日本のチカラで、岩手県陸前高田市にある陸前高田発酵パークカモシーを特集しました。
岩手県陸前高田市にある陸前高田発酵パークカモシーは、醤油などの発酵食品を楽しむことができ、震災後でも賑わいを見せているそうです。
目次
醸すは奇跡の味 陸前高田発の発酵テーマパークの未来
岩手県陸前高田市にある陸前高田発酵パークカモシーは、発酵食品なら何でも揃います。
奇跡の一本松があり、大規模な復興事業が行われた地区にあります。
塩麹シャケのはらこ飯は、イクラを奇跡の醤で漬けた人気メニューです。
奇跡の醤を生産する八木澤商店は、カモシーのすぐ近くにあります。
商品開発室の加藤千晶室長が生み出したヒット作の1つが白だしです。
世界的評価が高いフランスのレストランも使用しています。
世界の一流が認める味は、地元を訪ね歩く宝探しから生まれました。
八木澤商店一関工場
八木澤商店の味噌や醤油は、一関市の工場で生産されています。
9代目社長の河野通洋さんは、震災後のがれきの中から醤油造りに欠かせないもろみを探しました。
被災した県内の研究所で、保存状態の良い八木澤商店のもろみが見つかったと連絡が入り、そのもろみで仕込んで生まれたのが奇跡の醤でした。
震災後の河野さんは、ボランティア活動をしながら、会社存続と雇用の確保を宣言しました。
八木澤商店は、7割が女性で、女性の幹部も多いので、河野さんら男性陣は、肩身が狭いそうです。
河野さんの信頼が厚いのが、カモシー店長の阿部史恵さんです。
休む間もなく動き回っていました。
この日は、社長自らが発酵文化を伝えるイベントのために機材を準備していました。
発酵文化の価値を伝える地道な取り組みがカモシーの賑わいにつながっています。
河野さんは、味が良ければ自社製品以外も販売します。
違いを楽しむのも、食文化の豊かさの一つだと語りました。
開発に取り組む新商品
加藤さんが開発に取り組む新商品は、フルーツの発酵ドリンクでした。
昨年から自社で糀を作れるようになったのが大きいそうです。
ブルーベリーとイチゴの2種類を試作中でした。
糀と果物の甘さを一度に味わえる発酵ドリンクを目指しているそうです。
素材が良いので、妥協はしたくないと開発に数ヶ月以上かかりました。
試飲会の前日に、ようやく納得できる味が完成しました。
デパートでの催事
加藤さんは、河野社長と一緒にデパートでの催事の打ち合わせに出席しました。
発酵マルシェ CAMOCY in 藤崎は、カモシーの店舗も参加する初の催事で、陸前高田からも近い宮城県仙台市で開催されます。
前日には、加藤さんと河野社長が現地に赴きました。
持ち込んだ商品が多く、準備には時間がかかりました。
イベント慣れしている加藤さんは、初めての出店者にアドバイスもししました。
イベント初日は、あいにくの雨でしたが、開催中には、仙台七夕まつりも始まり、人出は増えました。
加藤さんは、商品だけでなく、カモシーもアピールしました。
お盆休みを迎えたカモシーは、いつも以上の人で賑わい、仙台ナンバーの車もありました。
カモシーの物語
発酵ドリンクの開発を終えた加藤さんは、浜のお母さんたちの元を訪れ、一緒に開発した牡蠣のアヒージョを食べていました。
被災地の賑わいを取り戻すカモシーの物語は、まだまだ続いていきます。
Twitterでの日本のチカラで特集した陸前高田発酵パークカモシーの話題
@maashii_taiyo マーシーさん 『日本のチカラ』みました~😄
— ちゃくん(@eq1z4J9QeqP9YsC)Sat Oct 01 03:38:34 +0000 2022