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世界仰天ニュースでやってたココ山岡の宝石詐欺

世界仰天ニュースで、ココ山岡の宝石詐欺を特集していました。

若者が騙されたココ山岡の衝撃セールス

ココ山岡は、全国約130店舗を展開し、年間630億円売り上げていました。

しかし、1997年に倒産しました。

仰天ニュースは、裁判資料などに基づき、ココ山岡の宝石詐欺事件を再現しました。

ココ山岡宝石詐欺事件

東京に住む30代の男性は、手取り約30万円で、一人暮らしでした。

1995年、男性は、ココ山岡の店員に呼び止められ、購入から5年以上たって不要なら会社が同じ金額で買い戻すという

「5年 買い戻し特約」

の説明などを受けて、ダイヤネックレスを購入しました。

男性がダイヤを購入した約2年前からココ山岡の社長は、

「5年 買い戻し特約」

に対して支払えるめどが無いことを把握していました。

さらに、男性がダイヤを購入した時、5年後買い戻しはできない状態に陥っていました。

しかし、ココ山岡は、強引なセールスを続行していました。

ココ山岡は、1951年に横浜で開業し、いち宝飾店から会社組織に変わっていきました。

1970年代初め、婚約指輪を贈る日本人は半分の割合ほどしかいませんでしたが、海外の有名ダイヤモンドブランドが

「ダイヤモンドは永遠の輝き」

「ダイヤモンドの婚約指輪は給料の3か月分」

などと広告をうち、いつしかダイヤモンドの婚約指輪が一般的になっていきました。

若い男性たちは、山口百恵など好きなアイドルを応援し始め、

「女性のためにお金を使う」

が一般的になった頃、ココ山岡はダイヤモンドを主力商品としました。

ココ山岡の体制

ココ山岡は社員をやる気にさせるため、本社に複数の営業本部を設置し、営業本部間の売り上げを競わせる体制を作りました。

1981年、専務の男は

「5年 買い戻し特約」

を考えて、分割払いもできるようにし、1983年には154億円の売り上げを記録しました。

そんなある日、専務の男はジャパンジュエリーを立ち上げ、ココ山岡の利益をジャパンジュエリーに流す仕組みを築きました。

さらに、専務の男は、ジャパンジュエリーに流れた金を私的に使い、お客が断れなくなる売り方のマニュアルも作成しました。

若者をダマし続けたココ山岡の衝撃セールスの手口

ココ山岡では、1人目の店員が客と仲良くなり、2人目の店員がダイヤモンドの話をしていき、3人目の店員が値引きの演出をして決断を促す、などといった役割分担を「トリプル販売」と呼び、マニュアル化しました。

こうした徹底したセールスもあり、1988年には300億円超の売上を記録しました。

ココ山岡の倒産

ココ山岡の売り上げを伸ばし続け、社長に就任した男らは、ダイヤモンドを鑑定する鑑定会社を設立し、意図的にダイヤモンドをグレードアップした鑑定書を発行しました。

販売価格をつり上げ、利益を増やしました。

しかし、バブル崩壊後、多くの客が買い戻しを希望。

また、顧客からの苦情が相次ぎ、消費者生活センターからの指導を受け、キャンセル料を上乗せすれば、5年経過前でも返金しなければならなくなりました。

1993年、約113億円の赤字となりました。

1993年、社長の男は部下に社長の座を譲るも、男の指示で、強引なセールスなどを続けて、延命をはかるも1997年、ココ山岡は倒産しました。

ココ山岡倒産による被害者たちの闘い

ココ山岡でダイヤモンドを購入した男性は、消費者生活センターや弁護士に相談し、93万円のダイヤを質屋で査定してもらいました。

ところが、質屋でダイヤモンドを査定してもらったところ、購入価格の10分の1程度だと言うことが判明しました。

当時、このような被害者が全国に約10万にいて、全国各地に38の弁護団ができました。

セールスの実態を暴いた弁護団

弁護団がセールスの実態を調査し、信販会社の史料を確保します。

ココ山岡倒産から3年後、ダイヤモンドを信販会社におさめることを条件に、未払金92億円の全額支払い免除と、支払金59億円のうち約25億円を返還するとして信販会社と和解しました。

また、役員として任務に背き、ココ山岡に損害を与えた男らは、特別背任罪・詐欺罪などで起訴され、懲役5年6か月などの刑が課せられました。

Twitterでの世界仰天ニュースでやってたココ山岡の宝石詐欺事件への反応

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