探検ファクトリーは列車シートの工場に潜入

2022年10月8日

探検ファクトリーで、列車シートの工場に潜入しました。

今年9月に開業した西九州新幹線のシートづくりも大公開しました。

1 列車シートを手作りする工場
2 全国の鉄道会社のシートを作る工場
3 列車のロングシートの関東と関西の違い
4 大公開新幹線のシート作り
5 工場の歴史列車シート展示室
6 Twitterでの探検ファクトリーの話題

列車シートを手作りする工場

列車シートを手がける工場を訪れました。

個別タイプのシートや通勤電車のシートなど、手がけたシートは47都道府県で使われているそうです。

さらにニューヨーク地下鉄などのシートも手がけているそうです。

様々なオーダーに応え続けて約70年経つそうです。

そして、製造した列車シートは、1000種類以上にのぼるそうです。

全国の鉄道会社のシートを作る工場

工場内を見学しました。

シートカバーは、乗客が直接触れるため、使い心地を左右する重要な工程だそうです。

列車シートの生地の裁断

生地の裁断は、自動裁断機で必要なパーツを切り出します。

列車シートのカバーは、10枚以上の生地から作られます。

列車シートの縫製作業

続いて縫製作業は、様々なサイズのシートカバーに対応できるよう立ってミシン掛けを行います。

列車シートの金属フレーム作り

続いて列車シートの金属フレーム作りです。

ロングシートの背もたれ部分の金属の板は、シートの隙間に挟まった物が手の届く範囲で止まるように下部を曲げています。

列車シートのクッション作りの工程

シートクッション作りの工程を見学しました。

座り心地だけでなく耐久性・安全性も重要です。

火災時に有毒ガスが出ないポリエステルを様々なパーツに切り分けていきます。

今年9月に開業予定の西九州新幹線かもめのシートの完成までを見せてもらいました。

まず4席分つながったものを作ります。

多品種少量生産のため職人が手作業で行います。

クッションを積み終わったらフタを被せ、熱風炉で溶かし固めます。

正確なサイズを測り、1席分ずつにカットしてシートクッションが完成します。

列車のロングシートの関東と関西の違い

列車のロングシートの関東と関西の違いは、関東の方がバケットシートの採用率が高いのだそうです。

座席の定員通りに座ってもらうことで、車内混雑を緩和するねらいがあるのだそうです。

大公開新幹線のシート作り

列車シートの最終組み立て作業を見学しました。

クッション材に手作業でカバーをかけ、台座にクッションを取り付けて完成です。

西九州新幹線かもめのシートのデザインを手がけたのは、デザイナーの水戸岡鋭治さんです。

鉄道会社から注文が来るときには、デザイン画が届くだけだそうです。

届いたデザイン画をもとに、一から設計図を作るそうです。

西九州新幹線のシートは、木材を多用したデザインで、木材は形状が安定しないため図面を描いていくのは大変な作業だそうです。

工場の歴史列車シート展示室

列車シートの展示室を見学しました。

礼二が一番気になったのは、運転席のシートでした。

丁寧に作られた運転席のシートが、運転手の快適さと同時に列車運行の安全を支えています。

Twitterでの探検ファクトリーの話題

NHKで再放送の探検ファクトリー、鉄道列車シートを造る、住江織物の京都工場。多品種少量１脚から対応可能。列車シートの縫製、クッション成形とか初めて知る。Mデザインの座席、ペライラスト渡されただけで住江織物側で図面起こしているとは...これ以上乗って苦痛に感じる列車を増やして欲しくない。

— 赤海鼠磯吉(@tatsuromania)Sat Oct 08 03:44:43 +0000 2022