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子どもロコモとは?原因・チェック・予防・対策・体操・影響を徹底解説!

子どもロコモとは、運動機能が低下した子どものことです。

姿勢の悪さや運動不足が原因で、肩こりや腰痛、骨折などのリスクが高まります。

子どもロコモのチェック方法や予防・対策・体操・影響について詳しく解説します。

子どもロコモとは

子どもロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の子ども版と言えます。

ロコモティブシンドロームとは、年齢とともに骨や関節などの運動器の働きが低下して、立つ、歩くといった移動する動きがしにくくなった状態のことです。

子どもの運動器の働きが低下している状態を、子どもロコモと呼びます。

子どもロコモは、最近増えている問題です。

スポーツ庁の調査によると、小学生・中学生の男女ともに、令和元年度から3年連続で体力合計点が低下しています。

とくに持久走のタイムの低下が著しく、また、運動をしていない子どもの割合の増加も認められています。

子どもロコモの原因は、主に姿勢の悪さや運動不足にあります。

姿勢の悪さは、スマートフォンやゲーム機でインターネットを見たり、ゲームをしたりするとき、また、勉強や読書をしているときに起こりやすいです。

首を前に曲げて猫背になってしまうと、背骨や筋肉に負担がかかり肩こりや腰痛を引き起こします。

運動不足は、屋外で安全に遊べる場所が減ったり、生活が便利になったことで、体を使う機会が少なくなったことが原因です。

運動不足になると、筋力や柔軟性、バランス感覚などが低下し、転んだときに手が出ず顔をぶつけたり、床を雑巾がけするときに手で体を支えられず、転んでしまったりするようになります。

また、骨折しやすくなったり、心臓や血管の健康にも悪影響を及ぼしたりします。

子どもロコモのチェック

子どもロコモの可能性をチェックする方法は、次の5つの項目でできます。

5つ全部できればセーフですが、1つでもできないものがあったら子どもロコモに該当するかもしれません。

  1. 体のバランス:両手を広げて、片足で立ってしゃがんでみましょう。足の裏を床につけて、後ろに倒れないでしゃがめますか?両方やってみましょう。
  2. 下半身の柔軟性:膝を伸ばしたまま、指が楽に床につきますか?
  3. 上半身の柔軟性:両手をまっすぐ上に上げてみましょう。垂直に上げることができますか?
  4. 肩甲骨と股関節の柔軟性:じゃんけんのグーを作りながらひじを引き、パーにしながら腕を前に出します。スムーズにできますか?パーのとき、手首と指がしっかり反っていますか?
  5. 上半身の動き:両手をまっすぐ上に上げて肩甲骨を押し上げ、つま先立ちして伸びをします。そのまま、股関節で体を折り、上半身を前に倒します。両腕を左右交互に床につけて、体をひねります。その後、両手をまっすぐ上に上げて元の姿勢に戻します。この動きを繰り返します。このとき、肩甲骨や股関節が動いていることを感じますか?

これらのチェック項目は、子どもの運動機能の基本的な要素を測るものです。

できないものがあったら、子どもロコモのサインかもしれません。

子どもロコモの予防

子どもロコモの予防には、姿勢の改善と運動の習慣が大切です。

姿勢の改善には、次のポイントに注意しましょう。

  • スマートフォンやゲーム機を使うときは、画面を目の高さに合わせて、首を前に曲げないようにしましょう。
  • 勉強や読書をするときは、机と椅子の高さを調整して、背筋を伸ばして座りましょう。
  • 寝るときは、枕の高さを調整して、首や背中に負担がかからないようにしましょう。

運動の習慣には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 毎日、30分以上の有酸素運動をしましょう。有酸素運動とは、心拍数が上がるような運動のことです。例えば、走る、跳ぶ、投げる、蹴るなどの運動です。
  • 週に2回以上、筋力トレーニングをしましょう。筋力トレーニングとは、筋肉に負荷をかけるような運動のことです。例えば、腕立て伏せ、腹筋、スクワットなどの運動です。
  • 毎日、柔軟性やバランス感覚を高める体操をしましょう。柔軟性やバランス感覚とは、体の動きの幅や安定性を高める能力のことです。例えば、前屈、後屈、開脚、片足立ちなどの体操です。

