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四国犬の暴走、飼い主はどこまで責任を負うべきか?群馬のかみつき事件から考える

2024年2月7日、群馬県伊勢崎市の公園で、小学生から大人まで12人が次々と犬にかまれ、ケガをするという事件が発生しました。

かんだ犬は体長約130センチの「四国犬」で、すでに確保され、確保したのは飼い犬だったことが明らかになりました。

飼い主は取材に応じ、

「まさか脱走するとは思いもよらず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

と謝罪しました。

この事件は、飼い犬が脱走して人を襲うという事態が起きたことに加え、犬の種類が「四国犬」という比較的珍しい猟犬であったことから、多くの注目を集めました。

  • 四国犬とはどのような犬なのか
  • 飼い主はどのような責任を負うべきなのか
  • 犬の飼育に関する法律や実態はどうなっているのか

などの問題が浮かび上がってきました。

とても気になるところですね。

四国犬という犬種の特徴

四国犬は、日本犬の中でも特にかむ方で、簡単に言うと猟犬です。

四国犬は、四国地方の山岳地帯で野生化した犬と中国から渡来した犬との交配によって生まれたとされています。

四国犬は、日本犬の中でも最も古い犬種の一つで、日本犬保存会によって国の天然記念物に指定されています。

四国犬は、体高約50センチ、体重約20キロの中型犬で、毛色は赤、黒、虎毛の3種類があります。

四国犬は、勇敢で忠実、独立心が強く、猪や鹿などの獲物を追跡するのに適した能力を持っています。

しかし、その反面、人間や他の犬に対して攻撃的になることもあり、飼育には注意が必要な犬種です。

四国犬は、家族でペットにするような感じの犬ではなく、大人が趣味で飼育するとか、狩猟に使う犬です。

犬の飼育に関する法律と実態

犬の飼育に関する法律としては、主に動物愛護法と狂犬病予防法があります。

動物愛護法は、動物の適切な飼養管理や虐待の禁止などを定めた法律です。

動物愛護法によると、犬の飼い主は、

  • 犬に適切な餌や水を与える
  • 適切な場所に飼う
  • 適切な運動や健康管理を行う

などの義務があります。

また、犬が人や他の動物に危害を及ぼさないように、必要な措置を講じる義務もあります。

犬が人にかみついた場合、飼い主は、被害者に対して損害賠償責任を負うことになります。

狂犬病予防法は、狂犬病の予防と発生時の対策を定めた法律です。

狂犬病予防法によると、犬の飼い主は、犬に年1回の狂犬病予防注射を接種し、犬の首輪に注射済票をつける義務があります。

また、

  • 犬を飼い始めた場合
  • 犬を引き取った場合
  • 犬を譲渡した場合
  • 犬が死んだ場合

などは、市町村に届け出る義務もあります。

しかし、これらの法律にも問題点があります。

動物愛護法は、犬の飼育に関する基準を具体的に定めていないため、飼い主の判断に委ねられる部分が多くなります。

例えば、犬の適切な運動量や飼育場所の広さなどは、犬の種類や個体によって異なるため、一概に決めることができません。

また、犬が人に危害を及ぼさないようにする必要な措置とは、具体的にどのようなものなのか、明確に示されていません。

狂犬病予防法も、犬の登録や注射の届け出に関する罰則がないため、実効性に欠けるという指摘があります。

実際に、狂犬病予防注射の接種率は、全国平均で約70%にとどまっています。

飼い主の責任と対策の必要性

犬の飼育に関する法律は、飼い主の責任を明確に規定しているとは言い難いものとなっています。

しかし、犬は人間の社会に暮らす動物であり、人間との共生のためには、飼い主が犬の管理や教育に責任を持つことが不可欠です。

特に、四国犬のような猟犬は、本能的に獲物を追いかける傾向が強いため、飼い主は犬の性質や特徴を理解し、適切なしつけや訓練を行う必要があります。

また、犬を外に連れ出す際には、必ずリードをつけるなどの安全対策を講じることが求められます。

犬が脱走したり、人にかみついたりすることは、犬のせいではなく、飼い主の管理不足や教育不足によるものであるという認識が必要です。

しかし、飼い主の責任だけではなく、社会全体の関心や支援も必要です。

  • 犬の飼育に関する法律の見直しや厳格化
  • 犬の登録や注射の徹底
  • 犬の飼育に関する啓発や教育
  • 犬の保健や福祉の向上

などの取り組みが望まれます。

また、

  • 犬の飼育に関する相談や助言
  • 犬のしつけや訓練のサービス
  • 犬の保護や里親探しの活動

などの支援も必要です。

犬は人間の友であり、パートナーです。

犬と人間が互いに幸せに暮らすためには、犬の飼い主だけでなく、社会全体が犬に対する理解と愛情を持つことが大切です。

Xでの犬の飼い主の責任への反応

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