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子供の頃苦かったコーヒーが大人になると旨くなるのは何故?

最近、雑学にハマっているアラ還おやじです。

さて、今日もそれがどうしたというような、ためになるのかならないのか、そんな雑学を紹介します。

それでは早速行きましょう

子供の頃苦かったコーヒーが大人になると旨くなるのは何故なのか?

※この記事はYouTube動画でも視聴できます。

子供の頃は苦くて大嫌いだった食べ物

ピーマンに春菊、ブラックコーヒー。

子供の頃は苦くて大嫌いだった食べ物が、いつのまにか好物になるのはなぜなんでしょうか?

チンジャオロースは、サラリーマンの昼食にもおなじみのメニューだし、すき焼きや鍋物に春菊がないのはやっぱり物足りないですよね。

コーヒーなんて、もはや習慣のように1日に何杯も飲んでいるという人も多いはずです。

味覚は年齢とともに成長するのが普通

人間の舌は、甘味、塩味、酸味、苦味、そして、うま味の5味を感じるようになっています。

中でも、酸味と苦味は、もともと腐敗や毒物といった危険を感知するシグナルとして機能していた味覚です。

そのため人間は、この二つの味を本能的に避けるようになっています。

じゃあ、いつからそれをうまいと感じるようになるのでしょうか?

人間の味覚を決定付けるものには、食べ物そのものが持つ特性や本人の健康状態、心理状態に加え、知識や経験といった情報も大きく関わってきます。

例えば、親や友人が美味しいと言いながら食べているところを何度も見たり、店員に、この魚の肝がうまいんだよなどと強く勧められたりすることで知識を刷り込まれます。

そして、実際に食べてみて、意外とイケる、子供の頃ほど嫌じゃないとなれば、あとは食べる回数を積み重ねることで美味しいと思うようになります。

このように、成長過程において継続的に摂取することで、嗜好が変化することは科学的にも証明されています。

つまり味覚は、年齢とともに成長するのが普通なんです。

苦味にも種類がある

苦味の成分には、コーヒーに含まれるカフェインやお茶に含まれるカテキン、チーズに含まれるペプチドなど複数あります。

だから、ニガウリは食べられるけど、コーヒーはどうしても飲めないなど、同じ苦い食べ物の中でも好き嫌いは当然出てきます。

そもそも、苦味の物質は、人体に不可欠な栄養素ではないので必ずしも取らなくてはいけないものではありません。

それでも我々が、苦い食べ物を欲するのは、味覚に対する欲求もさることながら、より刺激的なものを口にしたいという好奇心に他ならないんです。

最近は、若者が苦味のあるものを避ける傾向があります。

もちろん苦いものを無理やり好きになれとは言いいませんが、舌の幼児化が進んでいるのだとしたら、それはちょっと残念なことですね。

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