肉がない肉屋が京都にあるそうです。
その場所は、京都市の中心部で昔ながらの商店街にある肉屋です。
店頭の冷蔵ケースには肉の写真だけが陳列されています。
注文を受けるたび、店主が奥の冷蔵庫から肉を取り出し、切り分けて販売しています。
肉屋なのに肉がない理由
この肉屋では1年ほど前、冷蔵ケースが冷えなくなり店をたたむことも考えました。
しかし、商店街事務局の方から提案され、現在の肉の写真を陳列して、注文を受けるたびに店主が奥の冷蔵庫から肉を取り出し切り分けて販売するシステムにしました。
最初は、店主たちも写真だけで商売になるのかと不安に思っていました。
でも、売り上げが落ちることはありませんでした。
さらに注文を受けてから切り分けるため、肉の鮮度が落ちにくくなり、冷蔵ケースの電気代も浮くなどの利点もありました。