驚き地球グレートネイチャーで、地球をめぐる風がつくる奇跡の絶景を特集していました。
カナリア諸島の絶景風の滝
カナリア諸島は2月、冬のヨーロッパからやってきた観光客で賑わいます。
お目当ては、温暖な気候と白砂のビーチです。
カナリア諸島は風の島と呼ばれています。
北緯28度のカナリア諸島は、貿易風の中にあるため、一年を通して東寄りの風が吹き付けています。
貿易風は、海から蒸発した多くの水蒸気を島に送り込み、驚きの光景を作り込みます。
写真家のアントニオ・カマチョさんから、ラ・パルマ島で撮影した貿易風が生んだ風の滝の写真を見せてもらいました。
風の滝は、貿易風が何日も吹き続けることで初めて現れる珍しい現象です。
風の滝の兆候がみられるとの連絡を受け、アントニオさんと現場に向かうと風の滝が観測できました。
尾根を見下ろす場所では、5000mほどの滝の幅が確認できました。
モンゴルで黒い嵐を追え
モンゴルのウランバートルは、鉱物資源の開発により街は発展を続けています。
偏西風が北上し、春にモンゴル上空にやってくると砂嵐を引き起こします。
中でも巨大なものは、砂が太陽を覆い隠すため黒い嵐と呼ばれています。
撮影クルーは、黒い嵐が生まれる瞬間をとらえるためゴビ砂漠の北にある村を訪れました。
数日後、砂と雲が太陽の光を遮り始め、黒い嵐の襲来をとらえました。
ベネズエラは世界一の雷多発地帯
ベネズエラのマラカイボ湖は、南米最大の湖です。
マラカイボ湖一体は、年間200日以上雷が発生する世界一の雷多発地帯です。
マラカイボ湖は、周りをアンデス山脈に囲まれた独特な地形をしていて、海からの暖かい風が入り込むと積乱雲が発達し雷が多発します。
マラカイボ湖の隣には、カタトゥンボ湿原が広がっていて、間の砂州では湖と湿原で起こる2種類の雷を見ることができます。
赤い稲妻は、遠くで光り続けるため、カタトゥンボの灯台と呼ばれます。
蜘蛛の巣のように上空へと伸びていくスパイダー雷も観測できました。
ハワイ カウアイ島は虹の島
カウアイ島では、貿易風が運ぶ海からの湿った風が中央にそびえる標高1500mを超える山々にぶつかり大量の雨をもたらします。
その雨が美しい虹をもたらします。
多くの虹がみられることから、カウアイ島は虹の島とも呼ばれます。
月の光と雨が出会って生まれるナイトレインボーは、満月の夜に姿を現します。
月の明るさは、太陽の45万分の1のため、ナイトレインボーは満月の前後にしか現われません。
Twitterでの驚き地球グレートネイチャーへの反応
今、NHKでグレートネイチャー見てたらモンゴルの砂嵐の映像が出てて、リテムの砂嵐すげぇってなってる
— エイリ@ship10ゆるゲーム配信(@areeiri9999)Wed Nov 09 01:41:32 +0000 2022