
お正月といえば
「お屠蘇」
だけど…
皆さん、こんにちは。
アラ還おやじです。
もうすぐお正月ですね。
お正月料理と一緒に用意するのが
「お屠蘇(おとそ)」
です。
でも、最近は
「子供にお酒を飲ませていいの?」
「運転するからお酒は困るな」
という声もよく耳にします。
今の時代、お屠蘇はどう楽しむのが正解なのか?
昔ながらの知恵と、今のスタイルを合わせてご紹介します!
目次
お屠蘇(おとそ)って、そもそも何のため?

「お屠蘇」
は、ただのお酒ではありません。
5種類~10種類くらいの体に良い
「生薬(しょうやく)」
を漬け込んだ、いわば
「お正月限定の健康ドリンク」
なんです。
- 「屠」……悪いものを追い払う
- 「蘇」……魂をよみがえらせる
という意味があり、
「一年間、家族みんなが病気をせず、元気に過ごせますように」
という願いが込められています。
今どきは「ノンアルコール」が当たり前!
昔は、子供も形だけ口をつけることがありましたが、今は
「ノンアルコール」
で楽しむのが主流です。
「子供やアルコールが苦手な人に、無理にお酒を飲ませる」
のは、今の時代には合いませんよね。
せっかくの健康を願う行事ですから、みんなが笑顔で飲めることが一番大切です。
おすすめの「ノンアル代用品」
- 甘酒(米麹タイプ):「飲む点滴」と言われるほど健康的で、お子さんも大好きです。
- リンゴジュース:見た目が黄金色で、おめでたい雰囲気にぴったりです。
- 屠蘇散+お湯:市販の「屠蘇散(とそさん)」を熱いお湯に入れて、お茶のようにして飲むのもアリです!
小学生の孫にも教えたい!お屠蘇の正しいルール
もしお孫さんに
「どうやって飲むの?」
と聞かれたら、こう教えてあげてください。
- 飲む順番は「若い人」から!普通はお年寄りから飲みますが、お屠蘇は逆です。若い人の「若さ」を年長者に分け与え、みんなで元気になるためと言われています。
- 「一人飲めば一家に病なし」みんなで少しずつ分かち合うことで、家族全員の健康を願います。
簡単!「屠蘇散」を使った作り方
スーパーの薬膳コーナーやドラッグストアで売っている
「屠蘇散」
のティーバッグを使えば、とっても簡単です。
- お酒の場合:日本酒やみりんに一晩(5~8時間)漬けるだけ。
- ノンアルの場合:温かい甘酒や、煮出したお茶にサッと浸して香りを移しましょう。
シナモンのような独特の香りがして、これだけで
「あぁ、お正月だなあ」
という気分になれますよ。
まとめ!形よりも「心」が大事
今の時代、お屠蘇をお酒にするか、ノンアルコールにするかは自由です。
大切なのは、
「家族みんなが今年一年、健康で幸せに過ごせますように」
という願いを共有すること。
「おじいちゃん、これおいしいね!」
なんて言いながら、ノンアルコールの甘酒で乾杯するお正月。
それもまた、新しい時代の素敵な伝統の形だと私は思います。
皆さんも、無理のないスタイルで、健やかな新年をお迎えくださいね!