアジアから水産物を輸入する欧米諸国に衝撃を与えました。
EUは、これまでのIUU漁業に加え、不当な労働で獲られた魚も対象となり、輸入の全面的な停止を辞さないとの警告を発しました。
タイ政府は、取締を強化しました。
タイは、人身売買の撲滅に向け、強い決意で抜け道を防ぐ努力を続けているそうです。
中国の漁船で乗組員が撮影したとされる映像には、劣悪な環境で労働に従事する環境が記録されていました。
シーフード産業の闇 日本はどう対応するのか
濱田武士さんは、
「およそ20年前から遠洋漁業関係者を通して、こうした不当労働が知られていた。こうした形で出てきた以上、国として何らかの対応は必要だ」
などと語りました。
日本政府は、IUU漁業による魚の国内流通を防ぐ法律、水産流通適正化法の成立させましたが、あくまで資源保護が主たる目的であって、不当労働に関しては、規制の対象ではないのだそうです。
対象となった魚種は、イカなどの4種のみでした。
EUは、全魚種、アメリカは13魚種を対象としています。
取引企業は、一企業で対応する限界を感じるそうです。
濱田武士さんは、
「貿易商社がフェアトレードの精神を醸成、国としては貿易の法律から人権侵害を起こした者については輸入しないという枠組みを作るといったことが大事」
などと語りました。
また濱田武士さんは、
「怪しい輸入先国としては、労働法制を守らせるよう外交圧力をかけるということが大事」
などと語りました。
また、
「ただ告発するだけではなく、国際的な枠組みとして通報窓口のようなものを作るということが大事」
などと語りました。
Twitterでのシーフード産業の闇への反応
よく言うよね、自分らの利権がヤバくなると秒で法規制するくせに。
根本的な問題は、人権を無視した漁労で捕獲された漁業産品を日本人がのほほん~んと雑に食べていることなのでは....
みんな、クローズアップ現代、今放送中の「シーフードの闇」見てほしい。
日本ってこんなヤバいの?と思う…
シーフードの闇
クローズアップ現代「食卓の向こうに“闇”がある 追跡!シーフード産業の実態」
世界有数の水産大国タイでは、ブローカーにだまされるなどして船に乗せられ、低賃金で過酷な労働を強いられる人たちが。“海の奴隷労働”と指摘される問題。長い間、➡
外国の政府、事業者に証明書義務化 イカ、サバ、サンマ、マイワシ 不当な労働、人権のチェックリストを作成
日本が悪いってなってるけど、適正な価格をちゃんと払ってるのに、バイヤーがポッケして労働者に支払われていない。
もう隣国の慰安婦問題からバイヤーのポッケ問題に悩まされる日本。