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歴史探偵は出雲大社を特集していた

昨日の歴史探偵は、神話の国・出雲を特集していいました。

縁結びの聖地として親しまれる出雲大社を調査していました。

出雲大社の読み方は、いずもおおやしろです。

巨大な注連縄は長さ13m、重さは5.2トンあります。

木造の本殿は高さ24mに達します。

出雲大社を徹底調査

出雲大社の本殿は最古の神社建築様式の1つ、大社造を今に伝え、国宝に指定されています。

祀られているのは縁結びの神様として有名な大国主大神です。

歴史書、古事記によると、大国主大神は、地上の国を作り上げたとされます。

約20年前、本殿前の地下からかつての本殿の柱が見つかり、年代測定により鎌倉時代のものと分かりました。

古代でも同様の柱が使われていたと考えられます。

出雲大社に残された資料から、古代の出雲に巨大な柱を使った謎の本殿が実在したと言われています。

平安時代の書物を紐解くと、高層建築TOP3が記されていました。

第3位から平安京大極殿、東大寺大仏殿、出雲大社となっています。

古代の本殿の高さは48m、17階建てのビルに匹敵したそうです。

よみがえる高層神殿

清水寺の本堂を支える柱は最長で12mあり、太い柱を横に貫く木材を格子状に組んでいます。

地震や強風による揺れを吸収し、建物の倒壊を防いでくれるとされ、この建築技術は青森県の三内丸山遺跡でも見られます。

今回、文化財構造学を専門とする西澤英和氏が監修を務め、古代出雲の本殿を最新CGによって復元を試みのました。

再現された古代出雲の本殿

最新CGで再現された古代出雲の本殿がお披露目しました。

日本海からの激しい風雪を防ぐため、階段には屋根がつき、本殿の屋根は頑丈かつ重みのある銅板で覆われていたと考えられます。

瀧音能之さんは、

「祀られている大国主大神へ捧げものをするために昇降していたと考えると、古代人の深い信仰心が感じられる」

と話します。

古代出雲

出雲大社から離れたところに位置する神西湖ではシジミがとれ、海水が混じりこんだ汽水湖を示します。

弥生時代、湖は今の3倍の大きさを誇り、穏やかな内海でした。

内海沿いには港があり、集落同士で交易していたそうです。

また、日本列島の地質を調査している野村律夫さんによると、巨大な地殻変動が1500万年前に起き、海底の隆起で巨大な島根半島が誕生しました。

島根半島の南に神西湖、宍道湖や中海があり、陸路や川で繋ぐことで奇跡の交易ルートが広がっていたそうです。

地殻変動による激しいプレートの動きは今もその姿を残しています。

盛んな交易を行った大陸とのつながり

出雲は弥生時代から地の利を活かし、全国各地と交易していました。

岡山県産の土器は葬儀などで用い、沖縄近海の貝殻でできた腕輪、北陸産の碧玉などもあります。

北九州などを経由し、舶来品が出雲にもたらされたそうです。

出雲市の海岸には朝鮮半島からの漂着物がたくさん見つかり、半島から南へ漕ぎ出せば、リマン海流、対馬海流に乗って出雲に辿り着くことができたそうです。

出雲国風土記

出雲国風土記には、出雲各地でとれた山海の幸などが記載され、瀧音さんによると、古代の出雲の人は薬草類にも精通していたと考えられるそうです。

大量の青銅器に秘められた技

出雲からは大量の銅剣や銅鐸、銅矛などが出土しています。

島根県立古代出雲歴史博物館の研究チームが顕微鏡カメラで撮影したところ、細かな研磨が見て取れ、刃に特殊な紋様を生み出していました。

研ぎ分けと呼ばれる高度な加工技術で、光を当てるとキラキラと反射したそうです。

繁栄した古代出雲にその後何があったのか

2世紀末から3世紀前半に出雲の地を治めた王たちの墓はまとまって残され、四隅突出型と呼ばれます。

しかし、3世紀半ばを境に突如としてその姿を消します。

当時、全国各地を席巻したのが前方後円墳で、推し進めたのが大和王権でした。

古事記によると、大和王権を象徴する神とされる天照大神は、地上世界をめぐって大国主大神と争い、天照大神側が勝利します。

大国主大神はやむなく地上世界を譲り渡しました。

出雲は歴史の表舞台から姿を消すも、人々の心の拠り所であり続けました。

大国主大神は農業神、開拓神として崇められ、江戸時代になると縁結びの神様として親しまれていきました。

旧暦の10月、稲佐の浜では全国の神様を迎える

「神迎神事」

が執り行われます。

神々は絹垣という白い布に囲われ、出雲大社の境内に案内され、人々の安寧、縁結びを叶えていきます。

神迎神事

旧暦の十月十日の夜、出雲大社の西の稲佐の浜において神迎神事が行われ、龍蛇神の先導の元、八百万の神々は出雲にお着きになります。

それより1週間大国主大神の元で会議をして、旧暦十月十七日に出雲大社をお発ちになります。

国譲り神話

古事記に記されている国譲り神話で、目に見える世界は天照大神、目に見えない世界は大国主大神が支配することになり、後者には死後の世界、縁結びなどが挙げられます。

瀧音能之さんは、

「奈良や京都の古代史も重要だが、古代の出雲も欠かすことはできない」

などと話し、佐藤二朗さんは、

「地方の歴史、面白いです」

と語りました。

Twitterでの歴史探偵で特集した出雲大社への反応

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