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クレイジージャーニー!神津島の古き良き風習「二十五日様」の由来と禁忌とは?神秘的な儀式に迫る

クレージージャーニーで話題に上がった神津島は、東京都の南に位置する伊豆諸島のひとつです。

自然豊かな島で、海や山、温泉などの魅力がたくさんあります。

しかし、神津島には、観光客にはあまり知られていない古くから伝わる神秘的な風習があります。

それがクレージージャーニーで話題に上がった「二十五日様」と呼ばれる神様が島に訪れるという伝承です。

「二十五日様」は旧暦1月24日から25日にかけて行われる神事で、この期間中は島民は外出を控えて家で静かに過ごすという厳しい物忌があります。

この神事は海からの神迎えの儀式であると考えられ、古くは伊豆諸島の他島でも行われたという歴史があります。

しかし、現在では旧暦で行われているのは神津島だけで、他の島では新暦に変わっています。

「二十五日様」の由来や禁忌、神様の正体や島の信仰について詳しく解説します。

神津島の古き良き風習に触れて、島の魅力をさらに感じてみましょう。

「二十五日様」の由来とは?

「二十五日様」の由来については、諸説ありますが、一般的には、次のような説が有力です。

  • 神津島の海岸にある「水配り像」に関連する伝説に基づくもの。この伝説によると、天孫降臨の際に、猿田彦大神が伊豆諸島の水を配分したところ、神津島だけが水が少なくなってしまった。そこで、猿田彦大神は、旧暦1月24日に神津島に水を持ってくると約束した。しかし、その日は海が荒れて船が出せなかったため、翌日になってしまった。そのため、神津島では、旧暦1月24日と25日の2日間に神様が島に訪れると信じられるようになったというものです。
  • 神津島の漁業に関連するもの。神津島では、古くからカツオ漁を中心とした漁業が盛んでした。カツオ漁は、旧暦1月24日に解禁されることが多かったため、その前日には、漁師たちが航海の安全と豊漁を祈るために神社に参拝した。その際に、海からの神様を迎えるために、物忌奈命神社の境内にイボジリという魔除けの飾りを供えた。その後、イボジリは玄関や神棚にも飾られるようになり、神様が家に入らないようにするという意味が加わったというものです。

いずれにせよ、「二十五日様」は、神津島の人々が海や自然と密接に関わってきた歴史や信仰の表れであると言えます。

「二十五日様」の禁忌とは?

「二十五日様」の期間中は、島民は外出を控えて家で静かに過ごすという物忌があります。

これは、神様が島に訪れるときに邪魔をしないようにするという敬意の表れであり、また、神様に見られると凶事が起こると恐れるからでもあります。

具体的には、次のような禁忌があります。

  • 海や山、畑に行ったり、夜間に外出したりすることは厳禁です。海を見るのも控えます。仕事も休みます。
  • 家の中では、大声を出したり、笑ったり、怒ったりすることは避けます。話し合いもひそひそとささやく程度にします。
  • 便器を土間に持ち込み、屋内で用を足します。水を使うのも控えます。飲み水や料理に使う水は、事前に用意しておきます。風呂に入るのもやめます。洗濯や掃除もしません。
  • 火を使うのも控えます。火を使って料理するのも避けます。暖房器具も使いません。ろうそくやお香も立てません。
  • 神様が家に入らないようにするために、玄関や窓にイボジリという魔除けの飾りをつけます。イボジリは、竹や木の枝に紙や布を結んだもので、神様の目を惑わせるという意味があります。
  • 神様にお供え物をします。お供え物は、米や塩、酒、餅、果物などです。神棚や玄関に置いておきます。

これらの禁忌は、神津島の人々が神様に対して深い敬意と畏怖を持っていることを示しています。

また、神様が島に訪れるということは、島の自然や生活に大きな影響を及ぼすということでもあります。

神津島の人々は、神様との共存を大切にしてきたのです。

「二十五日様」の神様の正体とは?

「二十五日様」の神様の正体については、明確には分かっていません。

しかし、次のような説があります。

  • 猿田彦大神の化身であるという説。これは、水配り像の伝説に基づくもので、猿田彦大神が水を持ってくると約束したことから、神津島の守護神とされるというものです。猿田彦大神は、道祖神や道開きの神としても知られており、神津島では、道祖神として祀られています。
  • 物忌奈命神社の祭神であるという説。これは、神津島の中心部にある物忌奈命神社が、「二十五日様」の神事の拠点となっていることから、祭神である物忌奈命が神様の正体であるというものです。物忌奈命は、海の神や漁業の神としても信仰されており、神津島の漁業に関係するというものです。
  • 神津島の先祖の霊であるという説。これは、神津島の人々が祖先崇拝を行っていることから、神様は神津島の先祖の霊であるというものです。神津島の人々は、先祖の霊を神として尊び、敬うという信仰を持っています。

いずれにせよ、「二十五日様」の神様は、神津島の人々にとって大切な存在であることは間違いありません。

「二十五日様」の体験とは?

「二十五日様」は、神津島の人々にとって、日常生活から離れて、神様と向き合う貴重な機会です。

しかし、観光客にとっても、「二十五日様」は、神津島の文化や信仰を深く知ることができる貴重な体験です。

「二十五日様」の期間中は、島の雰囲気が一変します。

島のあちこちにイボジリが飾られ、島民は家にこもって静かに過ごします。

外出するときは必ず帽子やマスクをして、神様に見られないようにします。

島の中心部にある物忌奈命神社では、神様を迎えるための準備が行われます。

神社の境内には、神様の乗り物とされる船や馬が飾られます。

また、神社の前には、神様の足跡とされる石が置かれます。

「二十五日様」の最終日である旧暦1月25日の夜には、神様が島を去るという儀式が行われます。

この儀式は、神社の神職や島の有力者だけが参加できる非公開のものです。

儀式の内容は秘密にされていますが、神様を海に送り出すというものだと言われています。

儀式が終わると、島民は一斉に外出して神社に参拝したり、お祭りを楽しんだりします。

これは、神様に感謝したり、神様のご利益を受けたりするためです。

「二十五日様」は、神津島の人々の生活や信仰に根ざした神事です。

観光客は、この神事に参加することはできませんが、島の雰囲気や文化を感じることはできます。

神津島に訪れる際には、「二十五日様」の期間をチェックして、神津島の古き良き風習に触れてみてはいかがでしょうか。

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