これらの運動は、子どもの成長にも良い影響を与えます。

骨や筋肉の発達を促し、身長や体重の増加にも寄与します。

また、運動は、心や脳の働きにも良い影響を与えます。

気分や集中力を高め、ストレスや不安を減らします。

子どもロコモの対策

子どもロコモの対策には、医師や理学療法士などの専門家のアドバイスを受けることが大切です。

子どもロコモの状態や原因によって、適切な治療やリハビリテーションが異なります。

医師や理学療法士などの専門家は、子どもの運動機能の詳細な検査を行い、問題点や改善点を見つけます。

その上で、子どもに合った運動プログラムや器具の使用を指導します。

子どもロコモの対策には、親や教師などの周囲の人の協力も必要です。

子どもに運動の楽しさや大切さを伝え、一緒に運動をしましょう。

子どもの運動の様子や変化に気づき、ほめたり励ましたりしましょう。

子どもの自信ややる気を高めることが、子どもロコモの改善につながります。

子どもロコモの体操

子どもロコモの予防や対策に役立つ体操を紹介します。

次の体操は、子どもでも簡単にできるものです。

毎日、5分から10分程度の時間をとって、楽しく行いましょう。

  1. 首の体操:首をゆっくり左右に回します。次に、首をゆっくり前後に動かします。最後に、首をゆっくり左右に傾けます。それぞれ5回ずつ行いましょう。
  2. 肩の体操:両手をまっすぐ前に出して、手のひらを合わせます。そのまま、両手をゆっくり上に上げて、頭の上で手のひらを返します。その後、両手をゆっくり下に下ろして、元の姿勢に戻します。これを10回繰り返しましょう。
  3. 背中の体操:両手をまっすぐ横に広げて、手のひらを上に向けます。そのまま、両手をゆっくり後ろに引き寄せて、胸を張ります。その後、両手をゆっくり前に出して、背中を丸めます。これを10回繰り返しましょう。
  4. 腰の体操:両手を腰に当てて、足を肩幅に開きます。そのまま、腰をゆっくり左右にひねります。次に、腰をゆっくり前後に動かします。最後に、腰をゆっくり円を描くように回します。それぞれ10回ずつ行いましょう。
  5. 足の体操:両手を壁や机について、足を後ろに伸ばします。そのまま、かかとをゆっくり床につけて、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。次に、足を前に曲げて、太ももの裏の筋肉を伸ばします。最後に、足の指をゆっくり上下に動かします。それぞれ10秒ずつ行いましょう。

子どもロコモの影響

子どもロコモは、子どもの健康や生活に様々な影響を及ぼします。

次に、子どもロコモの影響の一部を挙げます。

  • 身体的影響:子どもロコモは、肩こりや腰痛、骨折などのケガや痛みを引き起こすだけでなく、成長にも悪影響を与えます。骨や筋肉の発達が阻害され、身長や体重の増加が遅れたり、姿勢が悪くなったりします。また、心臓や血管の健康にも影響し、高血圧や動脈硬化などのリスクが高まります。¹²
  • 精神的影響:子どもロコモは、気分や集中力を低下させ、ストレスや不安を増やします。運動不足や姿勢不良は、脳の血流や酸素供給を減らし、脳の働きに悪影響を与えます。また、運動することで分泌されるエンドルフィンやセロトニンなどのホルモンが減り、気分が落ち込んだり、イライラしたりします。³⁴
  • 社会的影響:子どもロコモは、友達との関係や学業にも影響します。運動機能が低下すると、体育や運動会などの学校行事に参加できなかったり、遊びについていけなかったりします。これは、子どもの自己肯定感やコミュニケーション能力にも影響し、孤立やいじめの原因になる可能性があります。

以上のように、子どもロコモは、子どもの健康や生活に多方面にわたって影響を及ぼします。

子どもロコモは、早期に発見して対策をとることが重要です。

子どもの運動機能をチェックして、子どもロコモの予防や改善に努めましょう。

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