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昨日のダーウィンが来たはイカナゴを特集してた

昨日のダーウィンが来たは、砂の魚と呼ばれるイカナゴを特集していました。

神出鬼没のイカナゴを海の大砂丘で大群発見

瀬戸内海は、イカナゴの世界的な繁殖地として知られています。

鹿ノ瀬と呼ばれる浅瀬は、鳥取砂丘の3倍にもなる海の大砂丘で、イカナゴワールドが広がっているそうです。

春、水中ドローンでイカナゴを探しましたが見つかりませんでした。

潮の流れが止まった日、今度はカメラマンが潜ると砂の中からイカナゴがたくさん飛び出しました。

イカナゴは、大きく体をうねらせて素早く砂の中に隠れていました。

イカナゴの生態

イカナゴのように、頭から勢いよく砂に潜れる魚は滅多にいません。

イカナゴの体の表面には、シワがあって、1列ごとに丸い鱗が並んでいて、間には隙間が開いています。

また、背中の骨の数は、タイなどの魚の3倍近くあります。

独特の骨と鱗のおかげで体を大きく曲げられるので、バネのように勢いをつけて潜ることができます。

さらに、硬くとがったアゴを持っていて、腹びれがないので潜りやすいのです。

イカナゴにとって水の中は、天敵だらけの危険な場所です。

夏、再び鹿ノ瀬にやってくるとイカナゴの大群が姿を消していました。

イカナゴは大人気の瀬戸内の春の味

明石市で一番人気のイカナゴ料理は、佃煮です。

見た目が曲がった釘に似ていることから

「くぎ煮」

と言われています。

イカナゴ集団失踪の謎

夏、イカナゴ集団失踪の真相解明のために米田博士を訪ねました。

7月~12月末までイカナゴは、砂の中から出ず

「夏眠」

をするそうです。

イカナゴは、アゴを閉じた状態でも僅かな隙間が開いていて、砂粒は通さず水だけを通します。

そのおかげで砂の中でもエラで呼吸ができます。

冬に卵からかえったイカナゴは、ひたすら食べて体に栄養を蓄え、夏眠を開始すると半年間飲まず食わずで蓄えた栄養を使って卵や精子を作ることに集中します。

イカナゴは、長期間砂の中に隠れ続けることで、なんとか産卵の直前まで生き延びようとしています。

イカナゴ激減の謎

瀬戸内のイカナゴは、大幅に減り続けています。

兵庫県における漁獲量は、全盛期だった1970年から激減し、2年前には1%以下になりました。

近年では、漁の期間を3日で打ち切るなどイカナゴを守る取り組みをしていますが一向に回復しません。

栄養が増え過ぎると赤潮が発生するので、国は下水の処理を徹底するなどして流れ出るリンや窒素の量を減らしてきました。

その結果、今度は海の栄養が減りすぎてイカナゴが激減しました。

2021年、国は新たに下水に含まれる汚れの一部を、あえて海に流せるようにしました。

さらに、農業用のため池では、溜まったリンや窒素を海に流しています。

瀬戸内のイカナゴ復活の兆しが見えてきました。

Twitterでのダーウィンが来たで特集したイカナゴへの反応

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