新型コロナウイルスが猛威をふるっている最中、もう春がやってきます。
ということは、花粉症もやってくるわけです。
花粉症の発症する時期は、主に冬の終わりから春にかけてです。
この時期は、スギの花粉が非常に多く飛散するため、花粉症に悩まされる人が一気に増えます。
その地域によっては、スギ花粉のピークが違います。
関東は2月の中旬、東北は3月上旬、九州は2月の上旬に多くなります。
スギ花粉が、花粉症の原因の大部分を占めているため、ピークのときは念入りな対策を取らないといけません。
また、シラカバやハンノキといったカバノキ科の花粉は4月~6月にかけて飛散します。
近畿地方に、たくさん植えられているので、近畿地方の人は注意してください。
カモガヤなどのイネ科の花粉は5月~8月にかけて飛散し、ブタクサの花粉は8月~9月にかけて多くなります。
花粉が多くなったときは、自宅の掃除を念入りに行うようにしましょう。
窓を開けるのを極力避けたり、玄関先で服に付着している花粉を払うのも効果的です。
そして、外出する時にマスクをしたり、生活習慣を改善するというのも花粉対策になります。
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目次
恐怖の花粉症の症状
花粉症の症状。
それは、花粉が鼻や喉、目などに付着した際に起こるアレルギー反応です。
主な症状としては、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみの4つです。
この4つが花粉症の代表的な症状で、くしゃみは連続して起こり、回数が異常に多くなります。
風邪の症状とよく似ているため、風邪と間違われることも多いのですが、花粉症は、シーズン中ずっと症状が続きます。
風邪は1週間程度で治りますが、なかなか治らないときは花粉症を疑った方がいいかもしれません。
風邪なのか、花粉症なのか判断したいときは、鼻水の色を確認しましょう。
花粉症は鼻水がサラサラしていますが、風邪は黄色いネバネバした鼻水になります。
目のかゆみを強く感じる場合も花粉症の可能性が高いです。
そして、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ以外にも症状が現れることがあります。
人によっては、乾いたせきやのどの痛み、呼吸困難、倦怠感といった症状が現れます。
ただ、今は、このような症状が現れて、長引くようなら、新型コロナウイルスも疑ってみてください。
また、花粉症だと、花粉が皮膚に付着することで肌荒れを起こしたり、耳にかゆみを感じることもあります。
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花粉症を悪化させる食べ物
花粉症になったら、食べ物にも注意が必要です。
食べることで花粉症を悪化させる食べ物もあります。
例えば、次のような食べ物は花粉症を悪化させるかもしれないので気をつけましょう。
- 乳製品
- 高タンパクな食べ物
- 砂糖
- 脂肪分の多い食べ物
- 加工食品やファーストフード
- 生の野菜や果物
牛乳、チーズなどの乳製品は、花粉症の症状を悪化させる危険があります。
牛乳は駄目ですが、豆乳は飲んでも問題ありません。
肉や卵などの高タンパクの食べ物も避けるようにしましょう。
花粉症の人は、魚中心の食生活に変えた方がいいです。
砂糖を多く含む食べ物は、アレルギー反応を促してしまうので、ケーキやアイスクリームなどの食べ過ぎに注意しましょう。
揚げ物など脂肪分の多い食べ物も、花粉症を悪化させます。
特にサラダ油は危険です。
代わりにオリーブオイルを使うようにしましょう。
加工食品やファーストフードには、花粉症を悪化させる成分が含まれています。
体にも良くないので、控えるようにしましょう。
生の野菜や果物も、花粉症の人は気をつけてください。
生野菜には、ヒスタミン、果物には、セロトニンと呼ばれる成分が含まれていて、この成分が花粉症を悪化させることがあります。
野菜は、加熱すれば問題ありません。
逆に、果物もリンゴであれば花粉症改善に有効です。
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市販薬でも花粉症を改善できる
花粉症の薬は、ドラッグストアに行くとたくさんの種類が売っています。
でも、市販薬で花粉症を改善できるのでしょうか?
