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今日放送された推しの国宝大公開がおもしろかった

今日放送された推しの国宝大公開がおもしろかったです。

平安時代の人々が祈りを捧げた慈悲深い仏の姿

「孔雀明王像」

江戸時代類まれな才能から生まれた華麗で大胆なデザイン

「八橋蒔絵螺鈿硯箱」

古墳時代の人

「埴輪 挂甲の武人」

日本の国宝は、どんな思いでどれだけの時間を費やし生まれてきたのでしょうか。

創立150年を迎える上野の東京国立博物館は、受け継がれてきた国宝89件と約12万件の文化財を守る日本を代表する博物館です。

今日の放送では、秘蔵の国宝名品の数々を大公開していました。

重要文化財表慶館

重厚な空間に淡い光が差し込む表慶館は、普段は非公開となっています。

ネオバロック様式で造られているそうです。

フランス産の石材を使っています。

東京国立博物館の敷地の中で、唯一明治期の建物です。

表慶館は、東京国立博物館の150年の歴史のほとんどを見てきました。

東京国立博物館研究員の推し国宝

夏木マリさん、市川紗椰さんが読んでいたのは、東京国立博物館の研究員69名に推しの収蔵品を聴いたアンケートです。

冨田さんは

「外壁に使われている石材が茨城の笠間市の稲田石という石を使用している。私のような茨城出身者にとってはこの表慶館というのはひときわ思い入れの深い存在。本来収蔵品というのは我々研究員にとっては平等。1つは中々選びづらい」

などコメントしました。

「東京国立博物館が所蔵する国宝89件の中で推しの国宝3つを教えて」

とのアンケートです。

普賢菩薩像

7人の研究員が推したのは、普賢菩薩像です。

普賢菩薩像は、白い象に乗って現れるという仏です。

昭和26年国宝に指定されました。

見事な筆さばきが穏やかな表情の秘密です。

さらに金箔を張る截金による文様は、その時代の美意識を表しています。

古今和歌集

続いて元永本の古今和歌集を10人が推しました。

当時の工芸技術の粋を集めた華麗な装飾です。

序から本文全てが揃う最古の写本であることから、昭和26年国宝に指定されました。

紙の表面にうっすら浮かぶ文様は孔雀です。

雲母によってすりだされています。

美しい筆運びの文字の周りには、金銀の切箔や砂子が巻かれています。

洛中洛外図屏風

洛中洛外図屏風を12人が推しました。

京の景観や風俗を描いた屏風は、安土桃山時代から江戸時代にかけて盛んに制作されました。

この作品は、28年に国宝に指定されています。

描かれている街は、神輿を担ぐ人たちがたくさんの三条通です。

祭りは四条通までです。

東は五条大橋、清水寺も描かれています。

松林図屏風

続いて、12人が推しているのは松林図屏風です。

東京国立博物館が所蔵する89件の国宝

東京国立博物館が所蔵する89件の国宝は

「絵画、書跡、法隆寺献納宝物、考古、漆工、刀剣」

となっています。

開催中の特別展で展示されています。

東京国立博物館研究員の推し国宝 東洋絵画

東洋絵画分野の推し国宝を紹介しました。

瀟湘臥遊図巻

李氏の瀟湘臥遊図巻は、12世紀の中国・南宋時代の山水画でも最高級の名鑑として知られます。

瀟湘は湖南地方の景勝であり、臥遊は横になって山水画を眺める様子のことを指します。

中国各地を旅した僧侶が、風光明媚な瀟湘に立ち寄らずに後悔していたことからこの絵は描かれたそうです。

墨一色で空気のニュアンスを見事に表した一品です。

遠くからだと分かりづらいものの、近寄ると、ひっそりとした村の様子も見ることができます。

巻頭には、氣呑雲夢の文字も見られますが、こちらは清の最盛期を築いた乾隆帝が書いたものであり、巻末に自ら竹の絵を書き込んでしまうほどに惚れていたそうです。

中国から日本に渡った一品の一つであり、菊池惺堂の手に渡りました。

関東大震災の被害を受けた惺堂は、この作品を命からがら救い出したこともあるそうです。

花下遊楽図屏風

関東大震災の際には、ジョサイア・コンドルの手掛けた東京国立博物館旧本館も被害を受け、展示が倒れてしまうなどの被害もありましたが、狩野長信の花下遊楽図屏風は何も描かれていない部分があり、関東大震災の被害を受けたためとなっています。

