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京コトはじめは禅のこころを伝える精進料理だった

京コトはじめの今日のテーマは、禅のこころを伝える精進料理でした。

ゲストは能楽師の茂山逸平さんでした。

京都市下京区から中継で、精進料理に華を添える麩について紹介していました。

精進料理に見る食は禅なり

精進料理は、植物性の材料のみで作る食事のことです。

食材を余すことなく無駄にしないのが基本となっています。

精進とは、身を清め精魂を込めて悟りを得るために邁進するという意味です。

精進料理は、修業の料理でもあり、作ることも食べることも修業であると言う考えに基づいています。

精進料理は、道元が中国から日本に伝えたものです。

道元は、鎌倉時代、京都の貴族の家に生まれ、幼い頃に両親を亡くし出家しました。

中国にわたり、禅の修業を行い、帰国後、永平寺を建立し、修行僧は、今でも道元の教えを守っています。

妙心寺には、庫裡と呼ばれる精進料理の台所があり、半世紀前まで使われていました。

精進料理はまさに食は禅なり

精進料理について、妙心寺東林院住職の西川さんに伺いました。

精進料理の位置づけについて西川さんは

「生き物を頂いていかに自分の体に養うかを感謝すると同時に無駄がないよう最大限努力する」

などと話しました。

龍安寺に弟子入りしたときについて

「中学卒業後親に追い出され龍安寺で住み込みで修行した」

などと話しました。

瑞龍寺専門道場での修行時代について

「老師の身の回りの世話をする役をしていて厳しく指導された」

などと話しました。

精進料理は食材を生かしきる

西川さんは、東林院で精進料理教室を開いていて、食事を頂く前には、感謝の言葉を唱和します。

西川さんが精進料理をとおして伝えるのは、禅の心です。

どんな食材とも向き合い、命あるものを余すことなく使い切ります。

命を使い切るとは素材を生かしきること

命を使い切るとはどういう経験から学ばれたのかについて西川さんは

「季節の出回る材料を大事にしている」

と話しました。

素材を生かしきるという考えは、精進料理の味にも関係していて、一般的に日本料理は、五味・五法・五色という考え方があります。

精進料理には、五味・五法・五色のほかに、淡味が加わるそうです。

西川さんが作った精進料理を試食した茂山逸平さんは

「食べ出がある」

などと話しました。

精進料理を華やかにする麩

京都市下京区の麩の工場から中継しました。

この工場では、全国の神社仏閣に麩を卸しているそうです。

麩と精進料理の関係。

それは、室町時代に修行僧より中国から製法が伝わったそうです。

作り方は、小麦粉と水を混ぜて耳たぶより柔らかなるまで練り、この後、蒸して冷やすと完成だそうです。

京都では、麩を使った細工麩が作られるようになり、精進料理では、おめでたいときなどに使われるそうです。

麩は、植物性たんぱく質が豊富で、低糖質でヘルシーな食材です。

精進料理の日本料理への影響

精進料理は、京都の人の食事にも影響を与え、妙心寺では、法要や行事に寄って異なる精進料理が振る舞われているそうです。

黄檗山萬福寺では、江戸時代初期に中国から伝わった精進料理が振る舞われているそうです。

精進料理でつくるデザート

西川さんは、最近、精進料理のデザートを作っていて、さつまいもとりんごのバター炒めを試食した茂山逸平さんは

「和ではないスイーツですよ」

などと話しました。

禅のこころを伝える精進料理

精進料理について妙心寺東林院の西川さんは

「ムダを省いて手間を省かず」

と話しました。

Twitterでの京コトはじめでやってた精進料理への反応

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