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7月18日放送の元気の時間のテーマだった夏の脳梗塞を早期発見するポイントをまとめてみた!

7月18日放送の元気の時間のテーマは、この時期に急増する脳梗塞でした。

脳梗塞と言う病気は、動脈硬化や血栓などの影響で脳の血管が詰まり細胞が壊死する病気です。

対応を一つ間違えば、半身不随や失語症と言った重大な後遺症が残ります。

後遺症だけでも十分に怖いのですが、く最悪の場合、死に至ることもある病気です。

今日は、7月18日の元気の時間のテーマだった夏の脳梗塞を早期発見するポイントをまとめてみました!

元気の時間に出演した夏の脳梗塞経験者

脳梗塞と言う病気は、気温が32度を超えると死亡率が急増する病気です。

元気の時間では、夏に脳梗塞を発症した2人の経験者が登場し、早期発見のポイントや対処法を紹介してくれました。

一人目の夏の脳梗塞経験者は、川勝弘之さん65歳です。

川勝弘之さんは、脳梗塞になった当時は、左半身が動かなかったそうです。

ですが、現在は、不自由のない生活を送っているそうです。

川勝弘之さんが脳梗塞を発症したのは、2004年の9月。

日曜日の早朝午前4時だったそうです。

この日は、当時の記録を見ると、東京で観測史上最も高い39.5度を観測した年でした。

異常にのどが乾いて目が覚めた川勝弘之さん。

人は、睡眠中、一晩で約500mlの汗をかきます。

そのため夏は、特に水分不足に陥りやすくなっています。

体内の水分が不足すると血液がドロドロになり固まりやすくなります。

朝方の、喉の乾きには気をつける必要があります。

それは、脳梗塞のリスクが高まっている証拠だからです。

実際、脳梗塞の発症は、朝方、起床時に多く見られます。

川勝弘之さんは、朝起きたときに、立ち上がろうとし、その瞬間、床の感覚がなくなりそのまま顔から倒れてしまったそうです。

なかなか起きてこない夫を心配し、様子を見に行った妻が目にしたのは、立ち上がれない夫の姿だったそうです。

元気の時間で経験者が語る夏の脳梗塞!運命の分かれ道の一つは思い込み

川勝弘之さんの妻、佳子さんは、夫のその状態を見て、正常性バイアスという反応を起こしたそうです。

正常性バイアス

正常性バイアスとは予期せぬ出来事に直面した時

「自分にはそんな事は起きない」

と思い込む心理のこと。

川勝弘之さんの妻佳子さんは何故正常性バイアスを起こしたのか

当時の川勝弘之さんの妻、佳子さんは、脳梗塞の知識がありませんでした。

その知識がなかったことで、特に思い込みに陥りやすかったと考えられるそうです。

長男の気転が運命を変えた

長男は、川勝弘之さんが脳梗塞を発症した後に、インターネットで症状を調べたそうです。

その長男が、すぐに救急車を手配し、川勝弘之さんは、比較的早く病院で治療を受けることができたそうです。

川勝弘之さんは、左足の感覚がなくなったそうです。

これは、脳が左右で身体の反対側を司っている関係からきているそうです。

脳梗塞発症当時のMRIを見てみると、右側の脳に壊死した白い部分が広がっていました。

これが、脳梗塞の代表的な症状である半身麻痺です。

麻痺が出やすいのは、顔・腕・言葉です。

試しに、「いー」と口を開いてみてください。

片側しか動かない場合は、顔に麻痺が出ている可能性があります。

元気の時間に登場した夏の脳梗塞経験者が語るリハビリの重要性

川勝弘之さんは、17年前に脳梗塞を発症しました。

今は、その経験を活かして日本脳卒中協会の副理事として啓発活動をしているそうです。

その川勝弘之さんが、中でも重要視するのが発症後のリハビリだそうです。

いわく発症しては脳が担当する分野が機能しなくなる脳梗塞。

それを戻すのが、リハビリの目的なんだそうです。

脳は、日々記憶を蓄積、これを反復することで精度が上がることがあるのだそうです。

脳梗塞は、血管が詰まるために記憶が入る脳細胞が壊死して、当たり前の簡単な動作もままならなくなります。

これが、後遺症の一つです。

忘れてしまったことを再び記憶させる必要があるそうで、これが地道ながら重要なことなんだそうです。

また、脳梗塞発症から2週間もたてば回復期になり、この時期のリハビリが、殊更重要なんだそうです。

これを過ぎてしまうと、意欲も失われがちになり、記憶も失われてしまうそうです。

元気の時間で夏の脳梗塞経験者が語ったもう一つの運命の分かれ道は家族の距離感

脳梗塞からの社会復帰に必要なのは家族との距離感だと川勝弘之さんは語りました。

川勝弘之さんの妻は、毎日パート終わりにお見舞いに来て、必ず麻痺していた左側の手足をマッサージをしてくれたそうです。

川勝弘之さんの妻は、そのマッサージで、肌の感覚を取り戻そうと考えたそうです。

専門家も、このマッサージを評価していて、患者の安心感にも繋がるそうです。

ただ、過保護に手伝うのは良くないそうです。

それは、患者へのむしろ妨げになるそうです。

家族は、あくまでサポートに徹するべきなんだそうです。

場合によっては、距離を置いたほうが良いそうです。

川勝弘之さんは、発症して3か月後には、麻痺が残っていました。