東博は、その後も太平洋戦争のために福島・高松宮御別邸などに作品を疎開して文化財を守ってきました。

東京国立博物館研究員の推し国宝 考古

考古分野の推し国宝を紹介しました。

埴輪挂甲の武人

はに丸のモデルになったと言われるのが埴輪挂甲の武人です。

こちらは14人の研究員が推しました。

よく見ると、鎧を紐で結んでいることがわかります。

古墳時代後期武装を詳細に伺えることから、昭和49年、国宝に指定されています。

多くの人が推したのは、この何とも言えないような顔つきです。

埴輪挂甲の武人は近年、解体修理を行ないました。

銀象嵌銘大刀

熊本県の江田船山古墳からも銀象嵌銘大刀が6人に推されました。

東京国立博物館研究員の推し国宝 漆工

漆工分野の推し国宝を紹介しました。

舟橋蒔絵硯箱

3人の研究員が推したのが、本阿弥光悦作の舟橋蒔絵硯箱です。

最大の特徴とされるのがその形で、研究員の方からは

「平たいものが硯箱という常識を覆す大胆な造形は見事」

という声があがりました。

本阿弥光悦は、徳川家康から京都市の鷹峯の地を拝領し、この地でものづくりに励んでいたそうです。

舟橋蒔絵硯箱の形は、光悦寺から見える鷹ヶ峰を参考にしたという説があります。

八橋蒔絵螺鈿硯箱

本阿弥光悦の作風に影響を受けた尾形光琳の作品も人気が高いそうです。

4人の研究員が推したのが、八橋蒔絵螺鈿硯箱です。

鉛や銀など様々な素材を使い、研究者からは

「尾形光琳のデザイナーとしてのセンスが抜群」

といった声が聞かれました。

東京国立博物館研究員の最も推しが多かった国宝

研究員の中で最も推しが多かった国宝の竜首水瓶を紹介しました。

竜首水瓶は、普段法隆寺宝物館で展示されていて、明治11年に奈良の法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された仏教美術品の数々で、法隆寺献納宝物と呼ばれているものの1つです。

竜首水瓶は、7世紀の日本で作られたと言われ、注ぎ口は龍の頭になっていて、取手で龍の体が模されています。

表面に銀や金を塗り重ね文様が浮かび、研究員は東西の伝統的なモチーフの融合について触れていました。

飛鳥京時代日本は、中国王朝に使節を派遣し、進んだ文化や技術を吸収しようとしていて、シルクロードを通じた国際交流の一端が感じられると紹介しました。

国宝刀剣の間

日本刀が展示されている国宝刀剣の間には、史上初の博物館が所蔵する国宝の刀剣全19件が展示されていると紹介しました。

三日月宗近

平安時代の刀工三条宗近の三日月宗近は、刀身に浮かぶ三日月型の紋様が特徴で、豊臣秀吉の妻の持ち物であり、徳川秀忠が貰い受けて以降、徳川家将軍家に伝えられて行ったそうです。

群鳥文兵庫鎖太刀

群鳥文兵庫鎖太刀は、奉納品だったことから、作られた当時のまま刀装と刀身が残されている貴重な刀です。

見返り美人図

展示の最後には見返り美人図があり、前を向いて歩みながら後ろを振り返る温故知新の思いがあるとして展示されているそうです。

Twitterでの推しの国宝大公開への反応

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