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東名あおり運転夫婦死亡事故で差し戻し審初公判

神奈川県大井町の東名高速で、2017年、あおり運転の末に停止させられた車にトラックが追突し、夫婦が死亡した事故で、危険運転致死傷などの罪に問われた石橋和歩被告に対する、差し戻し審の初公判が、午前11時から横浜地裁で開かれました。

危険運転致死傷罪の罪状認否について石橋和歩被告は、

「自分は事故になるような危険な運転はしていないし、人がけがをしたり亡くなったりする事故はしていない」

と起訴内容を否認しました。

弁護側も、大型トラックの横暴な運転が事故原因と指摘し、差し戻される前の一審同様、無罪を主張しました。

東名あおり運転夫婦死亡事故の内容

一審判決によると、石橋和歩被告は、2017年6月5日夜、神奈川県大井町の東名高速で、パーキングエリアの停車方法をめぐって注意されたことに腹を立て、相手の萩山嘉久さん一家4人が乗った車に対して、あおり運転を繰り返したとされています。

その後、萩山嘉久さんの車を、高速道路の追い越し車線上で停止させ、石橋和歩被告は、車から降りて、萩山嘉久さんの胸ぐらをつかむなどした所に、後続のトラックが追突しました。

萩山嘉久さんと妻の友香さんが死亡し、娘2人がケガをしました。

差し戻し審の冒頭陳述で検察側は、石橋和歩被告が、およそ700メートルに渡って、23秒間に、4回のあおり運転に及び、事故を招いたと指摘しました。

危険運転致死傷などの罪に問われた石橋和歩被告は、一審の裁判員裁判で、懲役18年の有罪判決を受けました。

しかし、二審の東京高裁は、2019年12月、

「裁判の手続きに違法点があった」

などとして、一審の横浜地裁の判決を破棄し、審理を差し戻す判決を言い渡しました。

審理が始まる前の公判前整理手続きで、横浜地裁の裁判官は、

「危険運転致死傷罪の成立は認めれない」

との見解を示し、その後、見解を変えて、有罪判決を言い渡していました。

これらの手続きについて、東京高裁は、

「越権行為で違法」

などとして、判決を破棄する判断をしました。

裁判の手続きが違法との理由で、裁判員裁判の判決が破棄されるのは異例だそうです。

一方で、東京高裁は、一審と同じく、危険運転致死傷罪の成立を認定しました。

今回の差し戻し審では、改めて、裁判員が選任され、イチから審理がやり直されます。

運転中の事故に適用される危険運転罪が、車が止まった後の事故にも当てはまるか、あおり運転と事故との因果関係など、危険運転致死傷罪が成立するかどうかが、再び争点となります。

この事故をキッカケに、悪質なあおり運転が、各地で明らかになるなど、社会問題化しました。

事故後、道交法が改正され、あおり運転を

「妨害運転」

と規定し、厳罰化されました。

Twitterでの東名あおり運転への反応

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