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ニッポンの底力は鉄道王国物語だった

ニッポンの底力は鉄道王国物語でした。

ついにオープンてっぱく新館大特集

7月5日にオープンしたばかりの鉄道博物館新館の見どころを特集しました。

高橋克典さんたちは、鉄道博物館の開館したばかりの新館へ案内されました。

中に入るとすぐ目の前にE5系、400系の車両が展示されています。

案内してくれる学芸員の奥原哲志さんが紹介されました。

新館の1階は、鉄道に関するいろいろな分野の仕事を紹介する仕事ステーション、2階はE5系も体験できるシミュレーターコーナー、3階は鉄道の歴史を紹介する歴史ステーションとなっています。

E5系は国内で初めて時速320kmで営業運転をした車両で、2013年当時世界最速の列車でした。

400系

400系を紹介しました。

400系は、日本で始めて在来線を走った新幹線です。

効率化のため、自動化された連結部分を持っています。

鉄道博物館新館3階歴史ステーション

鉄道博物館新館3階の歴史ステーションを紹介しました。

増上寺の鐘のレプリカが展示されています。

ここで、新館の展示内容を選んだスタッフの1人でもある学芸員の誉田匠さんが紹介されました。

誉田さんは、鐘が展示されている理由について説明しました。

時計のなかった時代、列車の出発時刻を決めても人々はそれを知る方法がありませんでした。

そこで当時の鉄道当局は、増上寺に駅の近くに鐘を移設して鳴らすように頼みました。

鐘は15トンと重かったため移設できませんでした。

ひんな当時の時間の事情を知ってもらいたくて、象徴として展示することにしたそうです。

昭和8年のダイヤグラムが紹介されました。

この時代には時計が普及し、通勤ラッシュもあったそうです。

?などと書かれた一枚の切符のようなものが見せられ、

「一体これは昭和7年の何の切符でしょう?」

という問題が出題されました。

正解は

「日本初のミステリー列車の乗車券」

で、500人分のチケットが発売1時間で売り切れると言う人気ぶりだったそうです。

このようにして、昔から鉄道は自ら観光を作り出してきました。

実は、初詣も鉄道が仕掛けたものでした。

鉄道博物館新館1階仕事ステーション

鉄道博物館新館で、次に案内されたのが仕事ステーションでした。

鉄道関係の様々な仕事が紹介され、車掌の仕事などを体感することもできます。

市川紗椰さんが車掌の仕事を体感し、

「忙しいです」

などと感想を話しました。

パンタグラフ

鉄道博物館本館にある200系新幹線の前で、ハマカーンが取材した東洋電機製造設計部の中島伸治さんが、パンタグラフのバネの力の重要性を説明しました。

バネの力でパンタグラフが電線にちゃんとついていることで安定した電気を車内に送ることができます。

さらに、中島さんの先輩でパンタグラフ一筋30年の新井博之さんが紹介されました。

新幹線の騒音問題の中でも、空力音が一番大きな問題で、それを減らすためにパンタグラフの形状をひし形からシングルアームへ変化させたことを説明しました。

ここで、

「新井さんたち技術陣はこの低騒音シングルアームに更に騒音を減らすある工夫をしました。それはなんでしょうか?」

という問題が出されました。

正解は

「小さな穴を開けること」

でした。

穴を開けることで、音が出る原因となるカルマン渦を吹き飛ばすことが出来るそうです。

新幹線を深夜の大運搬

川崎港から鉄道博物館までE5系の車両が、車道で輸送される様子が紹介されました。

道交法に違反するレベルの大きさのため、特別な許可を得ています。

許可が出た22時から5時までの7時間の間に、60kmを走らなくてはなりません。

大手物流会社の精鋭部隊が行いました。

先導車、後導車も併せて走りました。

への字に屈折する特殊な牽引車を用いて、曲がり角も曲がることが出来ます。

それでも曲がりきれない狭い曲がり角は、後輪をリモコン操作で動かし対応しました。

22時30分、六郷橋を渡り、車両は都内へ入りましたる

その後も順調に走行し、1時54分、鉄道博物館搬入口に到着しました。

しかし、搬入口の幅は、これまでのどの交差点より狭く、最大の難関となりました。

巨大なE5系は、搬入口の反対側の道路を使い方向転換して搬入口に入れました。

これは、スイッチバックと言われる手法です。

車両は無事入ることができ、E5系の車両は、クレーンで新館の入り口に運ばれ、最後は作業員に押され人力で新館に入りました。

ついに公開された新幹線極秘施設

2020年、東海道新幹線に新型車両が登場しました。

これに先駆け、新型車両N700S」がお披露目されました。

特徴は、正面から見た時、左右両サイドにエッジが立っていることです。

デュアルスプリームウィング形と言い、走行時の風の抵抗を減らし騒音を軽減する効果があります。

さらに車体には、揺れを制御する最新の装置も搭載されていて、史上最高の騒音対策と乗り心地を実現しました。

