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解体キングダム!昭和の名建築中銀カプセルタワービルを解体せよ!

昨日の解体キングダムでやってた東京都銀座にある昭和の名建築、中銀カプセルタワービルの解体をまとめてみました。

昭和の名建築中銀であるカプセルタワービルを解体せよ

今回解体したのは東京都銀座にある中銀カプセルタワービルでした。

1972年完成したビルです。

メタボリズム建築

メタボリズム建築は丹下健三らによって広められました。

そのコンセプトをもとに黒川紀章が生み出したのが中銀カプセルタワービルでした。

雑誌の撮影で訪れたときそのデザインに一目惚れしたと言う伊野尾さん。

解体決定

去年老朽化で解体されることが決まると、別れを惜しむファンが大勢集まりました。

一体どうやってこのカプセルを解体するのでしょうか。

高さ53mでカプセルは140個と言う中銀カプセルタワービル。

壁とカプセルはボルト4本だけで固定され、床部分は突起が台座に差し込まれているだけです。

軽量化のため画期的な構造が解体を難しくしています。

カプセルゆりかご作戦

解体の難関ポイント1は、どうやって崩壊寸前のカプセルを安全に取り外すかでした。

特注の装置にカプセルを載せクレーンで地上に下ろす

「カプセルゆりかご作戦」

で挑みました。

目の前には首都高とビルがあるため、大型クレーンを置くために先に隣のビルを解体しました。

この日着脱リフターが搬入され、最長75mの大きなクレーン車が完成しました。

カプセルゆりかご作戦が始まりました。

最初に最上階のカプセルを取り外します。

わずか20cmの隙間に鉄骨を入れて吊り上げようとしましたが、配管が邪魔で鉄骨が密着しません。

床を切断して手探りの作業が続きました。

続いて4本のボルトを取り外しました。

底についた突起がサビて台座から抜けません。

荒川さんは台座ごとタワーから切り離すことにしました。

作業開始から3時間、カプセルがゆりかごにつり上げられてミッションは大成功しました。

解体職人荒川

荒川さんが解体の世界に飛び込んだのは19年前だそうです。

これまで200件以上に携わりましたが、一つとして簡単な現場はなかったそうです。

設計図にはコンクリートと書いてあっても実際にはプレキャストを使っていて、重機が乗せられないなど解体工事では鵜呑みにすることはできないそうです。

図面すら残っていないケースもありました。

解体とは現場ごとに正解を模索しなければならない仕事です。

傷一つつけず保管用カプセルを取り外せ

難関ポイント2は、どうやって傷一つつけず保管用カプセルを取り外すかと言うことでした。

荒川さんが用意したのは手動式ジャッキでした。

床の老朽化が激しく崩壊の危険があるため、ゆりかご作戦を断念していました。

建設当時と同じ吊り環の穴を利用し解体することにしました。

吊り環と手動式ジャッキで見事突起が抜けて、保管用カプセルを外すミッションは大成功しました。

荒川さんは、

「形として残って未来につなげていけるのは誇りに思う」

と話しました。

伊野尾さんは、

「黒川紀章さんが建築当初に思い描いたカプセルの入れ替えとは違うかもしれないけどカプセルが世界各地に広がっていろんな人に愛されると思うと感慨深い」

と話しました。

去年10月に解体は無事完了しました。

保管されたカプセルは当時の姿に修復され、新たな場所で再び夢を与えます。

Twitterでの解体キングダムでやってた中銀カプセルタワービル解体への反応

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