本ページはプロモーションが含まれています

Twitterまとめ 健康情報 生活の知恵

情熱大陸で特集した布団職人がおもしろかった

情熱大陸で特集した布団職人が、おもしろかったです。

布団職人 丹羽正行と丹羽拓也親子

羽毛布団が全盛と言われる中、布団職人の丹羽正行さんとその息子の拓也さんは、木綿の寝心地で勝負しているそうです。

全国の布団職人が競い合う技能コンテストでは、親子2代にわたって日本一の座を手に入れてきました。

伝統の業に体を任せれば、誰もがきっとため息を漏らすと自信をもっているそうです。

秋の夜長こそ熟睡をしたいものです。

不眠に悩む人も多い今、極上の布団づくりに心血を注ぐ、親子の日々を紹介していました。

極上の眠りを届ける木棉の底力

創業64年丹羽ふとん店

名古屋に創業して64年になる丹羽ふとん店の朝は、店先の掃除から始まります。

担当は、2階に暮らす拓也さんです。

やがて、父の正行さんが姿を現します。

正行さんは木綿の花へ水やりを行います。

布団の原材料の綿は、業者から届きます。

綿を組み合わせて理想の硬さを作っていいきます。

原料の加工段階から手掛けているふとん店は、今では数少ないそうです。

2人は木綿を、人にとって一番良い素材だと考えているそうです。

敷布団

シート状の綿を重ねて敷布団を作ります。

四隅を折り曲げます。

シートの上にちぎった綿を並べ、保温効果を高めます。

仕上げに、毛羽立ちをなくすため、蜘蛛の巣を思わせる極薄の絹で全体を包み込みます。

この道半世紀近くの父、正行さんの布団さばきは、流れるようです。

約2時間で一枚の布団が完成します。

その間、作業中の親子はほとんど口を開きません。

できあがると必ず天日干しをします。

綿を乾燥させることで、一段とふくよかさが増します。

経験に論理的な裏付けを与える

大学で機械工学を学んだ正行さんは、布団づくりのポイントをコンピュータでわかりやすく図式化し、自身の経験に論理的な裏付けを与えています。

布団づくり講習

年に数回、正行さんは布団づくりの講習会を開いています。

参加者は、全国から集った同業の職人たちです。

技術を伝えることが伝統の未来につながると信じています。

週2回の空手教室

2人は週に2度、地元の子どもたち相手に空手教室で空手を教えています。

拓也さんの長男の壮眞さんは、愛知県の大会で優勝するほどの実力です。

空手は、布団づくりでこわばった体をほぐしてくれるそうです。

家業を継いた父

正行さんは、1950年の生まれです。

大学を出た直後に父が病に倒れ、家業の布団づくりを継がざるを得なかったそうです。

無我夢中で、技術を学んだそうです。

36歳の時には、技能グランプリで優勝するほどになっていました。

寝具業界初の快挙である内閣総理大臣賞も受賞しました。

勉強熱心で、布団にまつわる資料も集めてきました。

父の背中を追った息子

息子の拓也さんは、大学を出て一度はサラリーマンになったものの、結局父の背中を追いかけました。

店に入って7年目には、父と同じく技能グランプリで優勝しました。

新オープンの宿の寝具

この夏、拓也さんは倉敷に足を運びました。

江戸時代の倉を改装した小さな宿が生まれようとしていて、客室に使う寝具の注文を引き受けることになりました。

ただし、普段手掛けている布団だけではありません。

木綿でベッドマットを作る

ベッドマットそのものも木綿で作って欲しいと求められました。

予約待ちの個人客をおろそかにすることはできないため、作業は日中の仕事を終えた後で行いました。

正行さんも息子の試みを粋に感じていました。

ベッドマットの多くはスプリングなどで体重の分散を図っています。

拓也さんはその代わりに、弾力のある素材を芯に使いました。

申し分ない弾力に仕上がったが、分厚くなっていて、折り曲げて生地に包み縫い合わせるのにいつもの3倍時間がかかりました。

黙々と作業に励む2人の夜が2週間ほど続いた後、拓也さんは完成した寝具を車に積み、倉敷に向かいました。

納品と言う瞬間

拓也さんは、倉敷にたどり着きました。

職人にとって相手の顔が見える納品は、不安とトキメキが混じり合う瞬間です。

思い描いた布団が作れた模様。

ホテルなどで目にするベッドとは違う、たおやかな膨らみが美しい。

木綿の布団は、重くてかさばるが、抱かれるような確かさを愛するファンは少なくありません。

古き良き和の伝統を守りつつ、明日を見据える親子2人の笑顔の背中が頼もしく見えます。

Twitterでの情熱大陸で特集した布団職人の話題

-Twitterまとめ, 健康情報, 生活の知恵
-,

© 2024 アラ還おやじのコーヒータイム!これっていいんじゃない?