それでも、川勝弘之さんには、やりたいことがあったそうです。

元気の時間で紹介された脳梗塞のセルフチェック

元気の時間の中で、脳梗塞の簡単なセルフチェックが紹介されていました。

脳梗塞発症で半身麻痺が起きやすい顔・腕・言葉のセルフチェック

脳梗塞を発症すると半身麻痺が起きやすいのが顔・腕・言葉です。

脳梗塞発症で半身麻痺が起きやすい顔・腕・言葉のセルフチェックのやり方

  • 手のひらを上に向けて両手を前に出し目を閉じて10秒数える。・・・片方の手が下がってくると腕に麻痺が起きている可能性がある。
  • 症状があれば顔の半分に麻痺が出たり舌や喉の動きが悪くなるため言葉が出にくくなる。
  • 「いきじびき」と繰り返し口にして何度やってもダメな場合は脳梗塞の疑いがある。

脳梗塞の治療は早ければ早いほど良い

専門のドクターの話によると、脳梗塞と言う病気は、治療が早ければ早いほど良いということです。

1分早く治療すると1日健康な時間が延びると言われているそうです。

現在、脳梗塞は早期であればTPAという血流を回復させる薬が使えるそうです。

このTPAは、発症から4時間以内しか使えない薬なんだそうです。

脳梗塞発症時の大事なポイント

脳梗塞を発症したら3時間以内に病院に到着できるよう半身麻痺に気がついたらすぐ救急車を呼ぶことが大事。

脳梗塞が疑われる時の4つのチェックポイント

脳梗塞かも知れないと思ったときにチェックするポイントは4つ。

「顔・腕・言葉・時間」です、英語頭文字をとって「FAST」と覚えるといいそうです。

元気の時間!夏の脳梗塞経験者が教えてくれた暑い時期だからこその注意点

元気の時間に登場した二人目の脳梗塞経験者は、佐藤輝明さん58歳です。

夏の脳梗塞経験者である佐藤輝明さん58歳が教えてくれたのは、暑い時期だからこその注意点でした。

佐藤輝明さん58歳は、まだ左半身に麻痺が残っているそうです。

2017年の7月下旬に、父親の法事で京都に帰省していた佐藤輝明さん。

この日は35度を超える猛暑日だったそうです。

佐藤輝明さんは、ハンカチで汗を拭いている時に、何回もハンカチを落としていたそうです。

その様子をみていた親族は、違和感を感じていたそうです。

法事の帰り、佐藤輝明さんは、まっすぐ歩いているつもりでも、まっすぐ歩けていなかったそうです。

そして、駐車場で倒れ病院に運ばれたそうです。

脳梗塞発症当時の佐藤輝明さんの脳を見ると右側の脳が壊死していました。

脳梗塞は、熱中症と近い症状であるため、水を飲んで休むという対処をしてしまうことがありますが、半身麻痺がある場合は、すぐに救急車を呼んでください。

佐藤輝明さんは、5ヶ月後に退院し、現在は、社会復帰しています。

佐藤輝明さんは、

「法事の約半年前にいきなり30秒くらい左半身がない状態になった。早く病院に行っていればこのような後遺症は出なかった」

と話していました。

脳梗塞は30秒が運命の分かれ道!脳梗塞の前兆一過性脳虚血発作

4年前に脳梗塞を患った佐藤輝明さん。

佐藤輝明さんは、発症の半年前にも30秒間に渡って左手の感覚が無くなるとの経験をしていました。

その違和感の正体が、一過性脳虚血発作と言う脳梗塞の前兆だったんです。

これは、小さな血栓で脳の血管が詰まることで起こるもので、脳梗塞と同等なのに、短時間で済むために見逃しがちだそうです。

怖いのは、一過性脳虚血発作を経験した6人に1人は、3か月以内に脳梗塞を発症するそうです。

なかでも、一過性脳虚血発作を経験した後48時間は、発症の可能性が高いので、異常を感じたら早期に病院に向かうべきだそうです。

一過性脳虚血発作の症状は、多様で、中には

「歩いていて片足だけを引きずっている」

「ちょっとした段差に躓く」

などがあるそうです。

また、言葉の症状も起こる可能性があり、片目だけが見えにくくなるなどの症状も起こることがあるそうです。

元気の時間で夏の脳梗塞経験者が語った夏の脳梗塞のリハビリとの付き合い方

川勝弘之さんは、脳梗塞発症から3か月後にも通院していましたが、それでもスキーに行こうと思っていたそうです。

実は、川勝弘之さんの好きな歌手のコンサートに、スキーが付随したいたからなんだそうです。

そのため、川勝弘之さんは、スキーに行くことを、その許可を、医師に求めたそうです。

同じく脳梗塞を発症した佐藤輝明さんも、ある目標のために、毎日リハビリに励んでいるそうです。

佐藤輝明さんの、その目標と言うのが、オーロラを直接見ることなんだそうです。

脳梗塞を経験した人にとって、こうした人生の目標を持つことが長期化するリハビリ生活には有用なんだそうです。

元気の時間で紹介した脳梗塞のまとめ

コロナ禍で直接の対面医療が難しいのが今の状況ですよね。

それでも患者を励ますには、オンラインや電話を活用すべきだし、家族もこれに励むべきなんです。

脳の壊死した場所は、二度と戻りません。

でも、繰り返しのリハビリで周りの脳が動き方を覚えてくれるそうです。

アラ還おやじも、気をつけないといけない年齢です。

万が一に、備えることが必要な年です。

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