マツコさんと有吉弘行さんがMCを務める人気番組「かりそめ天国」。
今回のテーマは「未知のイタリアン」でした。
日本でも馴染み深いイタリア料理ですが、まだまだ知られていないディープな料理が数多く存在します。
今回は、そんな未知のイタリアンに迫ります。
絶滅寸前!?サルデーニャの「神の糸」フィリンデウ
まずご紹介するのは、サルデーニャの伝統料理「フィリンデウ」です。
フィリンデウは、羊の骨をベースにドライトマトなどで出汁をとったスープに、細麺が板状になったパスタを合わせた一品です。
このパスタは「神の糸」とも呼ばれ、その作り方はサルデーニャ島独自の技術によって受け継がれています。
しかし、完璧に作れる継承者はわずかしかおらず、まさに絶滅寸前の料理と言えます。
「ペペロッソ」は、イタリア全20州で修業したシェフ・今井さんが手がけるお店で、イタリア全土の手打ちパスタを提供しています。
特に、このフィリンデウは、現地の技術をそのまま再現しており、訪れたお客さんからの評価も上々です。
南チロルの「スペッツレ」 日本にも馴染み深い蕎麦粉を使ったパスタ料理
次にご紹介するのは、南チロルの料理「スペッツレ」です。
南チロルは山岳地帯で気温が低いため、寒さに強い蕎麦粉が重宝されています。
この蕎麦粉を使ったパスタ料理であるスペッツレは、日本人にも馴染み深い味わいです。
豪徳寺にある「三輪亭」では、南チロルの伝統料理を提供しており、スペッツレもその一つです。
また、南チロルには他にも、ミートソースをかけるそばがき風の料理など、日本の食文化と共通点が多い料理が存在します。
これらの料理は、現地の気候や風土が反映されたものであり、食べることでその土地の歴史や文化を感じることができます。
シチリア料理の「ティンバッロ」 驚きの密度と美味しさ
最後にご紹介するのは、シチリア料理の「ティンバッロ」です。
シチリア島は、様々な国の統治を受けた歴史があり、その影響を受けた食文化が特徴です。
特に、フランス統治時代の影響が色濃く残る料理が多く、手の込んだ料理が多いです。
「フィーコ ディンディア」は、日本有数のシチリア料理店であり、ここで提供されるティンバッロは絶品です。
パルミジャーノチーズを敷いたナスの中にミートソースなどを敷き詰め、ナスで蓋をしてオーブンで1時間焼き上げるこの料理は、その密度と美味しさに驚かされます。
まとめ
今回の「かりそめ天国」では、サルデーニャの「神の糸」フィリンデウ、南チロルの「スペッツレ」、そしてシチリアの「ティンバッロ」と、未知なるイタリアンの魅力をたっぷりとお届けしました。
マツコさんと有吉さんも、そのディープな味わいに感動し、「安心できる感じのものが多い」と話していました。
未知の料理に触れることで、新たな発見と感動が生まれること間違いなしです。
ぜひ、皆さんもディープなイタリアンの世界に足を踏み入れてみてください。