金運上昇や引き寄せのための護符というと、なにやら怪しげな商法のように勘違いしてしまう人も多いはずです。
金運上昇や引き寄せのための護符とは、私たち人が、求めている幸せを模ったモノです。
あなたも、日本昔ばなしというアニメ番組をみたことがありますよね。
そのお話の中に、「三枚のおふだ」というお話があったのを覚えていますか?
そうです。
小僧さんが、和尚さんから三枚のおふだをもらいます。
その三枚のおふだが、小僧さんを恐ろしい山姥から守ってくれるというお話です。
守ってくれるというおふだの働きは、もうおふだと言うよりも、まさに護符と言える働きです。
この「三枚のおふだ」というお話に代表されるイメージのように、おふだとは護符であり、守ってくれるものというように思っている人が多いはずです。
しかし、確かに護符は守ってくれる働きもありますが、守ってくれるためだけのものではありません。
護符は、幸運を呼び込むモノでもあるんです。
目次
金運上昇や引き寄せには護符
金運上昇や引き寄せのための護符。
いろんな神社仏閣で発行しています。
あなたの住んでいる近くの神社仏閣でも金運上昇や引き寄せのための護符を見かけたことがありませんか?
全国各地の神社仏閣に金運上昇や引き寄せのための護符はあります。
その種類も
- 商売繁昌守護符
- 祈禱寶牘
- 開運招福守護符
と多様です。
金運上昇、引き寄せで有名な鳥取県の金持神社。
ここの護符は、
「金運招福」
「家内安全」
「家業繁栄」
と、ストレートに書かれています。
護符は、金運、若しくは健康についてのものが非常に多いです。
そして、その大半は、
「金運上昇や引き寄せを祈願しつつ健康や家内安全を申し訳程度だけど祈願する」
という護符が多いのです。
つまり、護符とは、神様そのものではありません。
神霊の力を込めたモノで、その護符によって神様に自分の願いを届けるためのモノなのです。
当然、護符には、神様の神妙なる霊力が込められているわけですから、金運を上昇させてくれたり、引き寄せてくれるわけです。
金運上昇や引き寄せのための護符とは人間が求めてきた幸せを模ったモノ
それでは、なぜ護符は、金運の上昇や引き寄せのためのモノが多いのでしょうか?
世界の歴史を見てみると、疫病が猛威を奮い、人口の3分の2が死滅し、その後、疫病により、1000万人もの死者を出しローマ帝国が滅んだという歴史があります。
疫病での死者が多数出たのは、日本の歴史の中でもあります。
奈良時代に、天然痘が大流行して、100万人とも言われる死者を出しました。
そんな歴史の中で、人々が求めてきた幸福。
それは、五穀豊穣であり、一族の繁栄だったんです。
つまり、疫病退散を神や仏に祈り、そして祀って、健康であることを人々は願ってきたわけです。
しかし、時代が進み、人類は貧しさから開放されていきます。
すると、より大きな影響力を求めて領土を拡大すること、繁栄を強く求めるようになっていきました。
その影響で、五穀豊穣と国家繁栄の欲求だったものが、いつしか金運の上昇や引き寄せの祈願へと変わっていったのです。
その移り変わりをさらに加速させたのが、医学の発展です。
医学の発展によって、今では、人類の半分以上が死滅するようなことはなくなりました。
それが、金運の上昇や引き寄せという部分をさらにクローズアップさせたとも言えるのです。
神道や仏教。
その他の宗教。
その教えは、多かれ少なかれ違いがあります。
それに関わらず、人々の願いの焦点は、金運なのです。
神話の時代から現代まで、常に、人間が求めてきた幸せを模ったモノが金運であり、それを助けてくれるのが護符なのです。
金運上昇や引き寄せのための護符
一言に護符と言っても多種多様です。
宗教の違いによってもさまざまであり、古神道、道教、神道、仏教、それぞれに護符が存在します。
しかし、それらの護符は全て、五岳真形図と言う霊符を起源としていると言われています。
五岳真形図とは、陰陽道や道教に伝わる霊符です。
古神道では、古代神道に中国へ伝えられたと伝わっていて、古神道が発祥であると主張しています。
金運護符
古より鉄を表しているのが金です。
つまり、金属の神や金属そのものを指すわけです。
金属で通貨を造るようになってから金は、お金を表すようになりました。
そして、宝は、財を表すことから、お金と同じとされ、金運の象徴となったのです。
金運護符には、
- 金運招福護符
- 祈禱寶牘
- 富貴符
などがあります。
※図は富貴符の一つ
商売繁昌護符
通貨の流通、使用によって、商いが盛んになりました。
そのために、商売繁昌や商売繁盛と書くようになったんですね。
古には、五穀豊穣や大漁祈願の意味があったようです。
- 豊穣
- 大漁
- 繁昌
これらは、いずれも豊かになることを表しているため、金運の象徴とされるようになりました。
商売繁昌護符には、
- 商売繁昌守護符
- 商売繁盛符
- 五穀成就守護符
- 大漁満足守護符
などがあります。
※図は商売繁盛符の一つ
勝負運護符
勝負。
古の戦国時代などでは、戦のことを表していました。
しかし、平和な時代になってくると、遊戯での勝ち負けの意味をもつようになったのです。
大金を得ることができる遊戯によって、勝負運とは金運とされるようになりました。
勝負運護符には、
- 勝守
- 勝運御守護符
- 必勝符
などがあります。
仕事運護符
平安時代などでは、仕事というと官職につくことだったのです。
官職につくための試験の合格や立身出世が仕事運と考えられていました。
仕事に就くと食いぶちに困らない。
つまり、仕事運は金運であるとなったのです。
官職試験への合格という願いの成就や運気が開けることも仕事運とされるようになりました。
仕事運護符には、
- 招官職符
- 立身功名符
- 大願成就符
- 開運招福守護符
などがあります。
金運上昇や引き寄せのための護符はどこでお受けできるのか
強い霊力のある護符。
今では、古神道の神職、陰陽師、道教の導師といった方々に巡り合う機会はとても少ないという現実があります。
そのため、神社仏閣から御札を簡単に授かる人がおおいわけです。
しかし、実際には、神社仏閣も今では商売。
すべてがそうだとは言いませんが、利益優先とするところも少なくありません。
そのために、納得のいく護符に巡り合えないということも多いのです。
でも、最近では、ネットを通して、本当に凄いと言われる神職の先生などにご相談し、自身に合ったオリジナルの護符を謹製していただくこともできます。
ネットだと不安だという人もいるはずです。
そういったときは、初穂料や玉串料としてお納めする金額を見てみるようにするといいでしょう。
あまりにも、高額でかけ離れた金額でなければ問題ないでしょう。
⼀般の神社やお寺で特別祈祷していただくと、相場は2万円~3万円です。
地鎮祭の場合でも、祭壇の設置やお供えを省いても、神職へお納めする金額は2万円~3万円です。
と言っても、このようなある意味縁起物を授かるのに、お金のことを言うのはいいことではありません。
それでも相場を知っておくのはいいことです。