開発には、愛知にある極秘施設が関わっていると言うことで、ハマカーンの2人が取材しました。

極秘施設とは、JR東海総合技術本部技術開発部のことでした。

敷地面積73ヘクタールの広大な施設で、東海道新幹線に関する様々な研究が行われています。

新幹線や鉄道の乗り心地を再現するシミュレーターもあり、これを用いて車両の傾きを調整したり制振制御装置の実験をしたりして、最高の乗り心地を実現しました。

また、施設には物のどこから音が発生しているのか詳しく調べることができる場所があり、走行時に受ける風と同じ強さの風を車両の模型に当て、車両のどの場所から音が出ているかを研究し騒音対策に活かしました。

新型観光列車の開発秘話

2020年の東京オリンピック・パラリンピック、インバウンド需要を視野に見据えて、続々と観光列車が誕生しました。

ロマンスカーは、10年ぶりにフルモデルチェンジしました。

車両には荷棚がなく、ゆったりした開放感ある作りになっています。

荷物は座席の下のスペースにしまうことができます。

通常、座席の下にはシートヒーターがあり、スペースが確保できませんが、シート下にヒーターを直に付ける策で、スペースを確保しました。

焼肉の七輪からヒントを得て、シートの下にヒーターを直付けしても熱くなりすぎないようにすることに成功しました。

知られざるパンタグラフ製造工場

パンタグラフは、架線から電気を取り込み電車を走らせる装置です。

ハマカーンは、パンタグラフの製造メーカーである東洋電機製造を取材しました。

日本で始めてパンタグラフを製造した歴史あるメーカーです。

パンタグラフが架線から離れないように、内蔵されたバネがパンタグラフを押し上げるようなつくりになっています。

案内してくれた渡辺紀夫さんから

「パンタグラフはどこを通って電気を伝えているか?」

という問題が出されました。

正解は

「パンタグラフの全体」

でした。

パンタグラフは、電気を通し錆びにくいステンレスが使われています。

パンタグラフの製造工程

パンタグラフの製造工程は、まずは200種類ある各部品に不備がないかチェックしていきます。

チェックが終わったら200種類の部品を20種類のパーツに組み立てていきます。

それが終わると塗装です。

塗料が壁につかないように、常時壁に沿って水が流れている場所で行います。

ここまで、すべて手作業で行っています。

車両のスピードや架線の種類に合わせてパンタグラフの個々の部分が専用で設計されているため、人の手で作っていかないとその種類への対応が難しいそうです。

その後、手作業で組み立てをして、さらに重要な押上力検査を行います。

架線を押し上げる力が適切かどうかの検査です。

アジアの鉄道が激変した日本人鉄道マンが伝えた秘策

世界一と言われるジャカルタの交通渋滞。

その解決策として、KCI鉄道が注目されています。

KCI鉄道の車両は、日本の中古電車です。

日本の車両を使う以前の車両は故障が多く、運行本数が少ないため、乗客が入りきれず、屋根の上に登る乗客もいて、感電や落下で年間約30人が死亡していました。

そこで設備がよく故障が少ない日本の中古車両が輸入されました。

さらに3年前、技術指導のため1人の鉄道マン、前田健吾さんがインドネシアに派遣されました。

前田さんは当初、やってると言うだけで中身のない現場の実態を目の当たりにしました。

現場スタッフは、点検に器具を使わず、ただ車両を見たり触ったりするだけでした。

さらに、部品も定期的にではなく、壊れて初めて交換するという、日本の常識では考えられない状態でした。

これではいくら故障の少ない日本の車両でも不具合が起きてしまいます。

KCI鉄道員の意識改革

前田さんは、インドネシア語を猛勉強し、定期的な部品交換の大切さなど整備のノウハウを直接現場スタッフに教えました。

前田さんの思いは、次第に現地スタッフに伝わっていきました。

しかし、運行スケジュールをいかに遵守させるかという問題がありました。

定時運行の大切さを伝えたい、前田さんのさらなる挑戦が始まりました。

まずは、制服と制帽に目をつけました。

凛々しい制服を身につけると乗務員の顔つきが変わりました。

さらに、日本式の指差し確認や号令も教え、誇りを持って仕事に臨めるよう意識改革をしました。

乗務員の意識の変化とともに電車の遅れは少なくなっていきました。

運転技術も格段に向上しました。

今では、定時運行を実現し、安全に対する意識も高まり、利用者から厚い信頼を寄せられています。

さらに、日本での研修も行いました。

研修を受けたスタッフからの提案で、現地では点字ブロックや狭いホームに合わせたベンチの設置、さらにオリジナルグッズのお店が開設されるなどしました。

KCI鉄道では、前田さんの跡を継ぐ日本人鉄道マンもいて、新たな課題へ挑戦し続けています。

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