本ページはプロモーションが含まれています

Twitterまとめ 芸能スポーツ関連

アナザーストーリーズで特集したナチス略奪絵画発見

アナザーストーリーズで、2012年にドイツのミュンヘンで起こった世紀の大発見、ナチス略奪絵画の発見を特集していました。

脱税の容疑がかけられた男の家で見つかったのは、第二次世界大戦中に失われた数々の名画でした。

2人の記者の執念のスクープ

事件の舞台となったのは、ミュンヘンの住宅街にあるマンションでした。

元フォークス誌の記者であるトーマス・レルは、検察庁の職員から

「ナチスによって略奪された膨大な絵画が見つかった」

との話を耳にします。

ミュンヘンは、かつてナチ党の本部があった場所で、件のマンションに住んでいたのは、党お抱えの画商、ヒルデブラント・グルリットの息子という噂でした。

トーマスは、グルリットの手がかりを漁り、コルネリウス・グルリットなる男の名を突き止めます。

難航するコルネリウス・グルリットとの接触

トーマスは、ナチス関連のスペシャリストであった同僚のマルクス・クリシャに協力を依頼し、2人は、グルリットの妻の手がかりから息子に接触を試みます。

2人は、古い住民登録台帳からグルリットの妻の住所を割り出して現場に向かうと、そこには舞台となったマンションが建っていました。

大きな手がかりを掴んだ2人ですが、コルネリウス・グルリットとの接触は、思いがけず難航してしまいます。

張り込みや聞き込みをしても進展はなく、遂には、存在そのものが疑われはじめた頃、国税局の職員から、極秘で捜査資料をリークしてもらうことに成功します。

資料には、錚々たる名画1200点が発見されたことが記されていました。

世紀のスクープ

事件の発端となったのは2010年9月22日、スイスに向かう列車の車内で不審な老人が発見されたことでした。

税関の職員が、大量の金を持ち歩いていた老人に理由を問いただすと、老人は

「画商だった父がスイスの銀行に預けていた金を下ろしただけだ」

と弁明します。

それから2年後、国税局が、老人の家に家宅捜索に入ったことで、あの膨大な絵画が発見されました。

このニュースは、1年以上も政府によって隠されていましたが、これは、ドイツでは民法上30年以上所有したものは、所有権が元の持ち主から新たな所有者に移るという制度があったためでした。

当局は、グルリットから絵画を取り戻すための闇取引を行うために時間を稼いでいたのではないか、というのがトーマスの見方です。

マルクスは、こうした事情も踏まえながらも、

「あの絵の存在は歴史的に見ても不当なものだ」

と公表を決意します。

こうして2013年11月4日、世紀のスクープは世に出されました。

美術史家 絵画に刻まれた衝撃の真実

この事件で美術品の鑑定を行ったのが、美術史家のマイケ・ホフマンでした。

ドイツ政府から巨大な倉庫に案内された彼女は、そこで1200点以上の絵画を目にします。

絵画の大半は、タイトルも作者名も不明でしたが、クオリティを見れば歴史的な代物であることは明らかでした。

集められた作品が、ナチスによって略奪されたものではないかという彼女の疑念に突破口を与えたのは、オットー・ミュラーの肖像という絵画のキャンバスに貼り付けられていたステッカーでした。

ステッカーに記されていた5桁の番号は、ナチスが残した絵画の管理番号と一致していて、絵画がナチスによって奪われたものを示す何よりの証拠でした。

こうして調べを進めていくと、実に400点が美術館や市民からナチスが奪った絵画であることが判明しました。

それは同時に、ナチスから芸術を守った男とされてきたグルリットのイメージを覆すものでもあったのです。

グルリットのイメージを覆した決定的な作品

決定的となったのは、ピアノ演奏という作品でした。

これは、戦時中にユダヤ人コレクターがグルリットに売却したもので、戦後になって買い戻しを要求したコレクターにグルリットは

「絵は空襲で焼けてしまった」

と返答していました。

グルリットは、1956年に交通事故で他界し、息子のコルネリウス・グルリットは、この莫大な遺産を受け継ぐことになります。

コルネリウスは、国籍をオーストラリアのものにし、近所付き合いなども極力避けた生活を送っていました。

父親から受け継いだ大量の絵画は、コルネリウスにとって呪縛でもあったのではないかとマイケは指摘します。

事件が報じられてからまもなく、コルネリウスは、マンションの部屋でひっそりと息を引き取ったそうです。

ユダヤ人家族が執念の奪還

ニューヨークに暮らすデヴィット・トーレンは、幼少期にドイツから亡命したユダヤ人の1人です。

絵画発見のニュースを聞いたトーレンは、浜辺の乗馬という作品に幼少期の思い出を蘇らせます。

別荘を訪れた際にトーレンは、この絵を目にし、強く惹きつけられたそうです。

家族が幸せであった思い出の絵を取り戻すため、トーレンは、息子と共にアメリカの裁判所を通じてドイツ政府に返却を迫りました。

トーレンの予想通り、この返却要求は大きなニュースになり、ドイツ政府も返還に向けて動き出します。

その結果、浜辺の乗馬は、確かに略奪されたものであることが明らかになり、80年ぶりに名画は、トーレンの元へと戻りました。

こうした略奪の疑いが強い絵画は、ドイツ連邦共和国美術展示館に所蔵され、元の持ち主が現れるまで保管されています。

Twitterでのアナザーストーリーズで特集したナチス略奪絵画発見への反応

-Twitterまとめ, 芸能スポーツ関連
-, ,

© 2024 アラ還おやじのコーヒータイム!これっていいんじゃない?