皆さん、こんにちは。
アラ還おやじです！
縁起物や飾り物としておなじみの
「ひょうたん」
あの真ん中がキュッと締まった形、不思議だと思ったことはありませんか？
「最初からあの形なんじゃないの？」
そう思っていたら、実は大間違いなんです。
今日は、ひょうたんの形に隠された
「生きるための知恵」
と
「男のロマン」
について、分かりやすくお話しします。
実は最初は「まん丸」だった！？
驚かないでください。
もともとアフリカで育っていた野生のひょうたんは、スイカやカボチャのように
「まん丸」
だったんです。
それがなぜ、今のようなくびれた形になったのか。
実は、あの形は
「突然変異（とつぜんへんい）」
つまり偶然生まれたものでした。
でも、昔の人はその偶然を見逃しませんでした。
「この形、めちゃくちゃ便利じゃないか！」
と気づいたんですね。
「くびれ」は戦うための最強デザイン
なぜ、くびれた形が大切にされたのか。
その最大の理由は、
「両手を自由に使うため」
です。
想像してみてください。
昔の人は、ひょうたんを水筒として使っていました。
- くびれに紐（ひも）をかける。
- 腰にぶら下げる。
- 走っても、戦っても、落ちない！
これこそが、ひょうたんがくびれた理由です。
戦国時代の武士たちは、火薬を入れたり水を持ち運んだりするのに、この
「両手が空く」
デザインを最高に気に入ったわけです。
1万年前から世界を旅したひょうたん
ひょうたんは、ただの入れ物ではありません。
実は、人類が世界中に広がるための
「相棒」
でした。
- 軽い！（発泡スチロールくらい！）
- 丈夫！（地面に落としても割れない！）
- 水が漏れない！
この特徴を活かして、1万年以上前のご先祖様は、ひょうたんに水を入れて船に乗り、海を渡って新しい土地へ向かいました。
日本でも、縄文時代の遺跡からひょうたんが見つかっているんですよ。
まさに、世界中を旅した
「最古の水筒」
なんです。
日本と中国で「くびれ」が愛される理由
実は今、ひょうたんと言えば
「くびれた形」
をイメージするのは、世界でも日本と中国くらいだと言われています。
それはなぜか。
私たちが、あの形を
「縁起物（えんぎもの）」
や
「お守り」
として大切にしてきたからです。
「無病（六瓢）息災」
といって、6つのひょうたんを飾ると病気をしないなんて言われもありますよね。
形が面白いだけでなく、幸せを呼ぶ形として、私たちの暮らしに溶け込んできたんです。
まとめ
いかがでしたか？
当たり前に見ていたひょうたんの
「くびれ」
には、深い歴史がありました。
- 最初は丸かったが、突然変異でくびれができた。
- 紐をかけて腰に吊るせるので、戦や移動に便利だった。
- 1万年前から、人類の旅を支える水筒だった。
- 日本では幸せを呼ぶ「お守り」として愛されてきた。
今度ひょうたんを見かけたら、
「これは戦うためのデザインだったんだな」
と思い出してみてください。
きっと、いつもと違ってカッコよく見えるはずですよ。
アラ還おやじでした！