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プロフェッショナル仕事の流儀で特集したのは校正だった

昨日のプロフェッショナル仕事の流儀で特集したのは校正でした。

校正者の大西寿男さんに密着し、出版の世界で唯一無二の信頼を得る言葉の守り手を取材しました。

話題作を支える言葉の守り手 指名殺到の校正者

大西寿男さんは特定の出版社に属さないフリーランスの校正者です。

文芸書から専門誌まで手掛けるジャンルは多岐にわたり、絶えず指名が入る校正者です。

大西寿男さんは、

「校正者の仕事っていうのは言葉を力づけるみたいなことになるんですけど、書いた人が自分は本当はこういうふうに言いたかったんだみたいなことを最終的に納得できるところまでサポートするっていう」

と語りました。

一方、大西寿男さんは、

「仕事をしていてむなしくなることもある」

と言い、

「自分の努力が評価されたり褒められたりとかそういうこともあんまりありませんし」

と話しました。

校正料は1日やって4000円ほどと高くはありません。

どれだけ時間をかけたとしても仕事の単価が変わる訳ではありませんが、大西寿男さんは一切手を抜くことはありません。

校正と言う仕事

大西寿男さんは、中学時代から自ら小説を書くほど本が好きでした。

大学卒業後、出版社の試験を受けましたが、ことごとく不採用、知り合いの依頼で校正のアルバイトをするようになりました。

26歳でフリーランスとして歩みだし、10年後には担当した作品から数々のヒット作が生まれましたが、

「日本語の自動修正機」

「才能は必要ない単なる下請け」

などの校正への偏見に苦しみました。

さらにネットの台頭とともに深刻な出版不況が訪れ、校正料の削減や納期の短縮を受け入れなければ仕事が回ってこなくなりました。

睡眠時間を削り必死に仕事をこなしていましたが、ある時、一冊の本の校正を期限までに終わらせることができず、原点に立ち返ることを決意しました。

生活を切り詰めてでも無理な仕事を断り、一つ一つの仕事に丁寧に時間をかけるようになりました。

校正のプロ

2022年10月、大西寿男さんは34万字の長編小説の校正の依頼を受け、集中力を切らすことなく期限までにやり遂げました。

依頼元の出版社から

「助かりました」

と言われ

「苦労が報われた感じがあります」

と語りました。

大西寿男さんに

「プロフェッショナルとは」

と問いかけると、

「与えられた受け身ではなく自分で選び取った受け身であるからこそ、役に立てることがあると信じて、いつもそのことを忘れないでいること」

と答えました。

最終的にスタッフが考えた

「プロフェッショナルとは、」

の文言に大西寿男さんが校正を入れました。

校正後の文言は、

「プロフェッショナルとは、自分が表に出なくても、褒められなくても、自分自身の中に誇りとやりがいを持ち言葉に満足してもらえる仕事をすること」

でした。

Twitterでのプロフェッショナル仕事の流儀で特集したのは校正への反応

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