月曜から夜ふかしでやっていた蚊柱が全国で呼び方が違う現象問題！「蚊柱」と呼ぶのは東京だけ？全国の呼び方とその由来を調べてみた

2024年2月12日

月曜から夜ふかしでやっていた蚊柱が全国で呼び方が違う現象問題。

夏の終わりから秋にかけて、街灯や水辺などに集まる小さな虫の群れを見たことはありませんか？

あれって蚊ではなくて「ユスリカ」というハエの仲間で、刺さないものの不快感や健康被害を引き起こすこともある厄介な虫なんです。

しかし、この虫の群れのことを「蚊柱」と呼ぶのは、実は東京だけだとか。

全国では様々な呼び方があるそうですが、どのような呼び方があるのでしょうか？

また、その呼び方にはどのような由来があるのでしょうか？

月曜から夜ふかしで取り上げられた「蚊柱が全国で呼び方が違う現象問題」について、詳しく調べてみました。

1 全国の呼び方とその分布
2 呼び方の由来とその特徴
3 蚊柱が全国で呼び方が違う現象問題まとめ
4 Xでの月曜から夜ふかしへの反応

全国の呼び方とその分布

まず、全国の呼び方とその分布を見てみましょう。

蚊柱：東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
頭虫：青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、福井
脳食い虫：宮城
びんた虫：長野
わいわい虫：北海道
浮塵子（ふじんし）：北海道
ビワコムシ：滋賀
ウンコ：沖縄
ソブエムシ：沖縄
その他の呼び方：なし

この結果から分かることは、やはり「蚊柱」という呼び方が最も多くの都道府県で使われていることです。

しかし、東北地方では「頭虫」という呼び方が多く、北海道では「わいわい虫」や「浮塵子」という独自の呼び方があることがわかります。

また、滋賀県では「ビワコムシ」という呼び方があるのは、琵琶湖に多く生息するユスリカの種類に由来するのでしょうか。

沖縄県では「ウンコ」や「ソブエムシ」という呼び方があるのは、ユスリカに対する嫌悪感や軽蔑感が表れているのでしょうか。

呼び方の由来とその特徴

次に、呼び方の由来とその特徴について見てみましょう。

以下のような由来や特徴があるそうです。

蚊柱：ユスリカが蚊に似ていることと、柱のように立っていることから。最も一般的な呼び方で、全国の約8割の人が使っているという調査結果もある。
頭虫：ユスリカが人間の頭の上に集まることから。東北地方では「頭虫」という言葉が「頭の中に虫がいる」という意味で使われることもあるため、注意が必要。
脳食い虫：ユスリカが人間の頭の上に集まることから。宮城県では「脳食い虫」という言葉が「頭の中に虫がいる」という意味で使われることもあるため、注意が必要。
びんた虫：ユスリカが人間の頭をびんたするように飛び回ることから。長野県では「びんた」という言葉が「平手打ち」の意味で使われることがある。
わいわい虫：ユスリカがわいわいと鳴くように聞こえることから。北海道では「わいわい」という言葉が「騒がしい」や「楽しい」の意味で使われることがある。
浮塵子（ふじんし）：ユスリカが空中に浮遊する塵のように見えることから。北海道では「浮塵子」という言葉が「ほこり」の意味で使われることもある。
ビワコムシ：ユスリカが琵琶湖に多く生息することから。滋賀県では「ビワコムシ」という言葉が「ユスリカ」の代名詞として使われることがある。
ウンコ：ユスリカがウンコのように見えることから。沖縄県では「ウンコ」という言葉が「ユスリカ」の代名詞として使われることがある。
ソブエムシ：ユスリカがソブエ（沖縄方言で「糞」の意味）のように見えることから。沖縄県では「ソブエムシ」という言葉が「ユスリカ」の代名詞として使われることがある。