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昨日の世界仰天ニュースは小学生の誘拐事件をやってた

昨日の世界仰天ニュースで、身代金目的の小学生の誘拐事件をやっていました。

衝撃の小学生誘拐事件

小学生の男の子が

「帰りに友達が知らない人に連れ去られた」

と言いました。

母親は、連れ去られた子の両親に連絡しました。

連れ去られた子の家に電話がかかってきて、わざとなのかたどたどしい話し方で

「明日の昼までに3000万円用意しないと息子を殺す」

と連絡してきました。

小学生誘拐事件 悪賢い犯人 VS 警察

犯人から身代金3000万円を要求され、警察に通報したら子どもを殺すと言われた夫婦は、悩んだ末に警察に通報しました。

警察はすぐに身代金誘拐事件として捜査本部を設置しました。

自宅にも捜査員が送り込まれました。

両親は、信頼できる身内に事情を説明し3000万円の都合がつきました。

一方、犯人からは最初の連絡以来音沙汰がありませんでした。

犯人からの二度目の電話

息子が誘拐された翌朝、電話がかかってきました。

短い通話でしたが、息子は生きていると確認できました。

逆探知の結果、プリペイド携帯電話からだったので身元は分かりませんでした。

この当時は、携帯電話の位置を特定できませんでした。

学校へは病欠として報告し、目撃者にも広めないようお願いしました。

身代金3000万円が用意できると犯人は、父親の携帯番号を聞いてきました。

金を持って駅までタクシーで来るよう指示されました。

父親は、犯人の番号を聞き連絡できる状態になりました。

目的地まで5分となったとき、降りるよう指示されました。

誘拐犯の巧妙な手口

誘拐犯から

「目的地の手前で降りろ」

と指示されました。

父親は、銀行のATMに誘導されました。

父親は、指示された口座に合計198万円を振り込みました。

警察は犯人の指定した口座を調べましたが、本人確認がしっかりされていない架空口座でした。

犯人は、その遠く離れた場所で現金を引き出しました。

その日の夜、息子の安全を確認しました。

続いて犯人は、子どもに合わせると言って車に乗るよう指示しました。

警戒したのか、この日は接触してきませんでした。

慎重な誘拐犯

次の日は、タクシーと電車で父親をあちこちに移動させましたが、犯人は接触してきませんでした。

4日目、連絡がつかなくなりました。

5日目、連絡がきて息子の無事が確認されました。

この時、息子はあるアパートの一室で2人組の男に監禁されていました。

犯人は同じ職場で出会い、ともに多額の借金がありました。

男たちは通報さえされなければ身代金を奪えると考えていました。

2人は、連れ去る子どもを1カ月以上調べ、行動パターンや身元、家族構成、払える身代金の額まで計算し準備を進めていました。

実は、犯人たちは何度も金を受け取ろうとしていましたが、捜査員が近くにいたらと思うと接触できませんでした。

誘拐犯からの指示中に表れたわずかな手がかり

事件発生から5日目、犯人たちはリスクの少ない口座振り込みを指示しました。

無数にあるATMを警戒するため、約2800人もの捜査員が送り込まれました。

犯人が振り込み金額を指定している時、携帯電話の基地局がわずかな時間で変わっていました。

それは犯人が高速で移動しているという事です。

犯人が移動したと思われる地域の警察に協力を要請しました。

最後に犯人の携帯の電波をキャッチした地域は、有名な温泉地でした。

温泉街の旅館やホテルでの聞き込みが進められました。

ある宿に、犯人と思われる人物が宿泊していました。

交渉役の犯人は、捕まらないと過信したのか奪い取った金で豪遊していました。

警察は、犯人の1人を逮捕、男から子どもの監禁場所を聞き出し、少年は無事に保護されました。

犯人には、ともに懲役10年が言い渡されました。

日本で起きた身代金目的の誘拐事件

日本で起きた身代金目的の誘拐事件は、戦後、認定されているだけで約300件です。

雅樹ちゃん誘拐殺人事件

1960年に起きた雅樹ちゃん誘拐殺人事件では、報道を見て追い詰められた犯人が当時7歳の男児を殺害し、報道協定のきっかけとなりました。

吉展ちゃん誘拐殺人事件

1963年に起きた吉展ちゃん誘拐殺人事件でも、当時4歳の男児が殺害されてしまって社会に強い衝撃を与えました。

この事件以降、

「知らない人について行ってはいけない」

と子どもに教えるようになりました。

変化する誘拐目的

高い検挙率のため最近では、身代金目的の誘拐事件は減少傾向にあるそうです。

しかし、今は身代金目的から性的な目的に変わって誘拐事件は減っていません。

最も多い誘拐の発生状況

服役中の受刑者に聞き取り調査したところ、最も多い発生場所は道路上で、最も多い犯行時刻は午後3~4時、ターゲットは7~8歳でした。

下校時間に通学路に大人を配置することが効果的です。

Twitterでの世界仰天ニュースで特集した誘拐事件への反応

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