新型コロナウイルス対策の徹底が求められる中、臼杵市の市議会議員がマスクを着用せずに、未成年へのワクチン接種の停止を呼びかける活動をしていたようです。
臼杵市議会は、信頼を損なう行為だとして、14日、この議員に対して厳重注意したそうです。
臼杵市議会から厳重注意を受けたのは、無所属の若林純一議員ということです。
臼杵市議会事務局の話によると、若林純一議員は、先月末から今月初旬にかけて、市内の駅や小中学校周辺で複数回にわたって、未成年へのワクチン接種の停止を呼びかける内容のチラシを配ったそうです。
そのチラシの配布までは良かったのですが、マスクを着用しないで活動をしたために、市役所などに、相次いで苦情が寄せられていたそうです。
その報告を受けた臼杵市議会は、市議会の信頼を損なう行為だとして、これまでの言動を反省し市民の模範となるよう求める、厳重注意をしたようです。
この厳重注意に対して若林純一議員は、
「間違った情報を伝えたつもりはないが、マスクをつけずに子どもたちを怖がらせてしまったとすれば、配慮に欠けていたと思う。ワクチン接種について必要な情報を伝え、保護者と一緒に考えてもらえたらという思いで行った」
と話していたそうです。