
こんにちは、アラ還おやじです!
今年も残すところあとわずか。
皆さん、お正月の準備は進んでいますか?
「12月31日は忙しいから、その日にまとめて全部やっちゃえ!」…
なんて思っている方、ちょっと待ってください!
実は、日本には古くから伝わる
「大晦日にやってはいけないこと」
があるんです。
これを知らずに過ごすと、せっかくの年神様(新年の神様)に失礼になってしまうかもしれません。
今回は、小学生のお孫さんにも教えられるくらい分かりやすく、大晦日のタブーを3つに絞ってご紹介します。
目次
正月飾りを「31日」に出すのはNG!
門松、しめ飾り、鏡餅。
これらはお正月の神様をお迎えするための目印です。
これを31日に慌てて飾ることを
「一夜飾り(いちやかざり)」
と言います。
なぜダメなの?
- 誠意がないから:お客さんが来る直前にバタバタ掃除するのと同じで、神様に対して失礼だとされています。
- 縁起が悪いから:お葬式の準備も前日に行うため、それと同じ「一晩だけ」の準備は縁起が悪いと言われているんです。
【おやじのアドバイス】
正月飾りは12月28日までに済ませるのがベスト!
「8」
は末広がりで縁起が良いですからね。
遅くとも30日までには終わらせましょう。

「31日」にお餅をつくのはNG!
お正月といえばお餅ですが、大晦日につくお餅は
「一夜餅(いちやもち)」
と呼ばれ、避けられてきました。
なぜダメなの?
これも正月飾りと同じで、神様へのお供え物をギリギリに準備するのは良くないという考えからです。
ちなみに、29日も
「二重苦(にじゅうく)」
につながるとして避ける人が多いですが、最近では
「29=ふく(福)」
と読んで、あえてこの日に
「福餅」
をつく地域もありますよ。
「早く寝る」のはNG!
「大晦日は夜更かしして、紅白を見て、除夜の鐘を聞く」
実はこれ、単なるお楽しみではなく、ちゃんとした意味があるんです。
昔から、大晦日の夜に早く寝ると
「白髪やシワが増える(=老け込む)」
という言い伝えがあるのをご存知でしたか?
何故ダメなの?
大晦日は寝ないで起きて、新年の神様(年神様)を待つのが本来の姿。
これを
「年籠り(としごもり)」
と言います。
神様をしっかりお迎えすることで、新しい生命力を分けてもらえると考えられていました。
【眠くて限界…という時の裏技】
どうしても眠い時は、寝る前に
「稲積む(いねつむ)」
と唱えてください。
「寝ね(いね)」
と
「稲(いね)」
をかけた言葉遊びで、これを言うと老けないと言われています。
昔の人の知恵は面白いですね!

まとめ
大晦日の
「やってはいけない」
3つのポイント、いかがでしたか?
- 正月飾りは31日に出さない(一夜飾りは避ける)
- お餅つきは30日までに済ませる
- なるべく夜更かしをして神様を待つ(眠い時は「いねつむ」!)
大切なのは、形だけではなく
「新しい年を気持ちよく迎えよう」
という神様への敬意です。
これを知っておけば、家族や孫に
「おじいちゃん、物知りだね!」
なんて言われちゃうかもしれませんね(笑)
皆さんが最高の運気で新年を迎えられるよう、アラ還おやじも応援しています!