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アナザーストーリーズで韓国のセウォル号沈没事故を特集していた

アナザーストーリーズで、韓国のセウォル号沈没事故を特集していました。

2014年4月に起きたセウォル号沈没事故は、韓国史上最悪の海難事故でした。

犠牲となった304人のうちの多くが高校生でした。

事故の原因の1つが過積載とされています。

加えて、船長や船員は我先にと脱出すると言う常識的に考えられない行動を起こしました。

さらに海洋警察は、船内に入ろうとしませんでした。

それでも、沈没までの101分、勇気ある行動を起こした人々がいました。

セウォル号沈没事故で決断が救った命

パク・スンギ氏は、不法な漁業を取り締まる指導船に乗っていて、セウォル号沈没事故の発生当時、40km離れた場所から現場へと向かいました。

10時6分頃に現着すると、セウォル号の周囲には船舶がいたものの、事態を静観しているようだったそうです。

スンギ氏は、セウォル号の後方に近づくと学生たちの姿があり、船へと乗り込んでいきました。

すると、周囲の船も救助に加わるべく、接近してきたそうです。

キム・ソンムク氏は、デッキ付近で救助を待っていた中、船内に消防ホースを垂らし、デッキにいた高校生らをデッキへと誘導しました。

しかし、次第に床は垂直になり、引き上げることはできませんでした。

船内には海水が流れ込み、ソンムク氏は、何人かと外に投げ出されたそうです。

どうやって脱出できたのか覚えていないそうです。

セウォル号は、10時15分頃、急速に沈み始めました。

船内にいたパク・ジュンヒョクさんでしたが、なんとか船外に出ることができ、スンギ氏は水面に浮かんだ救命胴衣を視認し、船に引き上げたそうです。

ジュンヒョクさんは、セウォル号沈没事故の最後の生存者となりました。

セウォル号沈没事故の真相究明のために

ジャーナリストのチョン・ウンジュ氏は、セウォル号沈没事故から3日後に現場を訪れ、事実と異なる発表を繰り返す政府に悲憤慷慨する遺族たちの様子をまとめ、記事を執筆しました。

事故から1年後、遅々として進まない事故の真相究明に乗り出し、15万枚に及ぶ関係資料を読み込んだそうです。

注目したのは、海洋警察の現場責任者で、犠牲者304人のうち、責任を負うのは56人だったそうです。

ただ、ウンジュ氏は、無線以外に携帯電話でも現場報告が行われていたことを突き止め、9時36分には船内に乗客が残っていることを立証しました。

その時点で避難命令を出せば、303人は助け出すことができたそうです。

裁判で海洋警察の現場責任者には、業務上過失致死で3年の懲役刑が言い渡され、我先にと脱出したセウォル号の船長は無期懲役となりました。

セウォル号の最後の交信記録

セウォル号の最後の交信記録によると、乗組員は救助船が小さく、全員は乗船できないと気付いていました。

だからこそ、避難命令を出さず、先んじて脱出を図ったとみられるそうです。

ウンジュ氏は

「何故、助けられなかったのか徹底的に明らかにすることで、セウォル号沈没事故が韓国社会に教訓を残すことができる」

と話します。

2017年4月、ジュンヒョクさんは慰霊祭に足を運びました。

自分がやるべきこと、責任を負うべきことをできる人間になりたいそうです。

Twitterでのアナザーストーリーズへの反応

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