改善はできますが、軽度の花粉症の場合です。
中度や重度の花粉症になると、市販薬を使い続けても改善しないことが多いです。
症状が酷いときは、市販薬に頼らず、病院に行って治療薬を処方してもらってください。
また、症状が軽くても、使用する市販薬によっては、効果が見られないこともあります。
自分に合った市販薬を使用するためにも、まずは薬剤師に相談してください。
自分で選ぶのではなく、症状を伝えて薬剤師に選んでもらった方が、効果のある市販薬を買えます。
市販薬を、価格の安さで決めてしまうとイマイチ効果が弱いこともあるので注意が必要です。
病院の薬であっても、市販薬であっても、使い続けることが重要です。
1日や2日使用しただけでは改善できません。
しばらく同じ薬を使い続けるようにしてください。
そうすると少しずつ症状が緩和していきます。
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花粉症は病院で治せる
花粉症かもしれないと思ったら、まずは病院を受診しましょう。
病院で検査をしてみないことには、花粉症なのかどうかを自分で判断するのは難しいです。
また、病院で適切な治療を受けることで、花粉症が治る可能性が高くなります。
今まで酷かった花粉症の症状も病院に行けば、劇的に軽減できることがあります。
基本的に、病院では薬物療法で花粉症を治療していきます。
抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬、鼻噴霧用ステロイド薬などといった薬を使用することが多いです。
目の症状が酷いときは、点眼用抗ヒスタミン薬や点眼用遊離抑制薬、点眼用ステロイド薬などを使用します。
薬を使用した治療で効果が得られないときは、レーザー手術を勧められることもあります。
レーザー手術をすることで、鼻粘膜の焼、鼻づまりを治すことができます。
この手術には、保険が適用されるので、自己負担額は軽減されます。
他に、体質改善を目的とした免疫療法を用いる病院もあります。
病院によって治療法が違いますから、今通っているところで改善しないようなら、通う病院に変えてみるのも一つの方法です。
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注射で花粉症が治る
注射で花粉症を治すことができます。
効果には、個人差があります。
注射によって症状が大幅に改善する人も多いです。
花粉症の注射の種類は、次の通りです。
- ステロイド注射
- アレルゲン注射
- ヒスタミン注射
とても効果が高いのがステロイド注射です。
一度の注射で症状を改善でき、1ヶ月~3ヶ月程度効果が続きます。
ただ、ステロイド注射は、効果が強い分、
- 免疫力低下
- 糖尿病
- 胃潰瘍
- むくみ
- ホルモン異常
- 皮膚障害
- 肝機能障害
といった副作用も現れやすいというデメリットもあります。
アレルゲン注射を何度も打つことで、花粉症が完治することがあります。
3つの注射の中で、唯一、完治が望めるのがアレルゲン注射です。
副作用もほとんどなく、安全性も高いです。
そのかわり、2年~3年ほど病院に通い続ける必要があります。
ヒスタミン注射は、その1シーズンを快適に過ごしたい人におすすめです。
副作用が少ないわりに、十分な効果が期待できます。
副作用が出ても、蕁麻疹や眠気、頭痛、発熱程度です。
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ハーブティーで花粉症が改善するのか?
花粉症対策に、有効だといわれているハーブティー。
あくまでハーブティーですから、お茶、嗜好品です。
薬では、ありませんが、ハーブティーを飲み始めてから症状が緩和されたという人もたくさんいます。
リラックス効果も期待できるので、花粉症対策にハーブティーを飲んでみるのもいいかもしれません。
花粉症におすすめのハーブティーは、次のようなものがあります。
- カモミール
- エルダーフラワー
- ペパーミント
- ネトル
カモミールには、ヒスタミンの生成を抑制して、粘膜系のかゆみを軽減する働きがあります。
ただ、キク科アレルギーの人は、注意が必要です。
症状が悪化するので避けましょう。
エルダーフラワーには、抗アレルギー作用があるので、花粉症の初期症状に効果的です。
感情を落ち着かせる効果もあるので、寝つきが悪い人にもおすすめです。
ペパーミントには、炎症やかゆみを緩和する働きがあり、鼻水や鼻づまりといった花粉症の症状に効果があります。
ネトルは、アレルギー症状を緩和する働きを持っています。
予防効果もあるので、花粉症のシーズン前から飲んでおきましょう。
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ヨーグルトで花粉症が改善するのか?
花粉症に悩まされている人は、ヨーグルトを食べるようにしましょう。
なぜヨーグルトがいいのか?
それは、乳酸菌が含まれているからです。
乳酸菌を体内に取り入れることで、腸内環境を改善することができます。
腸内環境が良くなると、免疫力がアップするので、症状の悪化を防げます。
また、普段からヨーグルトを食べることによって、体質を改善でき、花粉症予防にもなるといわれています。
すぐに効果が出るわけではないので、3ヶ月~6ヶ月は続けた方がいいでしょう。
そして、ヨーグルトなら何でもいいというわけでもないんです。
砂糖の入ったヨーグルトは、効果がありません。
甘くなく、乳酸菌が腸まで生きた状態で届くヨーグルトがおすすめです。
花粉症対策に有効なリンゴを、ヨーグルトの中に入れるとさらに効果が高まります。
甘さがどうしても欲しいときは、砂糖ではなく、黒蜜や黒糖を入れてください。
体質改善を目的とした方法なので、できれば症状が現れる前から食べ始めることをおすすめします。
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