
おはようございます、アラ還おやじです。
皆さんもニュースで目にされたかもしれませんが、12月29日の早朝、東北道で非常に悲しい事故が起きてしまいました。
私と同じ
「60歳の男性」
が運転する車が、高速道路上にいた20代~30代の男性をはねてしまったというニュースです。
同じ世代のドライバーとして、他人事とは思えず胸が締め付けられる思いです。
今日は、この事故から私たちが何を学び、どう自分を守るべきか、一緒に考えていきましょう。
目次
東北道で何が起きたのか?事故の状況を整理
29日の午前4時半ごろ、東北道下りの蓮田サービスエリア付近で事故は起きました。
- 場所:岩槻IC~久喜白岡JCTの間(蓮田SA付近)
- 状況:走行中の乗用車が、路上にいた男性と衝突
- 結果:歩行者の男性は死亡、運転手の男性に怪我はなし
早朝の暗い時間帯、しかも高速道路。
時速100キロ近いスピードで走っている時に、目の前に突然
「人」
が現れたら……
想像するだけでゾッとしますよね。
なぜ「高速道路に人」が?考えられる理由
「高速道路に人がいるわけない」
という思い込みが、一番の落とし穴かもしれません。
警察の調査を待つ必要がありますが、一般的に高速道路に人が立ち入るケースにはこんな理由があります。
- 事故や故障で車から降りてしまった
- 落下物を拾おうとした
- 認知症や混乱による誤進入
今回のような深夜・早朝は特に視界が悪く、発見が遅れがちです。
「まさか」
が起きるのが道路の怖いところです。

私たちが「加害者」にならないための3つの鉄則
我々アラ還世代は、若い頃に比べて
「パッと反応する力」
や
「夜の視力」
が少しずつ変化しています。
それを認めた上で、以下の3点を徹底しましょう。
①ハイビームを賢く使う
先行車や対向車がいない時は、基本はハイビームです。
ロービームの照射距離は約40メートルですが、時速100キロで走っていると、何かを見つけてから止まるまでに約80メートル必要です。
つまり、ロービームだけでは
「見えた時には手遅れ」
なのです。
②「かもしれない運転」の再徹底
「SA付近だから、故障車や人がいるかもしれない」
「路肩に車が止まっているから、影に人がいるかもしれない」
この
「かもしれない」
という想像力が、ブレーキへの予備動作を作ります。
③体調が悪い時は無理をしない
午前4時半という時間は、人間が最も眠気を感じやすい時間帯です。
少しでも疲れを感じたら、サービスエリアで仮眠を取る勇気を持ちましょう。

まとめ
今回の東北道の事故は、誰の身にも起こり得ることです。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、運転していた方の心中を察すると言葉になりません。
私たちにできることは、
「車は一歩間違えれば凶器になる」
という初心を忘れず、謙虚にハンドルを握ることだけです。
- 夜間は視界が狭いことを自覚する
- ハイビームを有効活用する
- 疲れたら迷わず休憩する
これからも、家族が待つ家に無事に帰るために、安全運転を続けていきましょうね。